雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (93)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Bittersweet 19

Bittersweet 19



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



2日ほど入院し、ようやく自宅へと帰ってきた。

しばらくは安静にと言われているのに、厨房へ向かおうとするチャンミンをオレは必死に引き止めていた。

「おとなしく寝てろよっ!」

「いつまでも店を休むわけにはいかないでしょう?」

繰り返される問答。

こんなに心配しているのに、チャンミンは全然理解してくれない。

「ユノ、どいて?」

「やだっ」

だって1週間は安静にって医者が言ってた。

もしも、またショック状態に陥ったら…?

考えただけで寒気がする。

「ユノ、わがまま言わないで?僕は店のオーナーなんです。店とスタッフの生活を守る義務と責任がある。わかりますか?」

「で、でも…っ」

なんでわかってくれないんだよ…っ。

泣きたくもないのに、また涙が溢れてく。

あの日から涙腺が壊れてしまったみたいに、泣いてばかりだった。

「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫だから」

通せんぼしていた手が優しく包まれ、引き寄せられていく。

額に優しく口づけたチャンミンは振り返ることなく階段を下りていった。

「…っ」

乱暴に涙拭いて追いかけ、厨房の片隅に陣取る。

気づいているくせに、気づかないふり。

真剣な顔で黙々と商品を作り上げていくその姿を、オレはこうして見つめることしかできない。

これじゃ、病院にいたときと何も変わってないじゃないか。

せっかくトモダチからコイビトになれたのに…。

「あ…」

沈んでいると不意にそんな声が聞こえてきた。

もっさりと頭をもたげて見やれば、冷蔵庫を開いたまま動きを止めたチャンミンがいた。

手には箱がひとつ。

それは、この店でギフト用に使用されている箱だった。

「誰の…?」

予約でも入っていたのだろうか。

そう思って声をかければ、思いがけず苦笑いが返ってくる。

答えはないまま持っていたそれをゴミ箱へ落とすその表情はどこか寂しげだった。

「お、おい、チャンミン!もったいないだろ!?」

「さすがに3日も放置してたら風味が飛んじゃってるよ」

「だからって、もったいない!まだ食べれるじゃんかっ!」

慌ててゴミ箱から拾い上げ、息を吹きかけて細かいゴミを払い落とす。

「誰かにあげる予定だった…?」

「まぁ、そんなところかな」

「…」

おもしろくない。

答えをはぐらかされているみたいで。

「また作るからいいよ」

「…じゃあ、これはオレがもらう」

チャンミンが止めるより先にリボンを解いて、蓋を開いた。

6種類のチョコレートがクッション材の上に丁寧に並べられていた。

味わうではなく、口に詰め込んで、租借して、飲み込んだ。

時間が経ったから風味が飛んだとかではなく、なぜかおいしくない。

あんなに大好きなチャンミンの作ったチョコレートなのに。

「…」

また、涙が溢れそうになる。

いったい、オレの涙腺はホントにどうしちまったんだ?

