雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (36)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
15位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Bittersweet 21


Bittersweet 21



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



風船のように頬が膨れていくのが分かる。

それに反してチャンミンは楽しそうに声を立てて笑う。

「なんで言ってくれないんだよっ」

「言葉は大事にしないとね、やっぱり」

「1回くらい言ってくれたってイイだろ!」

どうしても聞きたくて、いま聞きたくて。

それなのに、チャンミンははぐらかす。

肩をすくめてニヤニヤしながら。

「チャンミン、性格悪いって言われるだろっ」

「うん」

普通、そんなことないとか否定しないか?

それなのに、あっさり”うん”って…。

何も言えなくなる。

魚みたいに口をパクパクさせていると、チャンミンはさらに楽しそうに笑った。

オレ、なんでこんなヤツ好きになっちゃったんだ…?

「帰るっ」

すくっと立ち上がり、感情のままに叫んだ。

焦って引き留めるはず、そう思って。

なのに…。

「そう?気を付けてね」

「…っ」

涼しい顔で、さらりとそう言い捨てる。

ムカムカ、ムカムカ。

「ホントに帰るからなっ!」

引き留めろよ。

行かないでって、好きだよって言えよ。

けれど、チャンミンは手を振るだけでこちらを見ようともしない。

部屋を出て、階段を下りて…半ばほどで足が止まった。

悲しくて、虚しくて。

ホントは帰りたくなんかない。

チャンミンのそばにいたい。

でも、戻るのは負けた気がして…。

階段で蹲り、プライドと本音の狭間で揺れ動く。

また目頭がじんわり熱くなる。

泣きたくない。

こんなことで泣くなんて、女みたいじゃないか…っ。

「いつまでそこにいるんですか?」

声に驚いて振り返ると、一番上の段に、同じように座ってオレを見ているチャンミンがいた。

全然、気配感じなかった。

今度は恥ずかしくなってくる。

「な、なんでそこにいんだよっ」

「そうしたかったから」

さらっとそう告げ、足音をさせながら階段を下りてくる。

そして手を差し出した。

「…」

なんだよ、それ。

突き放すようなこと言ったくせに…っ。

ムカつくけど…でも。

「…」

気づくと手を握り返してた。

俯いたまま階段を上って、ソファの上で胡坐かいて、隣に座るチャンミンを睨み付ける。

「怒ってるんですか?」

「…」

問いかけにそっぽを向けば、また笑われる。

笑いのツボ、全然わかんねぇし。

「ユノ」

「…」

無視だ、無視。

少しくらい慌ててみろってんだ。

…。

… …。

… … …。

アクショんなしかよっ!

痺れを切らして振り返ると、目を閉じてソファの背もたれに頭を預けたチャンミンの姿。

この状況で寝るか!?

ホント、信じらんねぇ…っ。

「チャンミンっ…チャンミンっ!」

叩き起こして、文句言って、それから…。

力任せに揺さぶれば、ぐらりと身体が傾きオレの膝の上。

え…?

「チャ、チャンミン…?」

依然、まぶたは閉ざされたまま。

重力に従って腕がだらりと垂れた。

血の気が音を立てて引いていく。

「チャンミンっ!」

嫌な記憶がまざまざと蘇る。

瞬間、大きな瞳が姿を現した。

「心配した?」

「…っ」

コ、コイツ…っ。

「シャレになってねぇんだよっ!」

ホントに…ホントに、ムカツク…っ。

頬が引きつるのを感じながら、ぐっとこぶしを握りしめた。

殴りたい衝動に駆られて。

でも、その手を振りかぶるより早くチャンミンの手が伸びて、後頭部へと触れる。

かと思えば思い切り引き寄せられ、キスされてた。

弄ばれてるみたいで腹が立つ。

引きはがそうともがいてみても、思いのほか力が強い。

肩を押さえつけてなんとか離れようと思ってもビクともしやしない。

「好きだよ」

ここで言うか!?

このタイミングでそれを言うか!?

オレの気持なんかまるでお構いなし。

それだけが目的だったみたいで、足で反動をつけて起き上がり、チャンミンはあっさり離れていく。

「おなか減りません?」

「減ってない!」

「そう?残念。今日はちゃんと料理しようと思ってたんですけど」

背中を向けたままさらりとそう告げ、ゆっくり離れていく。

「じゃあ、一人分だけ作るか…」

もう、怒る気も置きやしない。

好きにしろ。

ひとりになったソファに身体を横たえて、クッションを抱きしめる。

ずっとほったらかし。

トントンという規則正しい音。

そして次第に漂ってくるおいしそうな香り。

おなかが空いていないわけじゃない。

でも、素直になる気も起きない。

ソファの背もたれに向かって息をつき、ぎゅっと目を閉じた。

何も見たくなくて、何も聞きたくなくて、何も考えたくなくて。

「ユノ、できましたよ?」

「…」

苛立ち収まりきらないまま、でも何ができたのか気になって少しだけ振り返る。

さっきまでとは違う優しい笑顔と、その向こうにはふたり分の料理。

「一緒に食べませんか?」

「…食べる」

まだ許したわけじゃない。

ただ腹が減ってるだけ。

ふてくされ顔のまま身体を起こしてテーブルの前に座り、差し出されたフォークを握った。

無言のまま口へ運んだカルボナーラ。

「んまい…」

予想外のおいしさに、無意識にそう呟いていた。

チャンミンは何も言わず、静かにほほ笑む。

「…」

よくわかんない。

チャンミンの考えてること。

思考とか、行動とか。

時間が経てばわかるようになるのかな…。

自信ないけど。



22へつづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

あ◇◇い 様

ドS葉月発動です(笑)
いや~…楽しいですね~♪
チャンミン君でユノ様遊んでるカンジ~( *´艸`)

コメント

Re: でた!ツンデレ!

ひ◇み 様

ツンデレ…というよりは、人の気持ちを弄んでるカンジですかね~(笑)
チャンミン君は頭いいですから、ちゃんと弁えてますよ( *´艸`)
アメとムチってね(´▽`*)
いよいよですかね~…ウフフフフ

コメント

Re: タイトルなし

あ◇ 様

翻弄されまくってますね~(笑)
もっともっと可愛くなってもらいましょうね~( *´艸`)

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: うわっ(笑)

夢◇ 様

はい、ドSチャンミン君ですよ~(笑)
ホント、どっちが年上なんだかわからないですね~(;´・ω・)
葉月自身、あまり他の小説は読まないようにしてるんですよ。
実は。
読んでしまうと少なからず影響されちゃいませんか?
ちょっとそれが怖くて…。
でも、読んでみたいなとも思うんです。
う~ん…複雑。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.