雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet 33


Bittersweet 33



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ベットの中でうだうだと1日を過ごした翌日。

独りで動けるようにもなり、今日も仕事だと着替えをしていると激しい足音が聞こえてきた。

同じように着替えていたチャンミンもその音に気づき、振り返る。

「オッパ!」

「朝からどうしたんです?」

「大変よ!来てっ」

血相を変えて飛び込んできたスヨンに手を引かれ、着替えも中途半端なままチャンミンが連れ去られていく。

何事かと後を追いかけていくと、店の前に佇むふたりの姿があった。

「…?」

でも、それ以上に気になる。

いつも汚れひとつないほど磨かれ、境目さえ分からないはずのガラス。

そこに何か貼り付けられている四角いもの。

しかも1枚や2枚じゃなくいっぱい。

なんだろう…。

気になって扉を開け、ふたりに並ぶように立って振り返った。

「な…」

ガラスの至る所に貼られた写真。

そしてスプレーのようなもので書かれた乱暴な文字。

「なんじゃこりゃーーーーっ!」

慌てて両手で写真をむしり取っていると、不意に後ろから伸びてきた手がその1枚を剥がし取った。

「綺麗に撮れてますね。記念に1枚もらっておきましょうか?」

「…っ」

チャンミンが手にしているのは先日一緒に買い物へ行った際、不意打ちでキスされている写真だった。

どれもオレとイチャついてるものばかりだ。

しかも、いったんはチャンミンが戻した例のアレをオレが抱えてカゴに入れてるところまで。

「ね?ユノ」

「そういう問題じゃねーだろっ!コレ、どうすんだよっ!」

写真は剥がせばいいけど、このスプレーで書かれた文字まではどうにもできない。

スヨンが雑巾でふいているけど、一向に消える気配がない。

明らかに油性スプレー。

こんな状態で営業なんてできるわけがない。

というか、早く消さないと…。

「スヨン、ホームセンターでベンジンを買ってきて下さい」

「うん、わかった」

「ユノはとりあえず写真を剥がして、終わったら開店準備に取り掛かってください」

大したことではないと言わんばかりに、表情ひとつ、眉ひとつ動かすことなく、いつものようにさらりとそう告げる。

「お、おい!チャンミンっ!」

営業、する気か…?

この状態で?

だって…いつからこの状態だったかわかんないんだぞ?

誰が見ているかも。

「マジでか…」

既に厨房へと消えてしまったチャンミンを呆然と見送り、背中からかすかに聴こえてきた声に振り返る。

そこには近所に住んでいると思われる主婦らしき人。

こちらをちらちら見ながら、ひそひそと言葉を交わしている。

何を言われているのか…想像しただけでも怖くなる。

とにかく写真を引きはがして、ぐしゃぐしゃに丸めて、ゴミ箱へと突っ込んだ。

なんでこんなことになったんだ?

誰が、何のために?

なんか、泣きたくなってくる。

恨まれるようなことをした覚えはない。

ただチャンミンが好きで、チャンミンの作るチョコレートが好きで、一緒にいたいだけ。

なのに、それさえも許してもらえないんだろうか。

男同士だからというだけで。

もちろん普通じゃないことくらいわかってる。

でも、好きなものは好きなんだ。

オレはなんて言われようと構わないけど、チャンミンを、そしてチャンミンの店を貶めるような行為は許せない。

たとえどんな理由があろうとも。

「ユノオッパ、大丈夫?」

「オレは、大丈夫。でも…」

厨房に消えたまま出てこないチャンミンを想い、振り返った。

ここからでは肉眼で捉えることはできない。

「オッパは大丈夫よ」

「え…?」

「拘りないから」

当然のようにそう告げ、チャンミンに言われて買ってきたベンジンと新しい雑巾を取り出す。

「私はどちらかというよユノオッパのほうが心配」

「オレは…」

「今日は休んだら?午後からヒヨンも来るし、店は大丈夫よ?」

「…」

すぐには答えられなかった。

オレはなんて言われてもいい。

そう思っているのは事実だけど、正直怖いと思う。

もしこの写真を見て、スプレーで書かれた文字を見てやってきた人に何か言われたら…。

チャンミンを好きになったことも、恋人になったことも後悔はしていないけど、怖い。

「落書き消してくるね?」

ホモは消えろ。

そうレンガ仕立ての壁に大きく記されていた。

「…」

ここからその文字を見ることはできない。

見えるのは一生懸命手を伸ばして、文字を消すスヨンを店の中から眺めていた。

一応、店内の掃除は終わったけれど動く気がしなくて。

オレが動かなくても、変わらずに時間は進んでいく。

着々とショーケースの中に揃えられていく商品の数々。

いつもなら見ているだけで心浮かれるのに、今日は心動かない。

「ユノ」

「…」

振り返ると腕を組んで壁に寄りかかり、こちらを見つめるチャンミンがいた。

「今日は上で勉強してたら?」

「…」

できるなら、そうしたい。

でも…。

「大丈夫。やる」

「無理してないですか?」

「…逃げたくない」

そう。

ここから逃げることは、チャンミンを好きな気持ちから逃げることのように思えた。

それだけは絶対に嫌だ。

もちろん迷いがないわけじゃないけど。

でも、逃げたくないから、まっすぐにチャンミンを見つめた。

しばしオレを見つめていたチャンミンがそっと微笑む。

腕を解いて静かに歩み寄ってきたチャンミンが優しくオレを包み込んだ。

「…」

言葉はなく、ただ抱きしめるだけ。

いまのオレにとってはそれで充分だった。

「オッパ、イチャつくなら見えないところでやって!」

文字を消し終えて戻ってきたスヨンに怒られるまで、チャンミンはただオレを抱きしめていてくれた。

余裕なんかさっきまでなかったのに、怒られるチャンミンを見てオレは笑ってた。

きっと大丈夫。

根拠なんかないけど、そんな気がした。



34へつづく。





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Re: よかった。、

夢◇ 様

ヘンタイは消えろだと葉月も消えないとになっちゃいます~(;´Д`)
どうしようかと悩んだんですけど、これが無難かと(笑)
誰が書いたんでしょうね~( *´艸`)

美男子ホモが作ったチョコ…葉月も食べてみたいわ~(´▽`*)
っていうか、目の保養に通ってしまうかもwww

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Re: きっとあいつだ!

ひ◇み 様

犯人は誰なんでしょうね~(笑)
ま、登場人物少ないんでおわかりかと(。-∀-)

しかしチャンミン君、冷静すぎwww
動じてないというよりは、無視に近い気が…。
ユノ様は気が気じゃないみたいですけどね~(^w^)

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Re: えっと…

夢◇ 様

世の中、少なからずヘンタイは必要ですよ!!
きっと(笑)
だからこのまま爆走しま~すε≡≡ヘ( ´∀`)ノ

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