雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (41)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
17位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

MIROTIC 18


MIROTIC 18



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



激しい物音に、目覚めた。

眠るときにはそばにあったぬくもりを、無意識に手が探し出す。

「シム・チャンミンをどこへ隠した?」

突然聞こえてきた声に、目を見開く。

まどろんでいた意識は一気に覚醒し、僕は身体を起こした。

途端、響く音。

僕の足元に中身をぶちまけたペットボトルが転がってきた。

どうやら、立ち上がったときに倒してしまったみたいだ。

そのおかげで気づいた。

足元にたわんで見える布のようなもの。

拉致されたとき、握らされたものと同じように思えた。

弾かれたように顔を持ち上げると、僕の目は傷を負い、血を流すユノの姿を映し出した。

いったい、何が起きてる…?

ユノの視線が真っ直ぐに僕へと注がれる。

動くな。

そう言っているように感じられた。

でも…。

「そこらへんにいるみたいだな。一斉に撃て」

男の言葉に、部屋を占拠してユノを取り囲んでいた人々が全員僕のほうへと銃口を向けた。

「…っ」

ガクガクと足が震えだす。

無意識に後ろへ向かおうとする足を止めたのは、ユノの眼差しだった。

動いたら、ダメだ。

またユノに迷惑がかかってしまう。

でも、恐怖はどうにもならない。

立っていることはできず、半ば腰を抜かすようにその場に座り込んだ。

ぎゅっと目を閉じ、身を震わせながら。

「気のせいか」

緊張感に包まれた部屋に低い声が響く。

反射的に顔を上げるのと、声を発した人物が手を下げるのが同時だった。

その手の指示に答えるように銃口が下がっていく。

「もう一度聞く。シム・チャンミンをどこへやった?」

「愛想つかされて逃げられたよ。残念、好みだったのにな~」

こんな状況下に置かれても、いつもどおり。

癇に障ったのか、男の足先がユノの腹部へと突き刺さる。

それでも苦悶の声すらこぼさず、ユノは一度は下にたれた頭をもたげて微笑んだ。

「殺されたいか?」

「どっちにしたって殺すつもりだろ?なら、オレは話さない」

なんで…?

どうして…?

