雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 41





Rise... 41



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ものすごくだらけモードの休日。

チャンミンはすっかり寝入ってしまったようで、かすかな寝息が聞こえていた。

オレのふとももをまくらにされていて身動きが取れず、気づけばオレもまた昼寝していた。

ぽかんと口を開けて、支えを失った頭はだらんと垂れて。

おかげで口の中は乾いてるし、首は痛いし。

痛めた首をほぐすように軽く動かしてストレッチ。

コキンといい音が響いた。

でも、やっぱりまだ痛いような、重たいような。

ところで…チャンミンはどこへ行った?

乾いた口を潤すようにまたもや炭酸の抜けきったコーラをゴクリ。

ふと、ベランダに続くカーテンが揺れていた。

外か?

ひとりでウロチョロするとも思えないし。

カーテンへと手を伸ばし、開けてみれば缶ビールを持ってぼんやりしているチャンミンの姿。

予想通りだ。

「チャンミン」

声をかければ振り返り、小さく微笑む。

「起きた?」

「ん。気づいたら寝てた」

「だろうね。ものすごい間抜け面だった」

「うるさい」

しょうがないじゃないか。

寝ているときは無意識。

管理のしようなんてない。

とはいえ、かなりとっちらかっていると言われたことがある。

同級生とか、家族とか。

だから、自覚はあるんだけど…間抜けは酷くないか?

オレの扱いってホント雑。

まぁ、もうだいぶ慣れてきたけど。

慣れてはきても、やっぱり文句はちょっと言っておきたい。

許容してしまったら、拍車がかかりそうで怖いから。

「なにしてたんだ?」

「ぼーっとしてただけ」

よくよく見れば、夕陽がきれいだ。

地平線に茜色の光が滲んでいる。

しかも、見事な夕焼け。

明日も天気はいいらしい。

「たまにはぼーっとすんのも必要だよなぁ…」

息抜きみたいなもの。

頑張りすぎては疲れてしまうから。

時には肩の力を抜いて、何も考えずにぼんやりと過ごすのもいいだろう。

こうやって。

「たまには、ね」

また明日からは捜査だし。

いったい、どこをどう探したら証拠が見つかるんだろう…。

ひとつでもいいから、何か出てきてくれれば。

でも、出てこない気がする。

認めたくはないけれど。

犯人のほうが1枚も2枚も上だ。

ゆえに、こうやっていまも煙に巻かれているわけだし。

「なぁ、チャンミン」

「ん…?」

ぼんやりと夕日を眺めながら、そう声をかけた。

「チャンミンに教えてもらった犯人、見つけたんだ」

「ふぅん…」

「現行犯で逮捕した」

「あっそ」

めちゃくちゃ興味なさそう。

オレ、ホントは話しちゃいけないこと話してるんだけどな…。

でもやめない。

だって、聞いて欲しいんだ。

もしかしたら、チャンミンなら、何か糸口をつかめるんじゃないかって。

「いま拘束はしてるんだけど、他の事件の物証がなにもない」

「それで?」

「犯人の家にさ、小さい焼却炉みたいなのがあって、全部燃やされちゃったみたい。犯行の時に使うマスクも全部違うし、服も違うし。でも、手口から見れば同一犯。ソイツで間違いないのに再逮捕できない」

「だから?」

冷たいな…。

いちおう聞いてはくれているけれど。

興味なし?

普通、自分が携わった事件って気にならないか?

そこまで思って気がついた。

チャンミンは、事件の概要を知らないんだってことに。

でも…まぁ、いいか。

だって、チャンミンは他の人に話さない。

おそらく。

「このままじゃ示談で終わって、犯人野放し」

「…」

ゴクっと、ビールを飲む音がかすかに聞こえた。

ぼんやりと夕焼けを眺めながら。

「もう、被害者を増やしたくないのに…」

傷ついた女性を思い出す。

青ざめた顔で、涙の痕も痛々しく、ガタガタと身体を震わす姿を。

身体の傷は癒えても、心の傷は癒えない。

きっと、一生囚われながら生きていくんだろう。

指をくわえてその姿を見ているしかない自分が悔しくて仕方ない。

目の前に犯人がいるというのに…。

なんか、被害者の人たちがチャンミンと重なってしまうんだ。

姿かたちとか、状況とか、全然違うのに。

助けてって言うチャンミンの声がどこからともなく聞こえてくる。

何もできずに、逃げ出した弱い自分。

情けないやら悔しいやら。

全然、変わってないじゃんって。

「愚痴りたいだけ?それとも、僕に何か求めてる?」

「単なる独り言」

別に何も求めてやしない。

だって、オレたち警察がどうにかしなきゃいけないことだ。

一般人であるチャンミンに求めることは、ない。

もちろん、チャンミンに頼めば何か出てくるかもしれない。

もしかしたら、だけど。

でも、それを頼むのは筋違いだ。

それに、チャンミンを危険に巻き込みたくないし。

そもそも、初動捜査だって間違ってる。

特殊な力に頼るなんて…。

「変なヤツ」

「なんでいきなりそうなるんだよ」

「ユノのお仲間はすぐに言ってくる。協力してくれって」

「オレは嫌だ」

おかげでチャンミンに再会はできたけど…。

でも、やっぱりおかしいと思う。

「やっぱり変」

「変って言うな」

怒ってるのにチャンミンは笑う。

肩を揺らして、楽しそうに。

オレからしてみれば、よっぽどチャンミンのほうが変。

だってさ、そもそもこうやって話していること自体おかしいだろ?

怒りの対象でいいはずなんだ。

もしくは恨みや憎しみの矛先とか。

でも、チャンミンは怒っていないと言う。

オレからしてみれば有り難い。

けれど、やっぱり罪悪感はまだ残っている。

あの時、チャンミンを見捨てて逃げ出したことに。

助けられなかったことに。

たぶん、これはもうなくならないんだろうな…。

一生背負っていくんだと思う。

きっと、それでいいんだ。

絶対に忘れてはいけないことだから。

忘れてしまったら、また同じ過ちを繰り返してしまうから。

「…」

夕陽に照らされる、その横顔を見つめた。

ただじっと。

視線に気づいたチャンミンが振り返り、眉根を寄せた。

「なに?」

「キレイだなぁ…って思って」

「あっそ」

否定はしないんだ。

もしかして、言われ慣れてる…?

それはちょっと面白くないし、ちょっと複雑。

まぁ、こればかりはどうしようもないけど。



to be continued.







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