雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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愛をもっと 21

愛をもっと 21



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



翌日、動けないユノをベットに残し、ワイシャツへと腕を通す。

ネクタイを締めて、ジャケットを羽織り、僕は今一度寝室へと戻った。

本当はそばにいてあげたいのに、インターンである自分が仕事を休むわけにもいかない。

「おとなしく寝てるから大丈夫だって。気をつけてな?」

ベットの中、笑顔でそう告げるユノに口づけを残して。

「何かあったらすぐ連絡して?今日は、なるべく早く帰ってくるから」

「うん。おみやげはプリンがいいな~」

「プリンだけでいいの?」

満面の笑みで頷くユノにもう一度口づけし、そっと頭を撫でた。

「じゃあ、プリンといちごを買ってくるね?」

「やった!」

喜び勇んで起き上がろうとし、腰の痛みに崩れ落ちる。

苦悶の声を零すユノに苦笑いし、抑えている腰を優しく撫でた。

「いい子で待ってて?」

「動けないんだからイタズラしようがなくない?」

「好都合だね」

揚げ足を取るようなやり取りを交わし、僕は後ろ髪引かれながら部屋を後にした。

なんとなく、仕事をしていても手につかない。

上の空。

我に返っては定時で帰るためにと与えられた仕事をやらなければと奮起し、でもまた心がユノの元へ旅立ってしまう。

それを繰り返しながら仕事を終えたのは、提示を時間ほど過ぎた午後7時だった。

約束通りプリンといちごを買い、急いで家路を行く。

「ただいま」

部屋は真っ暗なままだった。

まだ寝ているのだろうかと寝室を覗き込めば、大きなまるい塊がひとつ。

そっとふとんをめくり上げれば幼い寝顔があった。

携帯電話を握りしめ、膝を抱え込むように眠るその姿はまるでなにかから身を守っている風にも見える。

「ユノ?」

「ん…」

呼びかければ吐息交じりの声が聞こえる。

まどろむ瞳がまぶたの裏から現れ、僕を認めるとふわり微笑んだ。

「チャンミナ」

「ただいま、ユノ。身体はどう?」

「ん、もう大丈夫」

万全とは言えないみたいだが、大丈夫という言葉を証明するように自らの力で起き上がる。

そしてベットの上で胡坐をかき、満面の笑みで両手を差し出す。

「プリン、ちょーだい?」

僕よりプリンかよ…。

心の中でツッコミながらも買ってきたプリンを差し出す。

受け取ったプリンを嬉しそうに掲げ、すぐ食べるかと思いきやベッドサイドに置いて僕の腕の中に飛び込んでくる。

後ろへ倒れるのをかろうじて堪え、なんとかその身体を受け止めた。

「おかえり、チャンミナ」

言うや否や頬へ口づけし、頬を両手で挟み込んで唇へと音を立ててキスをする。

するとまた僕に抱き着いてきて、頬ずりしてくる。

「ユノ」

「ん~…?」

「もしかして…寂しかったの?」

「…」

思ったまま口にすれば、唇を尖らせて閉口する。

どうやら図星のようだ。

カワイイったらありゃしない。

「お風呂一緒に入る?」

「入る」

「じゃあ、お湯溜めてくるからちょっと待っててね?」

「うん」

頬へ口づけてから立ち上がり、バスルームへと向かう。

シャワーで軽くバスタブを洗い流し、給湯器の自動ボタンを押した。

寝室に戻ろうとすると不意にインターホンが鳴り響いた。

不審に思いながらも扉を開けるとそこにはスーツに身を包んだふたりの中年男性がいた。

「シム・チャンミンさんだね?」

「そうですが…」

するとふたりは内ポケットへと手を差し入れ、黒いパスケースサイズのそれを取り出した。

「警察…?」

「君に監禁の容疑がかかっています。署までご同行いただけますか?」

「そうきたか…」

思わずそう呟いていた。

やり取りを聞いていたのか、それとも何か感じるものがあったのか、寝室から飛び出してきたユノが僕の手を引いた。

「オレはオレの意志でここにいるんだ。チャンミナは監禁なんかしてない」

「詳しい話は署で聞きますので」

「君には迎えが来てるから」

きっと、扉の裏で様子を窺っていたのだろう。

刑事の後ろから現れたのはおとといの夜、アパートの前で少し話をした男たちだった。

「ふざけんなっ!オレはチャンミナとここにいる!」

「ユンホ様、旦那様がお待ちです」

「は、離せっ!チャンミナっ!」

嫌がるユノを力ずくで連れて行こうとする男たちから、反射的に抱き寄せていた。

「ユノも大人なんだから、本人の意思を尊重するべきだと思うけど?」

「チャンミナ…っ」

絶対に守ると決めたんだ。

どんな手段を使っても。

ユノの手を掴んでいた腕が誰かに掴まれ、後ろへと回された。

関節に痛みが走り、その間にユノは男たちに僕の元から引き離されていく。

手を伸ばし、涙を流し、懸命に僕の名前を呼びながら。

「チャンミナっ!」

「ユノ、待ってて。必ず迎えに行くから。だから、僕を信じて待ってて」

「チャンミナ…っ」

少しでもユノが安心できればと、微笑んだ。

大丈夫だと告げるように。

そして僕たちは、心無い人間により引き離された…。

22へ続く。



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