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雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Weep 40





Weep 40



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



大丈夫だろうか…。

家の中なら何も不安はないんだけど、やはり外は怖い。

どこで父が見ているかわからないから。

父だけではなく、ユノや僕を知っている人が見ているかもしれない。

その人が父に報告をしたら…。

考えるだけで恐ろしい。

けど、ユノはすでに決めているようだ。

ユノの好きにしていいといった手前、何も言えない。

家の中だけって約束と言うことはできるけど、嬉しそうなユノを見ていると水を差すこともできず。

不安と闘いながら夕飯の支度をしていると、不意に後ろから腕が絡み付いてきた。

「チャンミナ、元気ない?」

「え…?」

どうしよう…。

言ったほうがいいのだろうか。

ユノはといえば、さぞかし明日が楽しみなようで、服を決めてくるといったんは部屋へと向かった。

戻ってきたということは、服を決めてきたのだろう。

そんな姿を見ているからこそ、やっぱり言えない。

「ううん…なんでもない」

「なんでもないって顔してないし」

「…」

「心配?」

僕を覗き込むように投げかけられた言葉。

気づくと小さくうなずいていた。

「大丈夫。動物園にあの人たちが来るとは思えないし、変装してくから」

「変装?」

「サングラスとキャップ用意しといた」

ふたつを装着しているユノを想像し、思わず笑う。

「それ、不審者じゃない?」

「しょうがないだろ?バレる確率が高いの、オレの顔だし。あ、チャンミナも一応変装な?伊達眼鏡用意しといたから」

まさかそこまで準備をしているなんて…。

不安だけど、楽しみが生まれる。

なにしろ初めてのデート。

ふたりで出かけるのはホントにあの日以来だ。

「あと、車の中では手繋ぐだけ。隣にチャンミナが乗ってるのは当然だろ?同伴じゃないとオレ、外出られないんだから」

いろいろ考えてくれてたんだ…。

なんか、大丈夫な気がしてきた。

もちろん不安はあるけど。

それよりも、楽しみという気持ちが大きくなる。

「弁当はさ、デリバリー頼もう?メチャクチャ豪華なヤツ」

「僕、作るよ?」

「チャンミナの手料理も食いたいけど、ちゃんとお休みもしないとな」

ところどころにちりばめられたユノの優しさ。

気づくと笑ってる。

頷いてる。

「楽しみ」

「だろ?オレ、興奮して眠れないかも」

小学生みたいなこと言って、幼い笑顔が浮かんだ。

「あ、これ運んでいいヤツ?」

「うん」

完成したロコモコ。

付け合せはコンソメスープとアボカドとエビの入ったサラダ。

率先し、楽しそうに手伝いをしてくれるユノに微笑み、スープを器へよそる。

「これで全部?」

「うん」

テーブルの上には出来立ての料理。

手を合わせて笑顔のままスプーンを持ち、大きく口を開けてロコモコを口へ運ぶ。

「んまい…っ」

「ふふふ」

大げさだなと思いつつも、嬉しくて仕方がない。

ユノが食べてくれる。

それだけでも十分すぎるほど幸せなのに。

「明日、8時起きな?9時には出発だからな?」

「うん」

ユノはすでに服を決めたらしいけど、僕は何を着てこうか…。

動きやすい格好のほうがいいかな?

あと、レジャーシートとかも必要かな?

