雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 20


こんにちは、葉月です。

拍手コメをいただきましたので、こちらにてお返事させていただきますm(__)m

????様

朝から切ないお話ですみません
ユノ様、鈍感すぎて…ホントにチャンミン君が可哀想
すみません、書いている張本人が言ってたら世話ないですよね~
幸せなふたりに向けて、頑張りますっ


Singin' in the Rain 20



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



戻ってきたチャンミンの顔色は、明らかに悪かった。

血の気が引いたように青白くて、反射的に腰を浮かせた。

「チャンドラ、大丈夫か?」

「え…?大丈夫だよ?」

「…」

やっぱり、そのまま家に帰ればよかった。

夕食なんてどこかで適当に買うか、デリバリーにでもすればよかったんだ。

会計を済ませて、またチャンミンを助手席へと押し込んで、今度はまっすぐに自宅へと向かった。

その間もチャンミンはどこか思いつめた表情で、窓の外を見つめていた。

「チャンドラ?大丈夫か?歩けるか?」

どれだけ顔色が悪いかわかっていないのだろうか…。

オレが大丈夫かと問いかけるたびに、不思議そうにオレを見つめて首をかしげる。

腰に手を回して支えるように部屋へと向かい、ソファへと座らせた。

「ユノ、大丈夫だよ?」

「いいから」

起き上がろうとするチャンミンを押しとどめ、膝をまくらに横たわらせた。

柔らかな髪を撫で、少しでも元気になるようにと祈りを込めて。

「何か、悩んでるのか…?」

「え…?」

「さっき、なんか思いつめてる風だったから」

誰よりも側にいるのに、気づかなかった。

いまさっきまで。

なんでも話してほしい。

どんな小さなことでも力になりたい。

「…」

でも、返ってくる言葉はなかった。

一度はオレへと向けられた視線がゆっくりと離れていく。

そして、伏せられた長いまつ毛がかすかに震えるのが見えた。

「オレに、言えないこと…?」

なんだろう…。

この気持ち。

ムカムカするような、ぎゅっと胸が締め付けられるような。

隠し事はないと思っていたのに、違っていた。

その現実を目の当たりにし、苦しくなる。

「言いたくないなら、いいよ。話したくなったら、話して?待ってるから」

きっと、いつかは話してくれる。

また、心を開いてくれる。

いまは、それを待ち、耐えるしかない。

チャンミンを傷つけることも、苦しめることもしたくないから。

「ユノ…」

「うん?」

「…ううん、なんでもない…」

そう簡単に話してくれるなんて思っていない。

ホントはちょっと、期待したけど…。

でも、焦ってはいけないと自分を宥め、不安にさせまいと微笑んだ。

そうしてゆっくりと夜を過ごし、交代でシャワーを浴びて、同じベットへと潜り込む。

「チャンドラ、もうちょっとこっち」

少し離れて眠ろうとするチャンミンを抱き寄せた。

「おやすみ」

日課となった額への口づけ。

幼い頃、両親がよくオレにしてくれたその行動。

まるで愛してると伝えてくれるようなその行為が、オレは好きだった。

だから、チャンミンにもしてあげたいと思った。

愛している人間がいるんだと、オレは家族なんだと伝えるように。

「…おやすみなさい」

胸元から聞こえる囁くような声。

オレよりも細いその身体を包み込み、早く元気になってくれるようにと願いながら目を閉じた。

体内時計が朝を告げる。

緩やかな坂を上るように目覚めた。

腕の中にある心地よく、優しいぬくもり。

ゆっくりとまぶたを開けば、あどけない寝顔がそこにはあった。

「…」

その姿を見ているだけで、微笑がこぼれる。

なんだろう、この気持ち。

春の柔らかな陽だまりの中にいるように、心が穏やかになる。

もう少しちゃんと見たくて、ふとんのなかに身をもぐりこませて正面から見つめると、頬にかすかな涙の痕。

「…」

途端、胸が締め付けられるように苦しくなる。

優しく抱きしめて、髪を撫でて、額に口づけて。

少しでも痛みが、苦しみが癒えるように。

「…」

どれくらいそうしていたのだろうか。

かすかに吐息が聞こえた。

腕を少しだけ緩めて覗き込めば、まぶたを震わせながらゆっくりと瞳が姿を現していく。

「チャンドラ…?」

「…」

ぼんやりとした瞳がオレを映し出し、手が伸びてくる。

