雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Chandelier 32


Chandelier 32



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ユノの妹さんと逢ったのが1週間ほど前。

あの時はいきなりですごく緊張したけれど、ジヘの気さくで明るい性格に救われた。

偏見なく僕をユノの恋人として受け入れてくれたなんて、本当に夢みたいだ。

しかも、受け入れてくれたのは紛れもなくユノの家族。

まだ自信はないけれど、でも心強かった。

「あ…」

開店間もなく、扉が開いた。

ひょっこりと顔をのぞかせたのは紛れもなくジヘだった。

「いらっしゃい」

「突然ごめんなさい。いま、ちょっとお時間大丈夫ですか?」

「うん」

この前座った席へと促し、カウンターの中へと入る。

「この前と同じのでいいですか?」

「あ、いえ。今日はお話が終わったら帰りますから」

そう言われ、カウンター越しに話すのもおかしい気がして、他の客もいないのもあって僕はその隣へと腰を下ろした。

「あの…」

「…?」

「単刀直入にお伺いします。お兄ちゃんとのこと、本気ですか?」

一番最初の問いかけで、嫌な予感が過ぎった。

「私、チャンミンさんのこと嫌いじゃありません。とてもいい人だと思いました。でも、お兄ちゃんの恋人として認めるわけにはいかないわ」

「…」

「お兄ちゃんがチャンミンさんをとても大切にしているのはわかってるわ。でも、ダメなの。お兄ちゃんには幸せになって欲しいの。普通に結婚して、子どもを授かって、あたたかい生活を築いて欲しいの」

わかっていたことだけど、いざ人から言われるのは正直キツイ。

どれだけ僕がユノを愛していても、諸全僕は男で、結婚もできなければ子どもも産めない。

人様に胸を張って言える関係じゃない。

「私、お兄ちゃんに友達を紹介しようと思うの。とても、可愛くて、とても優しい子。もしもお兄ちゃんが彼女のこと気に入って、別れたいって言ったら…受け入れて欲しいの」

「…」

「ヒドイこと言ってるのはわかってるわ。でも、妹として、お兄ちゃんを世間から白い目で見られるようなこと絶対にさせたくないの。だから…お願い」

痛みさえ麻痺し、飽和状態だった。

受け入れてくれた、認めてくれたって言ってたのはウソだったのかな?

