雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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愛をもっと 33

愛をもっと 33



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



連れてこられたその場所に驚き、過去の話にちょっと嫉妬し、いまは喜びを感じていた。

ぎゅっと、心が締め付けられてるみたいだ。

眼差しが、言葉に乗せられた想いが、オレの心に沁み込んでくる。

だからかな…?

チャンミンが話してくれたから、オレも聞いてほしいと思った。

「あの、な、チャンミナ」

「ん…?」

「オレ、チャンミナに拾われる前にチャンミナに逢ってるんだ」

大きな眼をさらに大きくし、どういうことかと尋ねるように首をかしげる。

チャンミンを驚かせたことにちょっと浮かれながら、オレは貯水タンクを見上げた。

「あそこで、空見てた」

定期検診に訪れたこの場所。

人目を盗んで抜け出して、あそこで束の間の自由を満喫していた。

「そしたら、チャンミナが来たんだ」

あの時のことを今でも覚えてる。

言葉を交わしはしなかったけれど、綺麗なその光景に目を奪われ、脳裏に焼き付いていた。

「天使かと思った」

「は?」

「光がね、なんか羽根みたいに見えて。そのまま飛んでっちゃうじゃないかって」

いぶかしむように眉根を寄せ、頬に触れていた手を額へと押し当てる。

「熱、ねぇしっ!」

人が真剣に話しているのに、こうやっていつも茶化すんだ。

頬を膨らませ、そっぽを向くと貯水タンクへが設置されている場所へと続く梯子が見えた。

思い立ってそれを登り、あの時座っていた貯水タンクの縁へと腰を下ろした。

空の狭さも、景色もあの時と変わらない。

見下ろせばチャンミンが眩しそうにこちらを見上げていた。

「ここにいたんだ。そしたらチャンミンがその手すりの方に歩いてった。オレ、最初は自殺でもするんじゃないかて思って焦った」

いま考えてみると、短絡的この上ない。

ただ手すりに寄りかかって地上を覗き込んだだけなのに。

「なんか祈るように空見上げてたのって、その人に話しかけてたんだなって今日ようやくわかった」

同時に、切ない瞳のそのわけも。

「あの時からさ、オレずっとチャンミナのこと考えてた。もう1回逢いたいな、とか。友だちになりたいな、とか」

「いまじゃ友だち通り越して恋人だけどね」

チャンミンのツッコミに声を立てて笑い、足をばたつかせる。

「たぶん、一目惚れだったんだよな~…」

「その割にはずいぶんつれない態度だった気がするけど?」

「あの時は仕方なかったんだよ!みんなオレのこと利用とするばっかで、全然オレのこと見てくれないし。ホント、人間なんて信じるかっ、って。生きてる意味わかんないし、死んだほうが楽だって本気で思ってた」

梯子を上り、チャンミンがオレの隣へと腰を下ろす。

そして手を繋ぎ、空を見上げた。

「いまは死にたいなんて思ってないからな?」

「うん」

「きっと、アレだな。その人がオレたち引き合わせてくれたんだ」

ここで出逢ったのはきっと運命。

そして、再会の機会をくれたのもその人のような気がする。

「そうかもね…」

同時に、ゆっくりと振り返った。

見つめあい、そして微笑む。

「そういえばさ、賭けってなんだったんだ?」

「もしもユノがスヨンとの結婚を望んでるなら諦めようと思ったんだ」

空を見上げ、静かな声音でそう呟く。

「だから、何事もなく式が進行したら諦めるって言った。もしも滞ったなら僕がもらうって」

「…」

それって、結構無茶苦茶な賭けだと思うんだけど…。

「ユノ、隠し事はできてもウソはつけないでしょ?」

「…そんなコト…」

「できる?」

なんか、いいようにチャンミンに弄ばれてる気がする。

ちょっと腹が立つ。

でも、あそこでオレが言葉に詰まらなかったら、オレは本当に望んでもない結婚をしなければならなかったということ。
そう思うと、よかったと心の底から思った。

「ずっと一緒にいるからな?何があっても、オレチャンミナのそばにいる」

「…うん」

「オレもチャンミナのために生きるから」

「うん」

繋いだ手を少しだけゆるめて指を絡ませあい、再び強く握りしめた。

「オレ、いまでも言えるよ?この世界に生まれてきてよかったって」

「…」

「チャンミナが教えてくれたんだ。楽しいことも、嬉しいことも、全部。だから、チャンミナに出逢えたことだけでオレは幸せ。世界で一番」

思ったままを言葉にしてみたはいいけど、なんか恥ずかしい。

ポリポリと鼻の頭をかき、視線を泳がせた。

「ユノ」

視線が足元にたどり着いた矢先、名前を呼ばれた。

ちらっと窺うように視線を上げれば、そこには優しい微笑みがあった。

夕陽に照らされて、その中に浮かぶその姿はやっぱり天使みたいだ。

ゆっくりと、その影が近づいてくる。

まるで誓いの口づけだ。

チャンミンの未来を左右し、道筋を示したその人が空へと旅立ったこの場所で、オレたちは永遠を願った…。



君とともに歩む未来。

想いの辿り着く先は、そこにある…。


愛をもっと 完




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コメント

おわりました~。
幸せな時間が流れていくって・・・。
そのために、あの苦しくて辛いトキがあったんですね。

いつかまた、二人のその後がみたいな~小さな喧嘩をして、ユノが負けて、ちょっとすねて・・・なんて・妄想いっぱいです。
リクエストに応えていただき、ありがとうです。毎日のこの時間が待ち遠しくて楽しみでした。

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Re: タイトルなし

あ◇ 様

お帰りなさいませm(__)m

愛をもっと、無事完結いたしました☆
思いのほか好評だったこのお話。
ちょっぴりその後のお話を書いてみようかな~…なんて(笑)
出逢いってホント、不思議ですよね~(*´ω`*)
そういえば葉月と親友様の出逢いもおかしかったな~( *´艸`)
きっと、数年後も相変わらずなふたりだと思いますよwww

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