異様に冷えた指先が頬に触れ、そして微笑んだ。

「…」

吸い込まれてしまいそうだ…。

初めて出逢ったときから思っていた。

どんな高価な宝石よりも美しいと。

そのキレイな瞳に見惚れていると驚いたように見開かれた。

次の瞬間、頬に触れていた手が離れていく。

「ゴ、ゴメンなさい…」

「…?」

謝られる理由がわからない。

もしかして、誰かと勘違いしたんだろうか…。

そんな考えにいたった途端、小さく胸が痛んだ。

離れたその手を取って、頬へと触れさせる。

逃げられないように、手を握ったまま。

「ユ、ユノ…っ」

窘めるような声に気づかぬふりで微笑み、心のままその手にそっと口づけた。

「なんか…初めてな気がする。こうして、チャンドラからオレに触れてくれるのって」

「…っ」

「嬉しいな…。必要とされてるみたいで」

チクチクと小さな棘が刺す。

誰かと間違えたんじゃないと信じたい。

芽生えた疑問をねじ伏せるようにそう告げ、微笑んだ。

「もう少しだけ、このままでいさせて?」

目を閉じて、頬に触れるそのぬくもりにすべての感覚を委ねる。

強張っていた手が次第に緩んでいく。

どれくらいそうしていたのか。

まぶたを持ち上げると、眉をハの字にして困ったように微笑むチャンミンの姿があった。

手はそのままにもう一度微笑み、困惑を滲ませたその頬にそっと口づける。

「そろそろ出かける準備しようか?」

頷いたのを確かめ、揃ってベットから抜け出す。

顔を洗って、歯を磨いて。

そして約束どおり、オレたちはチャンミンの思い出の地であるプラネタリウムへと向かった。

市街地からは少し離れた、小さなプラネタリウム。

日曜日だというのに人もまばら。

通路際に席を取り、ゆったりとしたそのイスに腰を下ろした。

隣を見やれば、まっすぐにスクリーンを見つめる横顔。

やっぱり、何か思いつめている風だ。

「…」

呼吸に合わせておなかの上で上下する、左右重ねられた手。

無意識に手を伸ばし、オレはその手を優しく包み込んだ。

そばにいる。

ここにいる。

いつだってオレは、チャンミンの隣にいる。

チャンミンに、そう伝えたくて…。




21へつづく。







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切ないけど…難しいですよね…(._.)

守ってあげたい!

と強く願うユノは守るのに必死でチャンミンの気持ちも自分の気持ちにも気付かない( ̄ー ̄)

モヤモヤしてるから…

後はキッカケですよね…うん…

まさか先にチャンミンが自分の気持ちに気付いて辛くなるとは(゜ロ゜;

もう少しの我慢ですよね!

葉月さん(*≧∀≦*)



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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チョン・ユンホ、罪な男です(ノД`)・゜・。
なんで気づかないんでしょうね~…ホント。
怒りを通り越して、呆れてくる(;^ω^)

オフ会なんですが、9月21日などいかがでしょうか?
土日祭日のみお休みの方がいらっしゃって、できる限り参加希望いただいている方にお越しいただきたいので(*´ω`*)

このお話のふたりの幸せは…もうちょっとお時間いただかないと…すみませんm(__)m

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Re: 暑いですね

夢◇ 様

暑いですね…。
そしてユノ様は暑っ苦しい(;^ω^)
なんというか…勘違い甚だしいおせっかい?
お仕置きが必要ですね(笑)

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Re: タイトルなし

ラ◇◇マ 様

切ないですよね…。

守ってあげたいという一心で、空回りしてるカンジが(;^ω^)
早く気づかないと、チャンミン君が…(ノД`)・゜・。
間違いなく、誰が見てもユノ様はチャンミン君のことが好きなんですけどね~(笑)

チャンミン君が先に気づくのは予想外でしたか?
うまく騙せたみたいで、葉月はウハウハ。
ちゃんと幸せにさせますので、ご心配なく~(≧▽≦)

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