どこでお昼になるかはわからないけど。

食べ終わったら準備をしよう。

明日、起きたらすぐ出かけられるようにしておかなければ。

「ユノ、朝ごはんは?」

「どっかファストフードとかでいいんじゃないか?」

「ユノ、ファストフード行くの?」

「行くよ?っていうか、オレのことなんだと思ってるわけ??」

若干、呆れ顔。

まさかユノがファストフードに行くとは思わなくて…。

イメージはやはり高級レストラン。

ランチでさえ通常サラリーマンの4倍くらいの値段がかかりそうな。

「コンビニだって行くし」

「そうなの?」

「どんだけオレのイメージ偏ってんだよ…」

呆れを通り越して、不貞腐れてる。

だって、こればかりは仕方ない。

なにしろユノはチョン財閥の跡取り。

庶民が利用するような店に行くようには思えなかった。

想像もつかない。

行くと言ったいまでさえも。

「あのな、オレも普通の人間。財閥って言ったって、権力があるのは親父。オレはおまけみたいなもの」

それは語弊があるような…。

おまけ、では決してないと思う。

行く行くは財閥の当主になるわけだし。

「ホントはバイトもしたかったんだけど、親父にNG出された。ひとり暮らしは条件付きでOKしてもらったけど」

「嫌だった?」

「そりゃぁなぁ…。最初はチャンミナだって知らなかったし。単なるハウスキーパーだと思ってたから」

ホント、嫌々だったんだろうな…。

それでも独り暮らしをしたかったということなのだろう。

いろいろあったけど、今はよかったと思える。

「でも、いまとなっちゃ親父に感謝だな。チャンミナとまたこうして話すこともできたし、恋人にもなれたし」

「…うん」

その通りだ。

旦那様の計らいがなかったら、いまもすれ違っていただろう。

お互いの気持ちも知らずに。

「いまは、よかった?」

「もちろん。やっぱオレにはチャンミナしかいないって思ってる」

包み隠さずくれる言葉に、笑みが絶えることはない。

嬉しくて、楽しくて。

「僕はずっとユノだけだったよ?」

「オレだってそうだかんな?ただ…オレのそばにいるとチャンミナが言いがかりつけられて、傷つけられるから…。子どもなりに必死に考えたんだよ」

その話を持ち出すなと言わんばかりに頬を膨らませ、僕を責める。

どうやら触れてほしくない過去となったらしい。

僕としては、それもまた思い出だ。

ずっと避けられて、ようやく逢うことができて。

辛かったけど、逢えない期間を考えればそれでも幸せだった。

いまの比ではないけれど。

「でも、もう逃げない。絶対オレが守る」

心を貫くような真っ直ぐな眼差し。

その瞳を見つめ返し、小さく微笑んだ。

「ありがとう」

でもね、心の隅で思ってる。

ユノがどれだけ頑張ろうと父は関係を知るなり引き離しにかかるだろうって。

いくら次期当主とはいえ、父が遠慮するとは思えない。

父が守るべきはチョン財閥。

ただそれだけだ。

ネームバリューを落とすようなことをみすみす見逃すとは思えない。

あの手この手で襲いかかってくるだろう。

ユノに気づかれることなく、僕だけを貶めるような手段で。

「なんかあったらすぐ言えよ?っていうか、オレのそばから離れんな」

「うん」

きっと、それは叶わない。

四六時中そばにいるなんて到底無理な話だ。

父は頭がいいから、きっとわずかな隙をついてくる。

ウソさえも武器として。

僕は、それに立ち向かえるだろうか…。

たとえ恋人という関係でいられなくなったとしても、ユノのそばにいたい。

ユノの隣だけは守りたい。

なんとしても…。

「チャンミナ、なに難しい顔してる?」

「え…?」

「こんな顔してた」

眉間に深いしわを刻んで、険しい表情。

難しいっていうか、鬼気迫るっていうか…。

もちろん大げさなんだろうけど。

「僕、そんな顔してた?」

「してた」

ダメだな…。

ポーカーフェイスもできないようじゃ。

「言って?一緒に考えるから。そりゃオレなんかじゃ頼りないかもしれないけどさ…でも、ひとりで抱え込むよりはいいと思う」

「…」

「…たぶん」

ちょっと自信なさげ。

でも、そこが可愛かったりする。

「少し不安だっただけ。父さんのこと考えちゃって…」

だから、素直に告げた。

隠しても仕方ないし、隠そうとしても隠せない気がして。

「おじさんな…。あれはホント厄介。でも、大丈夫。オレに任せて?言ったろ?絶対守るって」

「うん」

眩しい笑顔。

ユノはホントにどうにかできると思っているんだろう。

父の怖さを知らないから。

たぶん、父が本気になったらどうにもできない。

できるとすれば、旦那様くらい。

けど、旦那様が味方になってくれる可能性はゼロに等しい。

なにしろ、実の息子の将来がかかっているのだから。

だから、もしその時が来たら僕はおとなしく身を引くしかない。

単なる補佐として生きていく道を選ぶしか。

だから、いまから覚悟をしておかなければいけない。

その日がいつ来てもいいよう、ユノに気づかれぬよう、そっと…。



to be continued.







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