雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 13


Singin' in the Rain 13



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



いったん、自宅へ帰ることとした。

さすがに休日まで堅苦しいスーツでは過ごしたくなくて。

チャンミンもまた準備をしてくるといったん自宅へ。

近くの公園でブランコをベンチ代わりに時間を潰していると、不意に携帯電話が震えだす。

着信に浮かんだ名前。

準備ができたのだろうと立ち上がりながら画面をタップし、耳へ押し当てた。

「…っ」

瞬間、聞こえてきたのは何かが割れるような激しい音。

そして罵声が轟く。

尋常ではない事態にオレは走り出した。

「チャンドラ!大丈夫か!?」

どれだけ呼びかけても応答はなく、焦燥感だけが募る。

たかだか2分ほどの道のりが果てしなく遠く感じるほどに。

激しい物音に、近所の人々も何事かと野次馬のように顔を出し始めていた。

オレはその間をすり抜け、躊躇うことなく扉を開けた。

「この死神がッ!」

聞こえてきた言葉に耳を疑った。

いったいどういうことなのか、わけがわからないながらも最優先はチャンミンを救出すること。

声のしてきた方向へと突き進み、扉を開け放った。

手を振り上げる男の姿が目に入り、咄嗟に身を滑り込ませた。

「…っ」

左頬に熱が走る。

ゆっくりと顔を元の位置に戻し、手を振り上げていたその人を見つめた。

オレを打ったその手をもう片方の手で握り、呆然とした面持ちでその人もまたオレを見つめていた。

「チャンミンさんは、しばらくオレが預かります。こんなところに置いてけない」

「何を勝手なことを…っ、息子をどうしようと親の勝手だ!」

「親にそんな権利はありませんよ。チャンミンはチャンミンですから」

声を発するたび、アルコールのにおいがする。

相当飲んでいるみたいだ。

だから余計に感情が乱れ、コントロールできなくなっている。

「落ち着かれたら、こちらに連絡をください。話し合いならば応じます」

名刺の裏に携帯番号を記し、そっとその手に握らせた。

いま、これ以上交わす言葉はない。

チャンミンに暴行を働いていたその人に背を向け、うずくまったまま身を震わせているチャンミンの肩へ手を置いた。

「もう大丈夫だから、な?」

「ユ、ノ…ッ」

切れた口端。

千切れかけたシャツ。

ジャケットを脱いでその肩へとかけ、転がっていたボストンバッグの中へ適当に着替えを押し込んで抱えた。

「チャンドラ、行こう?」

独りでは立ち上がることもできないチャンミンを支えながら歩き出す。

彼が後を追いかけてくることはなかった。

おそらく近所の人が通報したのだろう。

駆けつけた警察官が近づいてくる。

「いまは話せる状況ではないので、落ち着いたら連絡します」

「だ、大丈夫です。なんでも、ないですから…。単なる、親子喧嘩なんです。ご迷惑おかけして、申し訳ありません」

「…」

誰も、そんな言葉信じやしない。

近所の人の目も、駆けつけた警察官の人の目も、一様に疑惑を抱いている。

警察官の人にも連絡先としてオレの携帯電話番号を伝え、とりあえず捕まえたタクシーに乗り込んだ。

肩に寄りかかり無言のまま、虚ろな瞳を宙に彷徨わせていた。

「チャンドラ、降りて?」

「…」

疲弊しきった瞳がオレを映し出す。

きっと、ここがどこかも認識していない。

真っ先にやってきたのは病院だった。

警察に通報されているのだから、病院へ行っても行かなくても結果は同じ。

それをチャンミンも認識しているのか、それとも理解できていないだけなのか、素直にオレの言葉に従った。

24時間救急外来受付をしている大きな病院。

さすがに人もまばら。

運よく、当直は外科の医師で、すぐに診察室へと案内された。

「…」

打撲、火傷、裂傷。

古いものから新しいものまで、幾重にも重なった傷。

さすがに医師も驚いたように目を見開いた。

もちろん、オレも。

直視するのが辛いと思うほどに。

「…っ」

怒りがこみ上げてくる。

こんなことなら外で待つではなく、一緒に中へ入ればよかった。

そうすればこんなに傷を負わなくて済んだのに…。

できるかぎりの検査と処置を行い、病院を出たのが午前0時過ぎ。

再びタクシーへと乗り込み、ようやく自宅へたどり着いた。

「おいで?チャンドラ。まずはシャワー浴びて、今日は休もう?な?身体、洗ってやるから」

捻挫した手首では身体を洗うこともできやしない。

そう思って手を引いて誘うと、少し困ったようにチャンミンは微笑んだ。

「ひとりで大丈夫。右手は使えるから」

気丈に振舞うチャンミンに胸が痛む。

衝動を抑えきれずに抱き寄せ、まぶたを伏せた。

「無理すんなよ。言っただろ?泣きたいときは泣けばいいって」

「…ありがとう、ユノ。でも…大丈夫」

「ホントに?」

大丈夫なわけがない。

一時的とはいえ、口も利けない状態だったんだから。

「チャンドラ」

優しく、そっと背中をなでているとかすかに嗚咽が聞えてくる。

ほら、やっぱりだ。

オレの前では無理する必要ないのに、心配させまいとしているその健気な姿が胸を締め付ける。

いっそ、全部曝してくれればいいのに。

「大丈夫。オレがそばにいるよ。チャンドラのそばにずっと」

誰にも囁いたことがない甘い言葉。

それもチャンミンならば臆することなくこぼれ出る。

あたかもそれが自然であるように…。



14へつづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

何やらいろいろ抱えている様子のチャンミン君。
ユノ様に早く身と心を委ねてほしいですね~( *´艸`)

彼女はですね…もうちょっとお待ちくださいませm(__)m

こちらのお話は、いつもの葉月妄想と違ってゆっくりめの展開なので(笑)

Signはですね~…結末は考えてあるんですけど、なかなか時間がなくて(;^ω^)
すみません、中途半端で(´Д⊂ヽ

コメント

Re: タイトルなし

あ◇◇い 様

いちごチャンミン君、可愛いですよね~( *´艸`)
ほっぺたがおいしそう♡
葉月もとりあえず体力を養いつつ、2年後を迎えなければ!
あと、トン資金も(笑)
やっぱり、完全体になった暁には渡韓したいですからね~♪

そして父の名前、ありがとうございますm(__)m
ちなみに、こちらのお話もシリーズ化を検討中だったりします。
結構、中途半端に謎を残したまま終わっちゃうカンジなので(;^ω^)
お父様のお名前はヨンジンで決定!
たぶんep2に再び登場予定。
皆様のご希望があれば、ですけどwww
悪役の名前はホントに悩むんですよね~…。
なので葉月の妄想には名前が出てこない人が多かったり(;´・ω・)

一応、9月あたりにオフ会をしようかと。
いつもこのブログに遊びに来ていただいている方からご要望いただいたので。
でも、いったいどれくらいの人が集まってくれるのか…
ちょっと不安だったり(笑)
なので、次のお休みにでも呼びかけてみようかな~って思ってます。
よかったらご参加くださいね?
あ、でも遠いから難しいかな…。
サインなんていう恐れ多いものはご用意できませんが、変態トークは盛りだくさんになるかと(´▽`*)
特に、お酒が入ると止まりませんので要注意!

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