雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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MIROTIC 28


MIROTIC 28



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



未来の干渉を知った人間は、記憶を消さなければならない。

確か、ユノはそういったことを言っていた。

それはつまり、記憶を消せるということに他ならない。

「僕は、知っています。知っている人間は、記憶を消されるんでしょう…?だったら、すぐに消してください」

「それ、本気で言ってんの?」

「…」

「チョン・ユンホとの記憶、全部なかったことにしたいって」

普通なら出来上がった料理を置くだろうその場所に腰をおろし、アメをくるくると回しながら確認するようにそう尋ねる。

「…」

記憶を消せば、戻れる。

すべてなかったことにして、一生懸命仕事して、休みの日には彼女と遊んで。

そうすることが僕の日常であり、平和。

なのに、確認のように紡がれた言葉に頷くことができなかった。

「きっと、ユノだってそれを望んでるんじゃないですか?一度も連絡ないし、一度も姿見せないし。どうせ、僕なんか…遊びだったんですよ。単なる、暇つぶし…っ」

自分で言っていて、情けなくなってくる。

同時に、苛立ちがこみ上げてくる。

勝手に人の前に現れて、心をかき乱して、現実をメチャクチャにして。

あっさり姿を消す。

やっぱり最低な人間だ。

「ホントにそう思ってる?」

「…そうに、決まってる」

「ふぅん…」

アメを口の中に入れ、柄を指先でコロコロと転がす。

「アイツね、いま重要ミッションの最中。勤務中は情報漏えいの危険から外部と一切連絡は取れないし、ミッション終了まで拘束されんだ。しかも、謹慎喰らって充分休養したんだからって、立て続けに駆り出されてるらしい」

「…」

「戻ってから1か月、休みなしだってさ」

連絡がないのも、姿を見せないのも、そのせい…?

僕のことを忘れたわけじゃない…?

遊びだったわけでもない…?

にわかに信じることはできない。

信じるには、怖すぎた。

「まぁ、信じる信じないはお前の自由。ホントに忘れたいって言うならオレに止める権利はないからな」

「…」

「お前の気持ちがわからないわけじゃない。いつ戻ってくるかもわからないものを待つってのは結構しんどいからな~」

まるで、知っているかのようだった。

帰ってくるか来ないか、わからない人間を待つ人の心を。

「もしホントに忘れたいってなら消してやってもいいけど?」

「…」

答えることはできなかった。

「もう一度考えてみれば?それからでも遅くねぇだろ」

楽に、なりたい…。

なのに一言が出てこない。

たった一言でいいのに、どうしても声に出せなかった。

店を出て、抜け殻のように人波を逆行するように進み、僕の家となったマンションへと帰る。

ひとりでは広すぎるベットに身を投げ、目を閉じた。

逢いたい。

ホントは、ものすごく逢いたい。

声だけでもいい。

なのにそれすらも叶わない。

忘れられたらどんなに楽だろう。

でも、身体の中に残された彼の一部が求めてやまない。

触れる手のひらの熱さとか、耳に触れる吐息とか、僕の名を呼ぶ優しい声とか。

起きていても、寝ていても。

心も身体も、すべてユノに奪われてしまった。

癪だけど。

「…」

恨み言のひとつやふたつ、言ってやらないと気が済まない。

忘れてしまったら、それすらも言えなくなる。

冗談じゃない。

「ホント、ムカツク…っ」

なんでこの僕が、あんな軽くて自分勝手なヤツに振り回されなきゃならないんだ?

さっきまでの鬱屈さが一転、怒りにすり替わる。

いつまでもぐじぐじ悩んでいたら、アイツの思い通りじゃないか。

そんなの、絶対に嫌だ。

思い通りになんかなってやんない。

戻ってきたらきたで、ぶん殴って三行半突きつけてやる。

「あーっ!ホント、ムカツクっ!」

こうなったら、思いっきり遊んでやる。

ポケットから携帯電話を取り出して、余計なことを考え出す前に電話した。

「あ、ウンジュ?連絡できなくてゴメン。これから逢えないかな?」

快い返事に笑みを浮かべ、ベットから起き上がった。

気分を入れ替えるためにシャワーを浴びて、少し小奇麗な服に着替えてマンションを後にした。

待ち合わせ場所に指定したいつもの店には彼女の姿。

あれだけ待たせたのに嫌な顔ひとつせず、笑顔で僕を迎えてくれた。

「待った?」

「ううん、いま来たところ」

微笑む彼女を隠そうとする長い髪を指先ですくい上げ、そっと耳へとかける。

くすぐったそうに身を捩る彼女に微笑み、優しく手を取った。

「どこ行こうか?実は全然考えてないんだ」

素直にそう告げれば、可愛らしい声で笑う。

1か月も連絡を怠り待たせたのに、いつも通りだ。

「じゃあ…ショッピングは?映画でもいいけど」

「ショッピングにしようか?心配させちゃったお詫びになんでも買ってあげる」

「ホント?」

「うん」

そう、これでいいんだ。

手を繋いで店を出て、いろんな店が立ち並ぶその場所へと向かった。

屋台で買ったものを分け合いながら、のんびり、ぶらぶらと。

彼女に似合いそうな服、帽子、アクセサリー。

いろんなものを買って、お礼に手料理をご馳走してくれるという彼女の家へ。

キッチンに立つ彼女の姿をリビングのソファから眺めながら、将来を思い描いてみたり。

「チャンミン」

「うん?」

「味見してみて?」

差し出されたスプーンを口へと運び、笑顔で頷く。

「うん、おいしい」

「よかった。もうちょっとでできるから待っててね?」

ホント、僕にはもったいないくらいの彼女だ。

傷つけることはしたくない。

初めて、好きになった人だから…。



29へつづく。






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Re: イチャコラ不足です!

K◇O 様

うじうじしてたら、キレちゃいました(笑)
短気なチャンミン君です(;^ω^)
彼女に連絡は間違ってますよね~…。
ユノ様も彼女も可哀想。
早く戻ってきて~っ!

本物のユノ様はこの暑い中基礎訓練真っ只中。
心配だ…。
基礎訓練が一番キツイって除隊していた面々、みんな言ってました(;^ω^)
早く元気なユノ様が見たい…っ。

イチャコラはもうちょっとお待ちくださいませ!
ご満足できるかどうかはわかりませんが、ちゃんと準備してますので~( *´艸`)

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Re: あぁ……(涙)

ペ◇マ◇ー 様

こんばんは!

チャンミン君、選択間違っちゃいましたね…(;^ω^)
これは反則。
ユノ様だって(たぶん)頑張っているのに…。
チャンミン君のぱぼ。

ホント、連日の猛暑に身体が限界です。
でも、今日の埼玉は比較的涼しく、久しぶりにエアコンなしでコメ返しております。
テレビにはT1Storyの麗しいおふたり♡
WITHが届くまで鬼リピートです(笑)

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Re: タイトルなし

あ◇ 様

チャンミン君の幸せ。
ユノ様の幸せ。
ふたりの幸せが同じ形であれば一番イイんですけど…。
人の心ってムヅカシイ…(;^ω^)
でも、やっぱり好きって気持ちがお互いにあるなら一緒にいるのが一番?かな??

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君、キレちゃいましたね~…(。-∀-)
しかも最低な選択を…。
ユノ様、早く帰ってこないと大変ですΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

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