雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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愛をもっと 23

愛をもっと 23



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



留置所は酷く冷たい空気が包んでいた。

格子で仕切られた窓は小さく、わずかに月が覗くのみ。

コンクリートの固くて冷たい感触を背中に感じながら片足は投げ出し、片足だけを引き寄せ、目を閉じて考えていた。

この状況を打開する方法を。

ユノを取り戻す方法を。


いま、何をしてるだろうか…。

泣いてはいないだろうか…。


最後に聞いた切ない声が、最後に見た泣き顔が、頭から離れない。

ぐっとこぶしを握りしめ、虚空を睨み付けた。

考えれば考えるほど苛立ちが募る。

卑怯で、姑息なやり方に。

こんなに腹が立つのは久しぶりだ。

ぐっと腕時計を握り締め、深く呼吸をする。

苛立っては、考えもまとまらない。

目を閉じて心を鎮めていると、かすかに足音が聞こえた。

その音はだんだんと大きくなり、ピタリと止んだ。

「チャンミン君」

「…」

顔を上げるとそこには懐かしい人がいた。

「久しぶりだな。まさか、こんな形で再会するとは思わなかった」

笑いを含んだその声に苦笑を浮かべ、そっと前髪をかき上げる。

「僕もです」

「悪かったね?迎えが遅くなって」

「いえ…。頭を冷やすにはちょうどよかったです」

「そうかい?」

ガチャンという音が聞こえ、続いて軋むような金属音が響く。

「おいで。コーヒーでも飲みながらゆっくり話そう」

「…はい」

どうせ焦っても仕方がない。

ゆっくりと立ち上がり、僕はその人の背中を追った。

「いろいろと大変だったみたいだね?」

「そうでもないです。ただ、ちょっと驚きましたけど」

「インターンになったんだろう?」

「はい」

振り返ったその人は、嬉しそうに微笑んでいた。

少し、胸が痛む。

「どうするんだい?」

「…悩んでます」

正直にそう答えた。

この人には隠しても仕方ないし、僕自身隠し事はしたくなかったから。

「正直だね、君は」

「教えてくれましたから…。あなたの息子さんが、僕に」

「君が息子の夢を継ぐと言ったとき、驚いたよ。正直、無謀だと思った」

確かにその通りだ。

過去の自分を思い出し、自嘲した。

あまりに自分勝手で、あまりに幼くて、あまりに排他的だったあの頃を。

無意識にまた腕時計へと触れていた。

それを見て取り、彼は懐かしむように微笑んだ。

「その腕時計、まだしてたんだな…」

「僕の、戒めなんで」

「何をするかは聞かないが、自分の人生を棒に振るようなことするんじゃないぞ?君は君だ」

「…はい、わかってます」

もう、あの頃には戻らないと決めている。

そのために絶縁し、独りで生きていく道を選んだのだから。

「彼を裏切るようなことは絶対にしませんから」

相手が卑劣な手段を使うなら、同じようにやり返してやろうかと思っていた。

でも、やっぱり僕は彼を裏切ることはできない。

「信じてるよ」

「はい」

「それで、私にできることは何かな?」

お見通しだといわんばかりの問いかけに、また僕は苦笑した。

この人には敵わない、と。

「いいんですか?甘えても」

「もちろんだ。君は私の息子だろう?」

なんだか面映い。

そんな風に言ってもらえるなんて思わなかった。

あそこから出してくれただけでも、充分すぎるほどなのに。

「じゃあ…ひとつだけ、イイですか?」

そして僕は告げた。

ユノを取り戻すために最も必要なものを手に入れるために…。

24へ続く。



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コメント

Re: タイトルなし

あ◇ 様

今回は苦悩を長引かせることなく意外とあっさりめ♪
チャンミン君は無事脱出できたし、残すはユノ様だけ(^w^)
がんばれ、ユノ様~\(*⌒0⌒)b♪

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