情けなくなってくる。

少し独りになりたくて、背を向けると手を引かれ、そのまま後ろへと倒れこんだ。

「なんでそんな顔してるんですか?」

首筋にピリッとした刺激が走り、身を竦ませた。

「し、知るかよっ」

それがわかったら苦労しない。

できることなら教えてほしいくらいだ。

後ろから抱きすくめられて、昨日までは居心地のよかった空間なのにいまは居心地が悪い。

離れようともがけばもがくほど、腕がきつくオレを締め付ける。

「自分に嫉妬するなんて…ホント、可愛い」

含み笑いで囁かれた声。

その声で紡がれた言葉に耳を疑った。

「それ、頑張ったご褒美に終わったらユノに渡そうと思ってたチョコですよ?」

その言葉に、すべての動きがピタリと止まった。

ぜんまいの切れたおもちゃみたいに。

「今度はちゃんと渡すから」

「…」

なんか、すっげぇ嬉しい…。

沈んでた心に羽根が生えたみたいに舞い上がっていく。

解けそうになった手を慌てて握りこんで振り返れば少し照れ臭そうな表情があった。

「キスしたい」

顔だけ振り返り、おねだりするように見つめる。

「いま?」

「うん」

「ここで?」

「うん」

苦笑いを浮かべるチャンミンと根競べ。

じーっと見つめていると、かすかに唇が重なり合った。

たった一瞬。

「こんなんじゃ足んない」

逃げられないように手を掴んで身体を回転させ、驚いて身を引いたチャンミンの後頭部に手を添えて無理やりに押し付ける。

ちょうどよく開いていた唇の隙間に舌を差し込んで、絡めて。

吐息が甘く色づき、だんだんと体温が上がっていく。

長い口づけの後、息が触れ合う距離で見詰め合えば困ったような笑みを浮かべる。

「ユノ、ちゃんと煽った責任取れるの?」

「…?」

首をかしげると思い切り腰を引き寄せられた。

触れたそれに言葉の意味を悟り、オレはただ顔を真っ赤にして俯くしかなかった。


20へつづく。





にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

し◇り 様

お久しぶりです。
更新を楽しみにしていただきありがとうございますm(__)m
確かに、葉月の書くミンホはユノ様が可愛いカンジですよね~(笑)
チャンミン君はイジワルなカンジ。
更新のタイミングちょうどに来るの大変じゃないですか?
あんまり無理はしないでくださいね~!
これからもどうぞ、よろしくお願いします(*'ω'*)

コメント

Re: らぶらぶ うふふ♡

KAO 様

初めまして。
コメントありがとうございますm(__)m
来るべき時が来てしまいましたね~…。
葉月もちょっとオチ気味です。
でも、2年の辛抱だと心に言い聞かせ、妄想の中で帰ってくるまで待とうと思ってます(笑)

残念ながら、こたつ部の方とは違います。
ちなみに”こたつ部”とはなんでしょうか??
よければ教えてください('◇')ゞ

一気読み、ご苦労様です。
長くて重たいお話が多かったので大変だったのでは…(^^;)
作者としては嬉しい限りですが♪
ホミン、ミンホ、両方気に入っていただけたようで何よりです。
これからもどっぷり葉月ワールド(?)に浸ってやってくださいませ(笑)
頑張ってイチャコラさせてきますよ~!
これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

コメント

ふっふっふ~。ユノが・・・可愛いです
あま・あま・甘~い二人が見られて、なんだかうれしいです。
これから、もっと甘くなりますか?

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: 煽っていいと思います🎵

yuko 様

煽っちゃっていいですか?
ユノ様、大変だ~( *´艸`)
いただいたコメントでこんなに笑ったのは初めてです!
ユノ様が痛くないよう、ある程度場所を選んで、いろんなことをさせちゃいましょうか~(笑)
時間たっぷり取れるように、閉店後ですかね~www

コメント

Re: 可愛い〜〜(//∇//)

ひ◇み 様

ホント、ユノ様可愛くなっちゃって~(笑)
期待通りになるかな??

チャンミン君も可愛いユノ様にメロメロですね~( *´艸`)
自分にヤキモチ妬くなんてwww
乙女心なんて葉月はどこかに置いてきちゃいました~(´▽`*)

コメント

Re: タイトルなし

yumi 様

ユノ様、可愛いですよね~( *´艸`)
葉月的にはもっと甘々にしたいんですけどね~♪
最初はこのお話、コメントとかあんまりないんで人気ないのかと思っていたんですが、最近になって人気急上昇?
書いていて楽しいし、いろいろ想像もわくのでシリーズ化しようかな~…なんて(笑)
ドSチャンミン君、ユノ様をどうしちゃうのかな~(´▽`*)

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

あ◇ 様

ぷりてぃユノ様気に入っていただき光栄です(*^^*)
そろそろドSチャンミン君にユノ様を食していだだかないとですね~(^w^)
どうやって調理しましょうか(笑)
お仕事大変でしょうが、ご自愛くださいませm(__)m
葉月も仕事に追われる日々…。
お互い、頑張りましょう!!

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: 初めまして

夢◇ 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m
葉月の妄想を読破いただきありがとうございます('◇')ゞ
また、更新を楽しみにしていただいているなんて光栄の極み!
重ね重ね、ありがとうございますm(__)m
これからもどうぞお付き合いください!
コメントいただけると励みになるので(´▽`*)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.