雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 32


Singin' in the Rain 32



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



買い物をして家に到着すると、チャンミンはそのままキッチンへと向かった。

すぐに調理へ取り掛かるチャンミンを引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。

「ユノ?」

「5分だけ」

だって、1週間もいないんだ。

想像するだけで寂しくて、切なくて。

出逢ってから、一度だってそんなに逢わなかった日はない。

だから、不安もあったんだと思う。

チャンミンに出逢う前の生活が思い出せないくらい、一緒に過ごすことが楽しくて。

目を閉じてその形と香りを記憶する。

決して色あせないように、深く。

「…」

ゆっくりと腕を解いていけば、大きな瞳が窺うようにオレを見つめていた。

「あとで、1週間分充電させて?」

冗談交じりにそう告げ、俯いたチャンミンにそっと微笑んだ。

名残惜しみながら腕を放し、背を向ける。

とりあえず堅苦しいこの格好から解放されたい。

スーツをベットの上へ放り投げて、部屋着をまとい、リビングへと戻る。

キッチンではチャンミンが手際よく夕飯の準備。

いつもはリビングのソファで待っているけれど、今日はもう少し近くにいたくてダイニングテーブルへと腰を下ろした。

まな板と包丁の奏でる音を聴きながら、その背中をじっと見つめていた。

不意に振り返ったチャンミンが、目を丸くする。

予想外のところにオレがいたから驚いたみたいだ。

その表情すら可愛くて、撫で回したくなる。

1時間とかからず出来上がった料理を食べて、ソファに並んで座って寛いで。

今日だけは片時も離れずにいたくて、一緒にシャワーを浴びたかったけれどさすがに断られた。

しょうがなくいつものように交代でシャワーを浴びた。

「チャンドラ」

「…?」

濡れた髪のまま振り返ったチャンミンに、今日受け取ってきたばかりのそれを渡す。

「開けてみて?」

促されるままリボンを解いたチャンミンは呆然とそれを見つめた。

「これ…」

「実はお揃い。チャンドラのはこっちの時間に合わせてあって、オレのはウィーンの時間に合わせてある」

チェーンを手にかけて落としてみれば、かすかに揺れる。

銀色の、装飾彫りが綺麗なその懐中時計。

「裏、見てみて?」

それを慎重に手に取り、チャンミンはまた大きく目を見開いた。

見開かれた大きな瞳にじわりと涙が浮かぶ。

「え…?ちょ、チャンドラ!?」

喜んでほしくて買ってきたのに、泣くなんて想定外だ。

慌てて抱き寄せて、背中をなでた。

「ユノ…」

「ん?どうした?」

「ユノ…っ」

「大丈夫。ここにいるから…。だから、何も心配するな…な?」

いつも控えめに添えられるだけの手が、今日だけはしっかりとオレを掴んで離さない。

何か言いたそうなのに、言葉を飲み込んで。

我慢なんかしなくていいのに。

言いたいことがあるなら言えばいい。

「あり、がと…っ。た、大切に、するから…っ」

「チャンドラ…」

なぜかはわからないけれど、その言葉がやけに切なかった。

抱きしめる腕に力をこめて、額にそっと口づけて、首筋に埋もれる。

「ユノ…」

「ん…?」

「好き、だよ…」

耳を澄ませていないと聞き逃してしまいそうなほど小さな声。

でも、ちゃんとオレの耳に届いた。

「オレも」

「好き…っ」

また、なんか様子がおかしい。

窺おうと腕を少し緩めてみたけれど、逆にきつく抱きつかれた。

「チャンドラ…」

だから、同じ分だけ抱きしめ返す。

隙間ないくらいに、強く。

そのまま夜を越え、朝を迎える。

少しはれぼったいまぶた。

オレのキャリーケースへ丁寧に荷物を詰め込んで、ポケットにはオレがプレゼントした懐中時計。

「キャリー、ちょっと小さかったか?」

「ううん、大丈夫」

「今度、大き目のヤツ買ってやるからな?」

「僕、これがいい」

傷だらけのキャリーケースを愛しげに撫で、そっと微笑む。

つられて微笑みながら、頭の中では帰ってきてからのことを考えていた。

どうせだから、旅行をしよう。

ふたりでのんびりと過ごせるところがいいな、なんて。

「できた」

「よし。じゃあ、行くか?」

「…うん」

チャンミンの手から荷物を取り上げ、歩き出す。

「ユ、ユノ」

荷物を取ろうと伸ばされた手をもう片方の手で握り締め、振り返った。

「チャンドラはちゃんとオレの手だけ持ってて」

「…バカ」

赤らむ頬、尖った唇。

そんな顔でバカって言われても、可愛いとしか思えない。

靴を引っ掛けて、先に廊下へと出る。

同じく靴を履いて出てきたチャンミンが、名残惜しむように部屋を振り返った。

「チャンドラ?」

呼びかければ、儚い微笑み。

手を伸ばして言いつけどおり、オレの手をぎゅっと握り締める。

「行こう?」

その言葉に頷き、車へと乗り込んだ。

助手席で、今日もまたチャンミンは窓の外を見つめていた。

なんだろう、この胸騒ぎは。

1週間で帰ってくるんだから心配なんか必要ないのに。

まるで、そのまま消えてしまうんじゃないかと思えてならない。

「ちゃんと、帰ってこいよ?迎えに来るから」

「うん。着いたら連絡するね…?」

「着いたら、じゃなくて毎日」

なんでムキになってんだろう…。

自分でもよくわからない。

でも、言わずにはいられなかった。

オレの言葉に目を伏せて微笑み、チャンミンは小さく頷いた。

それが、せめてもの救い。

搭乗手続きを済ませて、少し喫茶店で時間を潰して。

出国ゲートへ消えていくチャンミンを見送って、それでもやっぱり心配で。

飛び去っていく飛行機を見送ってもその場から離れられなかった。

胸騒ぎが、収まらなくて…。



33へつづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様、変なところで勘が働いてますね~(笑)
もっと違うところで働かれろよってツッコミ入れたくなっちゃう(。-∀-)

チャンミン君、とりあえずは1週間で帰ってきますよ~。
そろそろユノ様にも自覚してもらわないとかな?
手遅れじゃなきゃイイんですけど(^w^)

オフ会の頃には完結してると思いますのでご安心を~(*´∀`)♪

コメント

お久しぶりです。
毎日お邪魔しているんですが・・・

読んでは、「もう~なんで。。チャンミン!」とか、「ユノォ~早く・早く気付いて・・・」とかそんなんばっかりで、自分の語彙の少なさにがっくりです。
しかし、チャンミンはもどかしいくらいだし、ユノは感が良いんだか悪いんだか・・・。今度もやっぱり、葉月様に振り回されてる感ありありです。

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Re: タイトルなし

yumi 様

お久しぶりです!
まどろっこしくてすみませんm(__)m
なかなか歯車が噛み合わないというか、お互いがお互いを思うあまりに深読みしすぎているというか、なんていうか…。
今回、チャンミン君が頑張ってユノ様に好きって言ったのに伝わってないし~(。-∀-)
ユノ様、自分の気持ちに気づかなすぎ(笑)
葉月も書いててちょっぴりイライラ気味~(-'д-)y-~
でも、もうそろそろ…かな…??
もうしばらくお待ちくださいませ(^w^)

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Re: 本当に?

ペ◇マ◇ー 様

なかなかうまく噛み合わないふたりですね~…。
じれったい(´д`|||)
ユノ様はいつになったら自分の気持ちに気づくんでしょう…?
そろそろ、ですかね~(笑)
イチャコラまでもうしばらくお待ちくださいませm(__)m

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