雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.2-10


Bittersweet ep.2-10



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



失敗したな…。

厨房を見渡し、深くため息をついた。

失神してしまったユノの身体を綺麗に洗い流してからベットに寝かせ、とりあえずどうにかしようと下りてきたはいいがどうこうできるレベルじゃない。

ポケットから携帯電話を取り出し、馴染みのクリーニング業者へと連絡した。

今晩来てもらえるという回答にとりあえずは一安心。

「…」

ユノもしばらくは起きないだろう。

いまのうちに買出しをしてきてしまおうと、カギを手に店を出た。

散歩でもするようにブラブラと。

白い息を吐き出しながら、景色を堪能するようにゆっくりと。

そうえいば、こうして独りで出かけるのは久しぶりだ。

ユノと暮らし始めてから、初めてかもしれない。

気づくといつも隣にユノがいたから。

だからだろうか。

ちょっと、左側が寂しいとか。

生まれてからいままで、1度もそんなこと思ったこともないのに。

不思議なものだ。

「あ…」

不意に聞こえてきた声。

聞き覚えのあるその声に振り返ると、そこには数週間ぶりに出逢う人がいた。

「珍しいところで逢いますね」

そこは、近所のスーパーだった。

ふわりと微笑み、その人が斜め後ろを振り返る。

目線の先には大あくびをこぼす人。

話には聞いていたけれど、逢うのは初めてかもしれない。

「ジフン、紹介するね?シム・チャンミン君」

「あ~…駅で階段から落ちそうになったことを助けてくれた王子様?」

「ジ、ジフンっ!」

王子様…?

ありえない表現に鳥肌が立つ。

でも、それ以上に気になったのは、その眼差し。

なんか敵意を感じる。

たぶん、誤解しているか嫉妬しているかのどちらかだろう。

かなり独占欲が強いみたいだ。

「どうも、イ・ジフンです。うちのカンタが世話になったみたいで」

礼を言っているつもりか…?

いや、違うな。

どちらかといえば牽制に近い。

「別に世話をしたつもりはありませんよ。たまたま、僕の上に落ちてきただけなんで。それに、お礼ならカンタひょんから既にもらってるのでお気遣いなく」

「お礼…?」

「えぇ。食事を奢ってもらったり、飲みに連れて行ってもらったり。最近はちょっとペットの世話が忙しくてご無沙汰ですけど」

「ペット…?」

「えぇ。ここ最近、人懐こい大型犬を飼い始めたんで」

我ながら、いい比喩表現だ。

いまごろベットで身体をまるくして眠っているだろうユノを思い出し、そっと微笑む。

「へぇ…犬、ねぇ」

どうやら僕の言葉に含まれた意味に気づいたみたいだ。

眼差しにあった剣呑さが消える。

「じゃあ、今度はオレからお礼するよ。今度、その大型犬と飲みにおいで」

「え…?ジ、ジフン、犬連れて行っていいの??」

理解していないのはカンタだけ。

差し出された名刺を受け取り、僕は一見似非臭い笑みを浮かべるジフンを見つめた。

「飲み放題、でいいんですか?結構高くついちゃうかもしれませんよ?」

「構わないよ。お礼と、お詫びだから」

「じゃあ、遠慮なく。今度、お伺いさせていただきます」

ちょっと厄介だけど、おもしろいかもしれない。

近いうちに行こうと心に決め、ふたりへ分かれを告げた。

カートを押しながら、適当に食材を買い込んで。

そういえばユノの大好物であるアイスクリームが切れそうだったと思い出し、業務用の大きなそれを押し込む。

なんか、すっかり主婦だな。

いままではインスタントラーメンをネットで購入して、スーパーへ来るのなんて月に1、2回だったのに。

会計を済ませて両手に袋を提げ、またブラブラと帰っていく。

今日は何を作ろうかと、買った食材と家にある食材を頭の中で並べながら。

のんびり歩きながら自宅へとたどり着き、階段へと足を踏み出したそのときだった。

「チャンミンっ!」

突然の大きな声。

尋常ならざるその声に驚き、買ってきたものを放り出すようにして部屋へと駆け込んだ。

迷うことなく寝室へ向かえば、ベットから転げ落ちたのか、うずくまるユノの姿があった。

「チャンミン…っ」

「…」

子どもみたいだ。

涙をいっぱい溜めて、懸命に手を伸ばす。

その手を握り返し、優しく抱きしめた。

「怖い夢でも見たんですか?」

「お、きたら、いなかった…っ」

それだけ…?

思わず心の中でそう呟いていた。

こっちは買ってきたものを放り出してまで駆けつけたというのに…。

「チャンミン…っ」

僕にとっては大したことないことでも、ユノにとっては違うのか?

