雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (62)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (264)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (71)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Rise... 39





Rise... 39



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ゆっくり、離れていく。

淫靡なリップ音をさせながら。

心臓がドクドクとやかましいくらい鳴っている。

耳元で発しているんじゃないかっていうくらいに。

瞬きをするのも忘れて、ただ茫然とチャンミンを見つめ返して。

頭は真っ白。

茫然とするオレの視界の中で、チャンミンが艶やかに微笑んだ。

「仕返し」

そう、イタズラっ子のように囁いて。

掴まれていた胸ぐらが解放され、その手で缶ビールを持ってまたゴクゴク。

さっきまで、オレに触れていたその唇で。

「嫌じゃ、ないのか…?」

気づくとそう問いかけていた。

だって、普通そうだろ?

男同士でキスなんて、普通じゃない。

どう考えても。

「別に、嫌じゃなかった」

「オレのこと、好きなの…?」

「それはわかんない。でも、ユノは僕のこと好きだよね?」

「…」

どう答えていいのかわからない。

でも、無意識に頷いていた。

「気持ち悪くない…?」

「それもないかな。いまのところ」

曖昧な答え。

はぐらかしているようにも聞こえるけど、そうではないようにも思える。

ホントにわかっていないみたいで。

頭の中がぐちゃぐちゃにこんがらがっている。

そんなオレなんかお構いなしにチャンミンはまたオレの頭をぐしゃぐしゃ。

気づくとチャンミンの腕の中に戻っていた。

これは、いったいどういうことなんだろう…。

嫌がってないなら、いいのかな…?

でも、これって結構生殺しに近い気がする。

オレの気持ちを知ったうえで、弄ぶような行動をしているのだから。

嫌じゃないから、拒否はしないけど。

だって、触れていたい。

チャンミンの特別でありたい。

その願望が強すぎて。

「嫌いではないよ、ユノのこと。最初はそりゃもうっていうくらいムカついたし、腹立ったけど」

「…」

「ユノが後悔しているのもわかったし、反省しているのもわかった。人を助けたいっていう心意気も」

ちゃんと、伝わってた…。

奇跡みたいだ。

絶対許してくれないだろうと思っていたのに。

たとえ許してくれたとしても、もっと時間がかかるだろうと思っていたし。

「それに…バカだし、お人よしだし、お子様だし」

「オレ、バカにされてる…?」

なんかどんどん脱線していっている気がする。

そう問いかければ、肯定するようにクスクスと笑う声が聞こえた。

完全に弄ばれてるし…。

別にいいけど。

「いまは、興味があるってカンジかな…?」

「…?」

「触れて、何も見えないのはユノが初めてだし。ユノの前でだけ、僕は”普通”でいられる」

素直に喜べない…。

いや、そもそも喜んでいいところなのかわからない。

オレはどういうポジションなんだ?

さっぱり、不明だ。

とりあえず…いままで通りでいいってことなのかな…。

キス、しちゃったけど。

「良くも悪くもユノは僕の特別だ。僕の初めてをすべて奪ってくんだから」

「初めてって…」

なんか、頭がエロイ方にばっかいってしまう。

さっきキスなんかしたせいだ。

「初めてできた友人で、初めて僕を裏切った人で、初めて普通に接することができる人」

「…」

「あぁ、ファーストキスもユノになるか」

「…っ」

初めて、なんだ…。

喜んじゃいけないんだろうけど、嬉しい。

身悶えそうになるくらい。

でも、初めて裏切った人にはなりたくなかったな…。

自覚はしているけど、言われるとやっぱりショックだ。

「落ち込んでんの?」

「悪いかよ…」

「いまさらじゃん」

「それは、そうだけど…」

消せるなら、消したい。

いますぐにでも。

でも、できないということは嫌って言うほどわかっている。

何度記憶から抹消しようと思っただろう…。

しかし、消せなかった。

ゆえにオレは警察官という職業に憧れた。

なろうと思った。

二度と、目を背けないために。

「やっぱ…まだ、怒ってる…よな?」

「怒ってない。いまは」

「ホントに…?」

「ウソ言ってどうすんのさ」

ちょっと安心。

それに、怒ってたらチャンミンは言うはず。

隠すことなく、ストレートに。

それこそ再会したあのときみたいに。

「ユノといるのは意外と楽しい。言動がおかしいから」

「おかしいって言うな」

「だって、おかしいものはおかしい」

否定できない…。

さっきのキスにしたってそうだ。

明らかにおかしい。

冷静になり始めた頭。

考えれば考えるほどに恥ずかしくなってきて、穴があったら入りたいと切に思う。

なんであんなことしちゃったんだ…?

無意識って、ヤバイだろ…。

意図的にやったっていうならまだ自制のしようがあるのに。

「部屋は汚いし」

「それ、いまは関係ないだろ」

なんかもう、情けなくなってきた…。

オレ、大丈夫か?

考えるまでもなくダメな気がする。

きっと、チャンミンとの距離が急激に近づきすぎたせいだ。

とはいえ、離れるという選択肢はない。

誰よりもそばにいたい。

この場所は、誰にも譲りたくない。

「いいからもう、ビール飲んでろよっ」

これ以上曝し者にされたくない。

オレのことをもっと知ってほしいなんて言ったけど、急に恥ずかしくなった。

缶ビールを押し付けて、ぎゅっと身体を小さく丸めて。

「なに照れてんの?」

「照れてないっ」

「じゃあ、恥ずかしかってる」

「…っ」

なんでチャンミンはオレの心を見事に言い当てるんだ?

見えてないなんて言って、ホントは見えてる?

ふと浮かんだ疑惑。

窺うようにチャンミンを見やれば、押し付けたビールをおいしそうに飲んでいた。

オレのことなんかどうでもいいと言わんばかりに。

それはそれで面白くない。

「ホント、ユノは面白いな…」

なんて呟くんだ。

オレは全然面白くないし。

もう、どうしたらいいんだかさっぱりだ。



to be continued.







関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.