ユノに傷ついて欲しくなくて、嫌われたくなくて、とりあえず言っただけで…。

だったら、最初から言ってほしかった。

そうすればぬか喜びなんてしないで、こんなに傷つくこともなかったのに…。

「…っ」

来週の土曜日、お兄ちゃんに逢わせる。

最後にジヘが残した言葉が、ついさっきここで告げられた言葉がいくつもの刃となり心に深く突き刺さる。

それは抜けることなく、立ち上がる力さえも奪っていくようだった。

「チャンミン?」

どれくらいそうしていたのか、名前を呼ばれて振り返ればエリックが佇んでいた。

「どうした?」

「…」

わからない。

全然わからないよ。

僕は、どうしたらいいんだろう。

こんなに好きなのに、僕がいることでユノが苦しむかもしれない。

幸せになれないかもしれない。

考えるだけで苦しくて、辛くて、悲しくて。

「チャンミンっ!」

心が引き裂かれて、壊れていく。

僕の想いはどこへ流れ着くのだろうか。

その先に、ユノはいてくれるんだろうか…。


******


見慣れない天井があった。

いったい、僕はどうしたんだろうか…。

「チャンミン?」

朦朧とする意識、ぼやける視界。

耳に飛び込んできた声は誰の声だろう…。

聞き覚えはあるのに、歯車が狂ってしまったみたいに人物が絞り込めない。

「おい、チャンミン。聞こえてるか?」

「…」

チャンミン。

それは僕の名前だ。

瞬きを繰り返していくうちに、だんだんと靄が晴れていく。

「エリック、ひょん…?」

「ようやく起きやがったな」

口調はいつも通りだけど、少し表情が違う。

心配するような優しい瞳と、安堵したようなその顔。

「ぼく…」

何が起きたのか、さっぱりわからない。

ここがどこなのか、なぜエリックがいるのか、どうして寝ているのか。

「いま医者呼んでくるからまだおとなしく待ってろ」

「…」

病院、なのだろうか…。

辺りを見回してみても簡易な棚と、粗末なイスと、そして僕の寝ている質素なベットだけ。

ふと、棚の上で明滅を繰り返す携帯電話が目に入った。

手を伸ばしてそれを取り、画面をぼんやり見つめた。

メッセージの数が3桁を超えていた。

「…」

「ほとんどユノからだ」

ぼんやり眺めていると不意にまた声が聞こえてきた。

タバコの代わりにガムを噛みながら扉に寄りかかり、少し呆れたように苦笑をしながら。

「ずっとはそばにいてやれないから、毎日メッセージ送るってさ。お前が起きても寂しくないように」

「…」

ユノからのメッセージ。

画面をタップして開いてメッセージを読もうとした瞬間、白衣をまとった男性と女性がひとりずつ姿を現した。

「どこか痛いところとか、気持ち悪いとかはないですか?」

聴診器で心音を聴いたり、瞳孔を確認したり。

「一応、精密検査しましょう。明日で予約を入れておきますので、看護師の指示に従ってください」

「…」

状況が全く呑み込めないまま、白衣をまとったふたりは部屋を出て行った。

代わりにエリックがベットの脇に置いてあるイスへと腰をおろし、膝の上で頬杖をついて僕を見つめる。

「一週間」

「え…?」

「お前、一週間昏睡状態だったんだよ」

言葉が理解できなかった。

「店で倒れた。覚えてねぇの?」

「…」

視線を彷徨わせ、記憶の糸を手繰り寄せる。

「とりあえずユノに連絡してやれ。心配してるから」

「…」

「おい、チャンミン。聞いてるか?」

「今日って…」

聞くよりも、自分の目で見たほうが早い。

携帯電話で日付と曜日を確認し、僕は目を見開いた。

「チャンミン?」

ベットを降りようとして、身体が硬直する。

ジヘの言葉を思い出して。

「何があったかは知らねぇけど、悩むくらいだったらたまには行動してみたらどうだ?」

「…」

まるで、すべてを把握しているような言葉だった。

エリックはいつもそうだ。

携帯電話を握りしめ、足元に落とした視線を持ち上げた。

メッセージを開けばユノの優しさと愛がたくさん溢れていた。

今日の朝送られてきたメッセージに記されたその文字に、一瞬心臓が止まりかける。


”ジヘに呼び出されたから逢ってくる。すぐ戻るから心配するなよ?”


”この前チャンミナと来た喫茶店にいる。また一緒に来ような?”


”やっぱり、チャンミナがいないと寂しいよ。早く起きて”


涙が溢れていく。

でも、泣いている時間なんてない。

唇をかみしめ、前を見据えた。

「ほら、忘れもんだ」

差し出されたのは僕の財布。

携帯電話と財布を握りしめ、僕は振り返ることなく走り出した。



33へつづく。






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今度はちゃんと、自分の気持ちに正直に
正直に・・・ね!

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Re: そっちかぁ〜〜

ひ◇み 様

なかなかうまくいかないふたり…。
いえ、葉月のせいなんですけどネ(笑)
チャンミン君、どんだけユノ様のこと好きなんでしょうね~…。
葉月には計り知れない(;'∀')

こんな妄想ばっかりしてる葉月ですが、お話していただけますか?
かなりぶっ飛んでますよ?www

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Re: タイトルなし

ひ◇◇り 様

素直に幸せにしてあげられない葉月です(;'∀')
この問題をふたりがどうやって乗り越えて行けるのか…。
チャンミン君に頑張ってもらわなきゃ~。
応援してあげてください!(^^)!

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