雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 5


Singin' in the Rain 5



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



気づくとチャンミンの事を思い出していた。

いまもそう。

気がそぞろで、上の空。

よって、彼女に怒られるという現状に陥っていた。

「いったいなんなの!?久しぶりのデートだっていうのに…っ」

「ゴ、ゴメン…」

こればかりは謝るしかない。

大学の同期で、合コンで知り合った彼女。

意気投合して付き合い始めたのが1年ほど前だった。

「もういい!帰るっ」

「え!?あ、ちょ…っ」

追いかけようとして慌てて立ち上がったら思いっきりテーブルの角に足をぶつけた。

あまりの痛みに声も出ず、ぶつかった場所を摩って痛みを誤魔化しているうちに彼女の姿は見えなくなっていた。

「…」

とりあえず連絡くらいしておこうと携帯電話を取り出す。

画面をタップしようとしたそのとき、着信を告げた。

浮かび上がった名前を見た瞬間、彼女のことなんかすっかり頭から抜けていた。

「もしもし?チャンドラ?」

『ユンホさん…?』

第一声ですでに違和感を感じた。

「どうした?何かあった?」

なんだろう、この感じ。

すごく頼りなくて、儚くて、守ってあげたくなる。

『ごめんなさい…。声が、聞きたくて…』

「…」

声が震えている。

一生懸命何かを隠そうとしているみたいだけれど、オレにはわかる。

「いまどこ?」

『…』

「チャンドラ?」

電波が悪いのか、それとも本当に黙っているだけなのか。

携帯電話を耳に押し当てたまま、オレは歩き出した。

「逢いたいんだ。どこにいるか教えて?」

思いつくところなど、チャンミンの自宅しかない。

答えをもらえないまま車へと乗り込み、ひた走った。

「チャンドラ、大丈夫だよ。すぐ行くから」

かすかに聞こえてくる嗚咽に不安が募る。

アクセルを踏み込み、さらに加速。

1秒でも早くチャンミンのもとへ行きたくて、焦っていた。

「チャンドラ。声、聞かせて?オレもチャンドラの声が聞きたい」

いったい何があったんだ…?

推測しようにも、材料が何もない。

『ユンホさん…』

いまにも消えてしまいそうなほどか細い声。

胸が締め付けられる。

『ユンホさん…っ』

「もうすぐ…もうすぐ着くから」

なんだってこんなときに赤信号に掴まるんだ。

イライラしてくる。

斜めになっていることにも構わず、路上に車を止めて駆け出した。

「…っ」

いつも開けっ放しの扉が、なぜか今日は閉ざされていた。

いや、冷静に考えてみれば、いつも開いているほうがおかしい。

「チャンドラ、開けて?」

焦る気持ちを落ち着かせるようにひとつ深呼吸し、意識して優しくそう呼びかけた。

灯りひとつついていない、暗い窓。

物音さえしない。

もしかしてここではないのだろうか…。

不安に駆られ始めたそのときだった、かすかに金属音が聞こえた。

そしてゆっくりと扉が開かれ、その隙間から白くて細い腕が伸びてきた。

「ユンホさん…ッ」

その身体を抱きとめて、ぎゅっとその細い身体を抱きしめた。

少し力を入れたら折れてしまいそうなほど細いその腰。

「チャンドラ…」

触れたことで安心したのもつかの間、不自然なほど冷たいその肌に驚いた。

そして気づく。

「…?」

腰に回していた手でその腕へと触れる。

指先が触れただけで、チャンミンの身体がびくっと大きく跳ねた。

「これ、どうした?」

「あ、あの…ちょ、ちょっと転んじゃって…」

「ホントに?」

間違いなく嘘だと思った。

覗き込めば、視線が宙を彷徨いながら足元へ落ちていく。

「…」

あごを掴んで上向かせると、頬もわずかながらに腫れていた。

「誰にやられた?」

「…」

辛そうに顔を歪ませ、それでも口を噤む。

まるでその人を庇っているみたいに。

「お父さん」

ふと思いついた言葉を口にしてみれば、目が大きく見開かれていった。

なんてわかりやすいんだろう。

でも、その分手は出せないように思えた。

赤の他人なら、お礼参りも考えるけれど、家族間となれば部外者が首を突っ込むのもおかしい気がする。

それに、余計にこじれてしまうような気もするし。

「いまお父さんいるの?」

「…」

問いかければ俯いたまま静かにかぶりを振るう。

「ここ、おばあちゃんの家だから…」

「おばあちゃんは?」

「いま、入院してて…いない」

ここがチャンミンの家だと思っていたから、正直驚いた。

つまり、ここはチャンミンにとって避難場所。

唯一の憩いの場ということ。

「チャンドラ、どうしようか?」

「…?」

「ここにいるのと、オレの家来るのどっちがいい?」

痛々しい頬を撫でるように包み、そう問いかけた。

チャンミンにとっての安らげる場所になりたい。

そう思った。

「ユンホさんの家…?」

「行ってみる?」

涙ぐんだ瞳に光が宿る。

幼い笑顔を浮かべて大きく頷くチャンミンの頭をなでた。

もう、一連の流れ。

癖だな、これは。

でも嫌がっていないし、むしろ嬉しそうだし。

なによりオレがそうしたい。

「行こう?」

頭を撫でていた手を差し出せば、チャンミンの手が重なる。

半ば乗り捨てるように止めた車へと導き、一路自宅へと向かった。

「これ、ユンホさんの車…?」

「うん。中古だけどな」

「カッコイイ…」

車じゃなくて、オレに言ってほしいな…なんて思ってみたり。

でも、チャンミンが楽しいならそれでいい。

チャンミンはオレが守るって決めたから。



6へつづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

はい、彼女持ちでございます(;^ω^)
今度はユノ様が(笑)
『ユノ』って呼び方にまだ慣れないんですかね~?
それとも照れちゃってる??

お父さん、なんなんでしょう…。
書いていたらそんなコトになっちゃいました(;'∀')

オフ会、やってみたいんですけど、いったいどれだけの人が賛同してくれるのか…。
コメントとかいただいていると、遠方の方もかなりいらっしゃるみたいだし…。
ご希望があれば、開催したいな~…とは思うんですが、
何しろ人見知りなものでちょっと怖いというか、恥ずかしいというか…。
悩んじゃう~っ(>_<)

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Re: タイトルなし

あ◇◇い 様

チャンミン君、ユノ様のお宅訪問です(笑)
帰れるかな~…( *´艸`)

謎な人物・お父さん。
いったいチャンミン君にはどんなしがらみがあるんでしょうね~(;^ω^)

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