雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet 13

Bittersweet 13



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



妙な疎外感を感じていた。

今朝まではふたりきりで過ごすのが当たり前だったのに、いまは少し離れたところで楽しげに話すチャンミンとその妹を眺めていた。

しばらく話した後、ようやくチャンミンがオレのほうへとやって来た。

なんか、妙に心が浮かれる。

「僕はしばらく実家に帰るんで部屋は好きに使ってください」

「え…?」

「そのほうがいいでしょう?」

すーっと、体温が足の先から逃げていくような感覚に襲われた。

言葉を忘れてしまったみたいに、声が出てこない。

「カギは渡しておきます。閉め忘れないように気をつけて下さいね?」

カギをテーブルのうえへと置き、話はそれだけだと背を向ける。

「スヨン、行くよ?」

「うん」

なんで?

どうして?

意味がわからない。

いや、わかるんだけど、わかりたくない。

頭も心もぐちゃぐちゃで、でもひとつだけはっきりしてることがある。

「チャンミン!」

無意識に、かつ夢中で引き止めるように名前を叫んでいた。

背を向けたチャンミンの手を掴んで、無理やりに引き寄せる。

「置いてくなよ…っ」

もういっぱいいっぱいで、泣きたくなんかないのに勝手に涙が溢れてくる。

「ひとりにすんなよ…っ!」

「スヨン、先に行ってて」

「うん、わかった」

何を聞くこともなく、嫌な顔ひとつせず、スヨンは軽い足取りで去っていった。

取り残されたその場所。

オレはチャンミンを見つめ、チャンミンはしばしスヨンの消えた階段を見つめていた。

考えなんて、何もない。

ただ、行かせたくなかっただけ。

重い沈黙を破るようにため息が聞こえてきた。

「ユノ、わかってますか?」

「…」

「ユノはストレートの人だからいいかもしれませんが、僕は違います。一緒にいれば今朝みたいなこともしたくなるし、それ以上のこともしたくなる。そんな人と一緒にいられますか?」

責めるではなく、小さな子どもに言い聞かせるような優しい声。

いっそ、冷たくあしらってくれたなら答えは正反対になったかもしれない。

いや…もしそうであっても変わらない、と思う。

チャンミンが本当はとても優しいっていうことを知ってるから。

「わかったなら、離してください」

足元に落としていた視線を、ゆっくりと上げる。

相変わらずの無表情。

でも、瞳だけはいつもと少し違っているように感じられた。

「嫌だ」

「…」

「離さない」

意思表示するように、掴んだ手に力をこめた。

「チャンミンと一緒にいれば、わかる気がするんだ。自分の気持ち」

「…」

好きか嫌いかと問われたなら、間違いなく好きと答える。

でも、その好きがどういう種類なのかと問われたなら、まだわからない。

ただ一緒にいたいと思う。

その気持ちだけが唯一、自覚している想いだった。

「今朝みたいなこと、するかもしれませんよ?」

突き放すような、脅すような、試すような、そんな問いかけ。

数時間前なら、その問いかけに心揺れたかもしれない。

でも、いまは揺らぎもしなかった。

そんなことより、離れることの方がよっぽど嫌だって気づいたから。

「それでもいいんですか?」

「…嫌じゃ、なかったから…」

「え…?」

「ちょっと恥ずかしかったっていうか…その、でも…嫌じゃなかったんだ。オレ自身、まだわかんないよ。自分の気持ち。でも、嫌じゃなかった。チャンミンに触られても嫌じゃなかったんだ」

あ~…もう、何言ってんだろ。

頭ん中ぐちゃぐちゃで、支離滅裂だ。

引き留めた手はそのままに、もう片方の手で頭を乱暴にかいた。

そんなことしたって頭の中が整理できるわけでもないのに、そうせずにはいられなかった。

「だから…頼むから、置いてくなよ…っ」

「…」

「ひとりに、すんなよ…っ」

なんでこう次から次に涙が溢れていくんだろう。

泣いたってなんの解決にもならないのに、制御できない。

拭いても、拭いても。

「そんなに擦ったら痕になりますよ?」

「お前が…っ、お前が、出てくとか言うから…っ」

深いため息が聞こえた。

瞬間、甘い香りがオレを包み込んだ。

一瞬、呼吸が止まる。

「…」

心臓が喧しいほど激しく音を立てていた。

なのに、妙に安心する。

「わかりましたよ。僕の負けです」

心地よい音が鼓膜を優しく揺さぶる。

まるで子守唄みたいに。

目尻から零れ落ちる涙に口づけられ、顔を上げると唇が重なり合う。

「…」

やっぱり、全然嫌じゃない…。

「部屋で待っててください。スヨンに連絡してくるから」

「すぐ戻ってくる…?」

「電話1本するだけです。すぐ戻ってきますよ」

優しく髪を撫で、するりとすり抜けていく。

1階へと向かうその姿を見送り、その場に座り込んだ。

戻ってくるか心配で、動けなかった。


14へつづく。





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コメント

Re: ユノが可愛い♪

ひ◇み 様

恋愛音痴なユノ様ってカンジですね~( *´艸`)
チャンミン君も大変だ(笑)
早くイチャコラさせたいんですけどね~♪
もうちょっとお待ちくださいませ(*´ω`*)

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