ユノなら逃げられるはずだ。

独りなら、逃げ切れるはずだ。

これ以上嫌なんだ。

僕のせいで誰かが死ぬのは。

ましてやそれが、僕の目の前で行われるなんて絶対に嫌だ。

それなら、死んだほうがましだ。

ユノが死ぬくらいなら…。

「…」

もちろん、怖くないわけじゃない。

うまく力の入らない足を叱咤するように立たせる。

膝に手をついて、ゆっくりと。

理由はわからないけれど、向こうから僕の姿は見えていないみたいだから。

気づかれないようにそっと外へと続くその扉へと向かった。

頭の中でイメージをする。

扉を開けて、バスルームへと逃げ込む。

あの男たちをひきつけている間にユノの元へ行き、この布の中に収める。

「…」

焦らないこと。

イメージどおりにやればきっとうまく行く。

大丈夫。

今度は、僕が助けるんだ。

ドアノブに手を添えて息を整える。

そして一気にドアを開け放った。

全員が一様に振り返る。

僕はそのまま身を翻らせ、バスルームへと逃げ込んだ。

イメージどおりに。

遠ざかっていく足音に胸を撫で下ろす。

そしてユノのほうを見やれば、ただひとり、指示を出していた男だけが残っていた。

足元に膝をつき、唖然とするユノの姿。

「…」

どうしよう…。

本当なら、全員部屋を出て行っているはずだったのに。

「…」

悩んでいても仕方がない。

バスルームからたっぷりと中身の入ったシャンプーボトルを手にして布の中へと引き入れ、ふたりへと近づいていく。

焦ってはダメだと心の中で呟きながらゆっくりと。

「捕まるのも時間の問題だな」

「…っ」

「お前はもう、用済みだ」

ユノには僕の姿が見えているのかと思ったが、見えていないようだった。

焦燥感に満ちたその表情。

男が銃を手にする。

恐怖を煽るようにゆっくりと、もったいつけるように銃口を持ち上げるその男の後ろに僕は立った。

迷っている時間はない。

持っていた、満タンのシャンプーボトルを振りかぶり、一気に叩き下ろした。

鈍い感触が手に広がる。

初めて人を殴ったその鈍い感触にシャンプーボトルを落とし、後ずさった。

「…」

男は回転するように振り返ったかと思ったら、白目をむいてそのまま後ろ向きに倒れていった。

「チャン、ミナ…?そこにいるのか?」

遮るものがいなくなったことで、ユノの姿がくっきりと浮かび上がる。

震える手でマントを取り、夢中でその胸の中に飛び込んだ。

「ユノ…っ」

「馬鹿野郎…無茶、しやがって」

目じりにそっと口づけが落とされる。

「チャンミナ、時間がない。その男の右ポケットに手錠のカギがあるはずだから取って?」

こぼれそうになる涙を拭い、倒れた男へと駆け寄る。

ポケットを手を入れれば冷たくて硬いものが指先に触れた。

取り出してみれば小さなカギ。

それを手にユノの元へと戻り、後ろ手に腕を拘束している手錠を外した。

「ありがとう。助かった」

違う。

助けてもらったのは僕のほうだ。

かぶりを振っていると、そっと頬に手のひらが触れた。

顔を上げるとそこには痛々しい顔で、優しく微笑むユノの姿。

「大丈夫。何も心配はいらないから」

抱きしめて欲しい。

無意識にそう思っていた。

でも、時間がないことはわかっている。

僕を探しにいったやつらがいつ戻ってくるとも限らない。

せめて足手まといにならないよう、ユノに向かって頷いた。

大丈夫だと。

頭をなでるとすぐさま床に置き去りとなっていたカバンへと歩み寄る。

中からなにやら手錠にしては不可思議な色をしたそれを取り出し、いまだ倒れたままの男の手にかける。

続いて倒れている男を中心に何か、小さな物体を四方へと設置する。

しばらくするとそれは僕の目から見えないようになっていた。

「?????」

なんかもう、頭の中クエスチョンマークでいっぱいだ。

教えてもらえないとわかっているだけに、気になって仕方がない。

「チャンミナ」

差し出された手に駆け寄り、その手を握り返した。

身を寄せ合って布に包まり、部屋の隅に身を潜ませる。

てっきり、逃げるんだと思ってた。

顔を上げて様子を窺えば、視線に気づいたユノがそっと微笑む。

不安を感じていると勘違いしたのか、抱きしめて、キスをしてきた。

「…」

複雑だ…。

視線を落とすと、何かを握り締めるユノの手があった。

光るボタンのついた、グリップのようなそれ。

たぶん、ユノは違う世界に住む人なんだと思う。

どういった世界かはわからないけど。

いろんなことがあって頭がおかしくなってるって思われるかもしれないけど、漠然とそう思った。

だとしたら、いつかは離れなければならない人。

たとえ、好きになったとしても…決して想いが叶うことはない。

どんなに、好きになったとしても…。

終わりが足音を立てて近づいてくる。

僕の思惑に嵌って、外に出て行った人々が戻ってきた。

扉を開けて、倒れている男に気づいて駆け寄る。

そして、ユノが手にしていたグリップのボタンを押す。

「終わりだ」

倒れている首謀者と思しき男を中心に四方へ置いた機械がボタンに反応し、光の鳥かごを作り出していた。

見えない何かに阻まれるように、逃げ出そうとすれば弾かれる。

狙われていた理由も、ユノの正体もわからないまま、すべてがいま終わった。

「チャンミナ…?」

切なくなった。

まるで、心の一部を切り取られてしまったみたいに…。



19へつづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

いえいえ、終わってませんよ~!
どちらかと言えば、こっからが本番?

とりあえず事件は無事解決したみたいですが、ふたりの気持ちはまだ未解決( *´艸`)
やっぱりイチャコラ書かないと、ね~(笑)
まだまだ明日もオレ様なユノ様に頑張っていただきますよ~(´▽`*)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.