もちろん、人ぞれぞれ基準が違うのだから仕方ないけど。

でも、起きたらいなかったってだけでこれは異常としか思えない。

「ここにいますよ」

なだめるように、シーツからこぼれた肌をそっと撫でる。

そこでようやく異変に気づいた。

「ユノ」

手で顔を押し上げるようにして額を重ねあわせてみれば、いつもより熱い。

これ以上泣かれても困ると、シーツにその身体を包んで抱え上げ、リビングへと向かった。

ソファ脇にある小さな棚にしまってある体温計を手に取り、わきの下へ挟み込む。

「ちゃんみ…」

僕がいることで安心したのか、次第に頭がうなだれるように沈んでいく。

これでは首を痛めると、寄りかからせてそっと息をついた。

ピピっと音が聞こえ、体温計を取り出す。

37度9分。

「…」

厨房での一件がマズかったか…?

暖房つけてなかったし。

僕は服を着ていたけれど、ユノの服は初っ端からむいちゃったし。

たぶん、それが原因だ。

とりあえずと額に冷えピタを貼って、服を着させて、もう一度ベットへと連れて行った。

また、起きていなかったら取り乱してしまうかもしれない。

かといって、ずっとそばにいるわけにもいかない。

大急ぎで放りっぱなしの食材を冷蔵庫へ詰め込んで、せっかく考えた献立をおかゆに変更して。

そしてユノがいつ目覚めてもいいように寝室へと向かった。

「ちゃんみん…?」

隣の部屋から漏れてくる明かりを頼りに本を読んでいると、そんなか細い声が聞こえてきた。

本を閉じて歩み寄り、そっと髪を撫でる。

「ここにいるから」

「ん…」

じっとりと汗で濡れた肌。

「身体拭いて、着替えて、少しゴハン食べましょうか?」

「ちゃんみんもいっしょ…?」

どういう意味だ…?

熱に浮かされているとはいえ、理解に苦しむ。

「一緒です」

とりあえず駄々を捏ねられても困るとそう返し、そっと額に口づけた。

「タオル持ってくるから、少しだけ待ってて?」

「…」

頷くでもなく、何かを訴えかけるような瞳。

今度はそっとまぶたに口づけた。

「すぐですよ」

「…うん」

その言葉を受けて足早に洗面台へと向かい、タオルをぬるま湯に浸す。

戻る道すがらキッチンに寄って鍋を弱火であたため始め、着替えを手に寝室へ。

「すぐ戻ってきたでしょう?」

「…おそい」

3分ですべての行程を終えて戻ってきたのに、遅い?

いや、充分早いはずだ。

ここでもやはり、熱に浮かされている人間に説明したところでわかってくれないだろうと苦笑いを浮かべた。

「ほら、身体拭いてあげるから」

とりあえずとユノの身体を抱え起こし、汗で湿ったTシャツを脱がせた。

暑かったようで、ほっと息を漏らす。

その身体を丁寧に拭いて、また服を着させて。

ついでだからシーツも替えようと、ユノの身体をソファヘと移す。

シーツを替えている間にゴハンを食べてもらおうと、おかゆを器へよそって差し出し、スプーンを握らせた。

「僕はシーツを交換してくるんで、これ食べながらいい子で待っててくださいね?」

そう告げれば、不貞腐れたように唇が尖っていく。

でも、こればかりはどうしようもない。

頭をなでて、背中に視線を感じながらも単独寝室へと戻った。

手早くシーツを取り替えて戻ってみたが、おかゆはまったく減っていなかった。

しょうがない子だ…。

「ほら、貸して?」

握ったまま機能を果たしていないスプーンを抜き取り、おかゆを少量すくい上げる。

息を吹きかけて冷まし、ユノの口へと運んだ。

打って変わって、喜んで口を開く。

まったく…。

これじゃホントにペットみたいだ。



ep.2-11へつづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

名前しか出てなかったカンタさん、満を持しての登場で~す♪
どうなるのかな~…。
このまま安定の甘々か、はたまた波乱の予感か!?
どっちに転ぶかは葉月次第(*´∀`)♪

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Re: タイトルなし

あ◇◇い 様

Singin' in the Rainのふたりに熱い応援ありがとうございますm(__)m
対照的な2組のカップル。
残念ながら時間を早めることはできませんが…。
あ、MIROTICのユノ様に頼めばできるかも(笑)
なんとか、明日まで心を強く持ってお待ちくださいませ(>_<)

草刈り作業…なかなかの重労働ですね(; ・`д・´)
暑くないのがせめてもの救いでしょうか…。
どうぞご無理なさらずに!
幸せ(?)まであともう少しですから~(´▽`*)

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