雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 52





Rise... 52



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



容疑者の男は、いつだって薄く笑みを浮かべていた。

捜査員が何を問いかけても無言。

ただ、微笑むだけ。

おそらく”余裕”だったのだろう。

オレたちに見つけられない、という。

しかし、見つけた。

正確に言えばオレたちの努力ではないけれど。

確固たる証拠を。

駆けつけた鑑識作業員が調べたところ、容疑者の指紋が残されていた。

いくつも。

しかも、容疑者のものだけが。

もちろんこの家は容疑者のみが住んでいる家。

それ以外の指紋が出る可能性は限りなく低いと言える。

普通に考えて。

押収してきた証拠を並べれば、ようやく笑みが崩れた。

取り調べをしている捜査員を見つめ、また微笑んだんだ。

「よく、見つけられたね」

それが容疑者の第一声だった。

驚くほど静かで、抑揚のない声だった。

動揺は微塵も感じられない。

それどころか、楽しんでいる風もあった。

いったいなぜ…?

どうして余裕を維持していられる?

犯人たる証拠を突きつけられ、絶体絶命だというのに。

考えていることがわからない。

ある種の恐怖さえ感じるほどに。

観念、というには違和感がぬぐえない。

しかし、容疑者は坦々と話し始めた。

すべての事件の経緯を。

いままでの黙秘がまるで嘘のように。

事情聴取は6時間にも及び、続きは翌日ということで打ち切られた。

言いようのない不安。

できればこのまま継続したいところだが、容疑者にも人権がある。

無茶な取り調べはできない。

悶々としたまま同僚に挨拶を交わして建物を出て、バイクに跨ったところでチャンミンとの約束を思い出した。

いや、チャンミンの家には既に行くつもりだったんだ。

なんとなく顔が見たくて。

完全にチャンミンはオレの精神安定剤。

お昼ちょっと前に分かれたばかりなのにもう逢いたくなってる。

オレ、どんだけチャンミンのこと好きなんだろう…。

自覚はしてたけど、ここまでとは思ってもいなかった。

とりあえずこれから向かう旨をメッセージで飛ばし、地面を蹴った。

手袋、買って帰らないとな。

この時期だから普通に手袋を打っているはずもなく、カーアクセサリーの専門店へ。

ドライバー用のならあるだろうと思って。

でも、これといって目を惹くものがない。

できるならカッコイイのを贈りたいし。

「…」

また今度にするか。

気に入らないのを買っても仕方ないし。

それに、チャンミンの家には手袋があるはず。

焦る必要はないだろう。

もちろん、プレゼントすることはもう確定。

きっと喜んでくれるはずだから。

またバイクを走らせてチャンミンの自宅へ。

預かっているカギを取り出して、ふと思いとどまる。

ドアノブに手をかけてみれば案の定だ。

カギがかかってない。

不用心すぎるにもほどがある。

ちゃんとカギをかけるクセをつけさせないと。

「チャンミン、またカギが…」

「遅い」

言い切る前に怒られた。

確かに寄り道をしていたからちょっと遅くなったのは事実。

「ゴメン」

そう告げれば早く座れと促された。

カギをかけろと説教する隙もありゃしない。

「あ、そのまえに手洗いうがい」

母さんか…?

とりあえず言われるまま手を洗って、うがいをして。

そして、席へとついた。

テーブルの上には所狭しと料理が並べられている。

「すげぇ…。これ、全部チャンミンが作ったのか?」

「僕以外にいる?」

「いないな」

笑えばチャンミンもまた笑う。

小さく、でも可愛らしく。

「誰かさんがなかなか来ないからちょっと冷めちゃったけど」

「悪かったよ」

ちょっとくらいいいじゃないか。

許してくれても。

でも、冗談半分なのはわかっている。

その証拠に笑ってるし。

「ほら、食べるよ」

「うん」

とりあえず、おなかが減った。

チャンミンと早めのお昼を取ってから、何も食べてない。

とはいえ、その間事情聴取に立ち会ってただけだから動いてないけど。

でも、腹は減った。

しかもいい香りがするもんだから余計に。

おかげで腹がぐぅと鳴る始末。

笑われながらも箸へと手を伸ばした。

とりあえず食べたい。

なにしろ初めての手料理だ。

「うまいっ」

いままで食べたどの料理よりもうまい。

まぁ、グルメではないから大したものは食べてないけど。

けれど、間違いなくいままで食べた中で一等だ。

「大げさ」

チャンミンの呆れた声が聞こえたけど、それどころじゃない。

おいしくて、箸が止まらない。

「ちゃんと噛め」

気づけば口の中はいっぱい。

頬がはち切れんばかりに膨らんでいる。

何とか咀嚼して飲みこもうとするけど、思うように噛めなくて…。

呆れ顔のまま差し出された水で流し込んだ。

あやうく窒息死だ。

でも、ホントにうまい。

はぁっと息をついて、食事再開。

「だから噛めって…」

わかってはいるんだけど、勝手に手が動いてしまうんだ。

またもや噛めないくらい膨らんだ頬。

水で流し込んでの繰り返し。

3度目となり、チャンミンに手を掴まれた。

「ゆっくり食べる」

「だって、うますぎる」

「理由になってない」

確かに。

一切焦る理由にはなっていない。

でも、オレにとってはそれが理由。

おいしすぎて箸が止まらないっていう、バカげた理由だけど。

そして当然の如くキャパオーバー。

腹ははち切れんばかりで、ソファに移動したが最後動けない。

けど、幸せだぁ…。
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