雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet 7

Bittersweet 7



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



なんか不思議な朝だった。

妙に心地いいとか、清々しいとか…雲の上を歩いているみたいな感覚。

いや、歩いたことはないけど。

でも例えるなそんなカンジ。

なかなか寝付けなかったのに、なんでだろう…。

オレの上に乗っている長い腕と、あたたかいぬくもりと、甘い香り。

「…」

少し顔を横へ向ければ、コアラみたいな寝顔。

大きな瞳は今まぶたに隠されていて、縁どる長いまつ毛があるだけ。

しばらくその寝顔を見つめていると痙攣するようにまぶたが震え、黒くて大きな瞳が姿を現した。

「いま、何時…?」

いつもより少し掠れた、低い声。

「えっと…7時?」

携帯電話で時間を確認すると、もう一度瞳がまぶたの裏に隠れていく。

目を閉ざしたまま、むくりと起き上がる。

そして大きな欠伸をこぼし、Tシャツの裾から手を差し込んで腹をかきながらチャンミンは起き上がった。

まだ眠いみたいでフラフラと。

どこかにぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ていたが、何事もなくバスルームへと消えていった。

まだぬくもりと香りの残るベットでオレはしばしぼんやりと天井を見上げていた。

「…」

久しぶりに感じた人のぬくもり。

こんなにも心地よいものだったっけ…?

大学に受かるまで恋愛なんかに現を抜かしている場合じゃないと今日までやってきたけれど、感じてしまうと無性に恋しくなる。

でも、中途半端な状態で恋人なんか作れるはずもない。

恋愛と勉強を両立させるなんて、そんな器用な真似はオレには到底できないから。

「ユノ?」

物思いに耽ていると視界に綺麗な顔が映り込んだ。

瞬間、ドキンと心臓が高鳴る。

な、なんだ?いまのは…。

「シャワー空いたんでどうぞ?」

「あ…う、うん…」

違和感を覚えた心臓を押さえ、首をかしげる。

ポテポテと歩きながらバスルームへ向かえば、ふわりと香る。

チョコレートとも違う、でも甘い香り。

ぼーっとしながらシャワーを浴びて出ていくと、今度は胃をくすぐる匂いがした。

「…」

幻覚…?

じゃないな、絶対。

朝っぱらからテーブルの上にラーメンが置かれていた。

「朝から、ラーメン…?」

「塩と味噌、どっちがいいですか?」

「あ、えっと…味噌…」

告げれば黄金色の鍋がずいっとオレの方に差し出される。

昨日の夜もラーメン、そして翌朝もラーメン。

チャンミンって、ホントにラーメン以外食ってないんじゃ…。

「いつもこんなカンジ…?」

「何がですか?」

「3食ラーメンとか…」

「大概は。時々母や妹が差し入れに来てくれたりしますけど」

ずるずるとラーメンを食べる姿。

やはり1人前では足りないみたいで、コトコトとコンロからは音が聞こえている。

たぶん、あれもチャンミンの胃袋に収められるんだろう。

なんていうか…顔とのギャップが半端ない。

でも、あれだ。

この顔で生活まで完璧だったら嫌味だ。

それこそ世の男たちの反感を買うこと請け合いってカンジ。

たぶん、これくらいでちょうどイイんだな、うん。

「伸びますよ?」

「うわっ」

慌てて箸を持ってすすれば、昨日食べたのとはまた違う味。

「うまい…」

「やっぱり日本のインスタントラーメンは最高ですね」

「これ、日本のなの!?」

「ネットでお取り寄せしてみました」

どんだけラーメン好きだよ…。

確かにうまいけど。

「いずれは日本に行って食べたいんですけどね」

「…オレも行ってみたいかも…」

インスタントでこんだけうまいなら、本場で食べる本物のラーメンはどんだけうまいんだろう。

「行ってみます?」

「え…?」

「店休日をうまく使えば行けますよ?日本なら」

「行きたい!」

気づくとそう応えていた。

落ち着け、オレ。

昨日知り合ったばかりだぞ!?

まだお互いのことほどんと知らないのに家に転がり込んで、ただでさえ迷惑かけてるのに…。

「ゴ、ゴメン…オレ、そんなこと言える立場じゃないよな…」

「…僕が誘ったんですけど?」

「ふぇ…?」

「別に行きたくないなら無理にとは言いません」

涼しげな顔で口元を拭い、空になった鍋を手にキッチンへと向かう。

シンクにそれを置いて、コトコト音を立てていたまた別の鍋を手に戻ってくる。

「い、行く!行きたいっ!」

道徳とか礼儀とか無視して心のままにそう告げれば、口を開けたままチャンミンはオレを見つめた。

そして、かすかに微笑む。

「…っ」

なんだ!?

ま、また心臓が…。

なんかの病気なのか??

「食べないならそれ、もらっていいですか?」

「ダ、ダメに決まってんだろ!」

伸びてきた手から鍋を庇い、囲うようにして必死に口へと運ぶ。

朝からラーメンなんて思っていたのに、気づけば綺麗に平らげていた。

そしてオレたちは1階へと向かった。


8へつづく。





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