雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet 16

Bittersweet 16




★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



さすがに昨日みたいなことをしたら、我慢できる自信がないからそのままバスルームへと向かわせた。

暗に、自分でどうにかしてこいと促すために。

たまには朝食らしいものでも作ってみようかと冷凍しておいたパンを取り出してオーブンへ。

そしてスクランブルエッグと、簡単なスープとサラダを用意した。

テーブルにすべてを並べ終えると、タイミングを計ったかのようにそろりと顔が現れた。

気まずそうなユノを手招きして座らせ、トーストにバターを塗って差し出した。

「こ、これ、チャンミンが全部作ったのか!?」

「僕以外に誰かいますか?」

「すげぇ…うまそ~っ」

気まずさを誤魔化すため、大げさに振舞っているのかと思ったらどうやら違うみたいだ。

子どものように目を輝かせてテーブルの上を見つめていた。

「ほら、冷めないうちに食べてください」

「うん!いっただっきま~す」

大きく口を開けてほお張れば、こぼれる笑顔。

「んまいっ!」

どれも冷蔵庫にある食材で作った、簡単なものなんだが…。

まぁ、喜んでくれているならそれでいいけど、少し心配になる。

どういう食生活をしてきたのかと。

何しろ仕送りでの生活を余儀なくしており、かつ水道などが止められる始末。

そのくせ、毎日のようにうちの店にチョコレートを買いに来ていた。

はっきり言って、うちの商品は安価ではない。

そんな切り詰めた生活をしている人が毎日買えるものではないと思うんだけど…。

「チャンミン?」

「…」

ぐだぐだ悩むくらいなら、聞いてしまったほうが早い。

ケチャップを口端につけたまま首をかしげるユノを見つめ、その口元を拭った。

「いままでどんな食生活してきたんですか?」

「親から送ってもらったキムチとか…カップラーメンとか?」

人のことは言えないが、ユノも散々な食生活だ。

これからはもう少し栄養面に気をつけようと心に決め、スープを口へと運んだ。

「なんで?」

「気になっただけです」

素直にかつ簡潔にそう告げれば少し寂しそうな顔をする。

「…?」

「チャンミン、冷たい…」

どこをどうとったらそうなるんだ…?

さっぱりわからない。

けれどそのまま放置することもできず、息をついた。

「こんな手抜き料理を見てうまそうなんて言うから、どんな食生活をしていたのかと思って気になっただけ」

端折らずに思ったことを言葉にすれば、納得したように笑顔で頷く。

「オレ、料理まったくできないから!」

自信満々に言うことか…?

独り暮らしをしている以上、ある程度はできないとかなりキツイだろう。

よく今日まで元気に生きてきたもんだと、改めて思う。

「チャンミンは器用だよな~。あんなうまいチョコ作れるし、このスープもうまいし」

「まぁ、ユノより器用なのは確かですね」

「違いねぇ~」

何が楽しいのか、ゲラゲラと腹を抱えて笑う。

とりあえずと食べ終わった食器をシンクへ置き、僕は後回しになっていたバスルームへと向かった。

今日も仕事だと気持ちを引き締め、身なりを整える。

バスルームを出てみると、ユノが洗い物に悪戦苦闘していた。

そんな難しいことか…?

ただスポンジに洗剤つけて、あわ立てて洗い、水で流すだけだろう?

不器用にも程がある。

「貸してください」

「ヤダ。オレがやる」

強情というか頑固というか…。

そんなところも可愛いと思ってしまうのは惚れた弱みか?

仏頂面のユノの頭をそっと撫で、ドライヤーを手にリビングへと向かった。

髪を乾かしていると不意にドライヤーが手の中からすり抜けた。

顔を上げればユノが笑顔を浮かべ、僕の右手の代わりにドライヤーを握っている。

「洗い物、終わりましたか?」

「ん、終わった」

ドライヤーから発せられる温風にふわふわと舞う髪。

ユノの手が僕の頭を撫でるように動き回る。

「完璧」

ブラシも施され、自信満々の笑顔でそう告げる。

「ありがとう」

そう告げればはにかんだように微笑み、そそくさと立ち去っていく。

後姿をしばし見送り、小さく息をついた。

なんか、恋人みたいだ。

できればそうなりたいけれど、いまのところ未定。

もちろんみすみす手離すつもりもないけど。

そして着替えを済ませて1階へと向かい、いつものように仕事へと取り掛かった。

フロアにはユノとスヨンの姿。

見慣れない光景だ。

楽しげに言葉を交わしているようだが、何を話しているんだろうか。

気にはなるが、ここからでは盗み聞くこともできない。

とりあえずと新作の商品をトレイへと並べ、扉をノックした。

姿を見せたのはユノだった。

「これ、お願い」

「うん!」

食べたいオーラ全開。

でも売り物に手を出すことはもちろん禁止。

両手でトレイを持って運んでいく姿を見送り、業務用の冷蔵庫からもうひとつのトレイを取り出した。

固まっていることを確認し、それをギフト用の箱へと詰め替えてリボンを施す。

それをもう一度隠すように冷蔵庫に収め、そっと微笑んだ。

予定通りにすべての仕事を終えて、クロスを外すとタイミングよく扉が開く。

振り返ると、なにやら小さな入れ物を持ったユノが笑顔で駆け寄ってきた。

「チャンミン、あ~ん」

言葉につられて口を開けば、中に何かが押し込められる。

「…?」

「お客さんからもらった。ほら、この前プロポーズするって言ってた人。お礼にって彼女の作ったコレ、持ってきてくれた」

「あぁ、カシスアールグレイの客?」

「そう、そう」

イスを手繰り寄せて座り込み、もらったというそれをほお張る。

「なんか、彼女レストランで働いてるみたいで、チャンミンの作るカシスアールグレイが大好物なんだって。だからどうしてもそれを指輪と花束と一緒に渡したかったらしくてさ、でも仕事が忙しくて予約忘れちゃって、慌ててたらしいよ?」

確かにそんな大事なことに使うなら予め予約を入れておくべきだ。

相当抜けているのか、それとも本当に忙しかったのか。

顔も見ていないし話していない僕には到底推し量ることなんかできるはずもない。

「ゴホ…っ」

突然、咳が出た。

さっきまで咳なんて出なかったのに、いきなり。

嫌な予感がした。

この感覚、嫌って言うほど知っている。

「チャンミン、カゼ…?」

「…」

違うと言いたいのに、息が詰まって言葉が出てこない。

これは、本格的にマズイ。

「ソファなんかで寝るからだぞ!ほら、部屋行って休めって」

急激に、意識が遠ざかっていく。

最後に聞こえたのは、僕を呼ぶ悲鳴にも近い声だった。


17へつづく。





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コメント

Re: これでユノは気付いちゃうの?

ひ◇み 様

チャンミン君、どうしちゃったんでしょうね~…。
ユノ様、どうするんでしょうね~…。
そろそろ葉月もR指定に行きたい…っ(*ノωノ)

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