雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet 9

Bittersweet 9



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



交わす言葉もなく、たどり着いたのは店にほど近い居酒屋だった。

ここでもほとんど言葉はない。

チャンミンはただ黙々と酒を飲み続ける。

「なんか食わないと身体に悪いって」

あんだけよく食うチャンミンが、何も食べないっていうのはやっぱりそれなりに悪いことしたって思ってんのかな…。

それとも、なにか考えてるだけなのか。

「彼女、さ。どんなウソついたの…?」

なにか考えているなら、少しくらい助けになりたいと思った。

迷惑かけっぱなしだから。

でも、オレにはそれとなく聞くなんて器用な真似はできない。

だから、ストレートにそう尋ねた。

「彼女?」

「うん、彼女」

「…さっきの子の話ですか?」

「う、ん…」

それ以外、何かあっただろうか。

逆に考えてしまう。

「あの子、”彼女”じゃなくて”彼”ですけど」

「…」

一瞬、言葉が理解できなかった。

「ゴ、ゴメン、いま…なんつった…?」

「レンは列記とした男ですよ?あんな顔してますけど」

「…」

頭がおかしくなりそうだ…。

持っていたジョッキを飲み干し、息をついた。

グワングワンする。

「えっと…チャンミンは、男が好き…ってコト…?それとも…」

「僕の恋愛対象はほぼ男ですよ?」

「…」

頭に隕石が落ちてきたくらいの衝撃だ。

いや、もちろん頭に隕石落ちてきたことなんてないけど。

飲まなきゃやってらんないと、おかわりをオーダーしてまたグビグビと飲み干した。

「またそんな無茶な飲み方したら、この前の二の舞になりますよ?」

こんな風にさせてんのはお前だ!

と、言ってやりたいのに、ろれつが回らない。

せめてもの抗議に睨みつければ、苦笑とため息を返された。

そして3時間後。

チャンミンの予想通り、オレは見事な酔っ払いに成り果てた。

「ちゃみは、もったいないんだよぉ」

「はい、はい」

「かっこいいくせにさぁ、つめたいふりしてさぁ…そんしてるとおもわないのぉ?」

偉そうなこと言ってるけど、チャンミンの背中の上。

手足をだらりと垂らし、少し大きな耳の近くで声の大きさも調節できない状態だった。

「僕は誰にどう思われようが構わないんですよ。ムリして好かれようとも思いませんし、嫌いなら嫌いで…」

「それじゃだめなんだってぇ!」

暴れたせいでずり落ちそうになる身体。

ため息をつきながらもオレを見捨てようとはせず、反動をつけて抱えなおしてくれる。

ほら、やっぱり優しい。

「ユノは僕のこと好きですか?」

「ん…すき…」

そんなの好きに決まってるじゃないか。

チョコレートは絶品だし、ちょっとひねくれてるけどホントは優しいし。

オレみたいな人間を家においてくれてるし、仕事もくれたし。

「ちゃみぃ…」

「なんですか?」

「おれ、もっとちゃみとなかよくなりたいよぉ…」

「…」

急に沈黙が返ってきた。

それが気に入らなくて、首に腕を絡めれば”ぐぇっ”というカエルの潰れたような声が響く。

「へ~ん~じ~っ」

「はいはい、わかりましたよ。…ったく、この酔っ払いが…」

「なんだよっ!なんかもんくでもあるんか!?」

「わかったからもう黙ってください」

「い~や~だ~っ!」

絡んでくる酔っ払いほど煩わしいものはない。

いつの間にか家にたどり着き、そのままベットへと転がされた。

「ちゃ~み~っ!」

「いい加減黙らないとその口、塞ぎますよ?」

「やってみろぉ」

売り言葉に買い言葉。

完全な酔っ払いと、多少酒は入っていてもまともな人間。

気づいたときには言葉通り、唇が塞がれてた。

「ん…っ」

べらぼうに気持ちいい…。

柔らかくて、あったかくて。

無意識に離れていく唇を追いかけていた。

少し驚いたように硬直したが、それも一瞬のこと。

だらしなく開いた唇の隙間から進入してきたそれがなんなのかもわからないまま、捕まえようと一生懸命舌を伸ばす。

唇の端から伝い落ちていく唾液もそのままに、夢中でキスしてた。

いままで経験してきたキスなんか子供だましだったみたいだ。

半端なく気持ちよくて、身体が疼く。

そういえば、だいぶご無沙汰だ。

恋人なんてここ数年いないし、なんだかんだ忙しくて独りでもしていない。

だから、余計になのかもしれない。

「…?」

どこからが夢で、どこまでが現実だったんだろう…。

遠くでかすかに舌打ちする音が聞こえたけれど、押し寄せる睡魔の波に抗えず、オレはそのまま身を委ねた。


10へつづく。





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