雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 16


Singin' in the Rain 16



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



どんどん、時間が減っていっている気がする。

避けられているような、そんなカンジ。

理由がわからない。

いつものように迎えに行ってみたら、もぬけの殻。

どこにいるのかとSNSを送ってみれば、学校で練習しているという返答。

先生に送ってもらうから大丈夫だという。

日付が変わっても帰ってこない。

心配になって、車を走らせた。

でもたどり着いた学校は明かりひとつついていなくて、慌てて連絡をした。

『もしもし?』

「チャンドラ、いまどこだ!?」

『あ、ゴメンなさい…。今日は、遅くなっちゃったから家に…』

「いまから迎えに行く」

あんなところに居させるわけにはいかない。

車に舞い戻って、エンジンをかけた。

『大丈夫だよ。ここが、僕の家だから。ユノは、彼女のところに行ってあげて』

「行かないって言ったろ?」

『ダメだよ。僕のせいで、ユノの幸せが犠牲になるのは嫌だ』

「なに言って…」

犠牲?

そんなこと、思ったことも考えたこともない。

『もう、僕は大丈夫だから。だから、ユノの生活に戻って?いままで、ありがとう』

「ちょ…ッ、チャ、チャンドラ!」

どうして…?

いきなりこんなことを言い出すなんて…。

気づいたら、彼女に電話をしていた。

「オレだけど、チャンドラに何言った?」

久しぶりの連絡なのに、こみ上げてくる感情を抑えきれず責めるようにそう言っていた。

考えられる原因なんてそれしか思い浮かばなかったから。

『何も、言ってないわ』

「ウソつくな!だったらなんでチャンドラが家に戻るなんて言い出すんだよっ」

『やっぱり…あなたは、私よりあの子を信じるのね』

声を荒げるでもなく、寂しげな声でそう囁くように告げる。

急に、怒りや憤りといったものが収束していく。

「ホントに、なにも言ってないのか…?」

『言ってないし、そもそも逢ってもいないわ』

「じゃあ、なんで…」

『少し、距離を置いたほうがいいんじゃない?彼だって、子どもじゃないんだから』

確かに高校生ともなれば、大人ではないにしろ、子どもというにもおかしい。

でも、誰かが守ってやらなければ…。

『ねぇ、ユノにとってあの子は本当にただの弟?』

「え…?」

『私にはそう思えないの』

「な、なに言ってんだよ。そんなこと…」

『ないっていうなら、まだ私のこと抱ける?』

唐突な、しかも大胆な発言に声を失った。

こんなこと言われるのは、初めてだ。

「あたり、まえだろ。チャンドラは、オレの弟だ。お前が恋人なんだから」

『そう?なら、試してみる?』

週末にという言葉を残して、通話は切れた。

なんか、どっと疲れが押し寄せてくる。

でも、どうしてだろうな…。

頭に浮かぶのは、チャンミンのことばかりなんだ。

心配で仕方がない。

自然と、車が走り出した。

1度だけ訪れたその場所に向かって。

家の前に車を止めて、寄りかかるようにして携帯電話を取り出した。

『もしもし…?』

「いま、家の前にいる」

『え…?』

「顔が、見たいんだ。だから、出てきて…?お願いだから…」

なんでこんなに必死なんだろう。

でも、どうしても顔が見たい。

泣いていないか、ちゃんと笑っているか、確認しないと寝れそうにもない。

「チャンドラ…」

『…』

なんか、嫌われることでもしたんだろうか…。

思い返してみても、心当たりもない。

「チャンドラ…っ」

苦しいんだ。

変な病気にでもかかったみたいに、胸が苦しい。

もう、顔も見たくない…?

胸が押しつぶされそうになったとき、かすかな物音が聞こえた。

弾かれたように顔を上げれば、携帯電話を握りしめたまま俯く姿があった。

「…」

しとしとと降り出した雨にも構わず、その手を掴んで引き寄せる。

音を立てて携帯電話が落ちていった。

「チャンドラ…」

出逢った時と同じように降り注ぐ雨が優しくオレたちを包む。

「オレはもう、必要ない…?」

無意識にそう問いかけていた。

その意味は、言った本人さえ分からない。

でも、腕の中で必死にかぶりを振るうチャンミンに今度は胸が締め付けられる。

「違う…っ。違うよ、ユノ…っ」

「じゃあ、どうして…」

「怖いんだ…っ。僕が、僕じゃなくなっていくみたいで、怖い…っ」

意味が分からない。

背中に回した手を少し緩めてその顔を見つめれば、大きな瞳からしずくがこぼれ落ちていく。

雨なのか、それとも涙なのか。

「チャンドラ…」

どうしたら力になれる?

ただ笑っていてほしいんだ。

「…」

冷たい雨が体温を奪っていく。

震える指先で腕を掴み、引き寄せれば倒れるようにチャンミンはオレの腕の中に納まった。

「頼むから、そばにいて?心配なんだ…。そばにいないと、不安なんだよ」

「…っく」

オレのそばで、笑っていて。

全身全霊をかけて、守るから。

その笑顔が曇らないように、涙を流すことがないよう、守るから。

だから、そばにいてほしい。

そばにいなきゃ、守ることもできない。

「帰ろう…?な?」

ここにチャンミンの居場所はない。

傷つくとわかっている場所に、居させるわけにはいかない。

願いが通じたのか、チャンミンは小さく頷いた。

安堵している自分に気づく。

自分のことに精いっぱいで、オレは大事なものを見落としてしまっていた。

チャンミンのSOSに、気づくことができなかったんだ。



17へつづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

さすが!
すでに葉月マニアですね(笑)
チャンミン君のSOSはユノ様への気持ちです♡
自分の気持ちにチャンミン君は気づいたのに、ユノ様は…(;^ω^)
鈍感すぎwww
絶対ユノ様もチャンミン君のこと好きなのに、まだ彼女と付き合っていこうとするなんて馬鹿の極みですね~(^w^)
これから、チャンミン君はどうするんでしょう…。
そしてユノ様は…?
何やら雲行きが怪しくなってきましたね~( *´艸`)

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

チャンミン君も、他人である彼女も気づいているのに、当の本人は全く気付かず(笑)
ユノ様、どんだけ鈍感なんでしょうwww

ドS葉月が描く切ない系のお話が好きだなんて…光栄です(´▽`*)
これから先、ふたりはどういう道を進んでいくんでしょうね~…。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたしますm(__)m

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