雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 40


こんばんは、葉月です。

拍手コメのお返事を失礼いたします。


アー◇グ◇イ 様

ホント、ユノ様はこんな時にどこへ行っちゃったんでしょうか…。
チャンミン君、ほったらかし?
皆様、かなりユノ様にご立腹のご様子(;^ω^)
仕事中にまでお読みいただけるなんて、光栄です!
お仕事しながら泣いたり怒ったりしてたら葉月と同じく変態になっちゃいますのでご注意くださいませ(笑)
Bittersweetもまたこちらのお話とはまったく違うテンションのお話。
どうぞ、そちらで心を落ち着かせてくださいませ。
…いや、落着けないですね。
逆にwww

Singin' in the Rain 40



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



何も手につかない、どころの話じゃない。

何もする気が起きない。

仕事も、食事も、睡眠も。

普通と言われること、何ひとつ。

「…」

社会人になって、初めて無断欠勤をした。

眠れないまま夜を明かし、1日を棒に振って。

そして、チャンミンがいなくなって2日目。

オレはふらつく足で部屋を出た。

もう一度、チャンミンに逢いたかったから。

どうしても、もう一度。

まず向かったのは祖母の家だった。

けれど、人の気配がない。

ピアノの音も、何も聴こえない。

「…」

ドアノブに手をかけて力を込めた。

けれど、鈍い音が響くだけで、開きはしなかった。

「チャンドラ…」

扉に額を押し当て、その名を呟いた。

いつもなら心にぬくもりを与えてくれるその言葉も、いまは切なさを募らせるだけ。

胸が、苦しくなる。

「…っ」

じっとなんか、していられない。

扉に背を向けて歩き出す。

実家、学校、プラネタリウム。

思いつく限りの場所を廻って、何度も行ったり来たりして。

でも、見つからない。

いまさら気づいた。

オレは、チャンミンのことを知っているつもりで何も知らないということに。

「…」

オレは、大きな勘違いをしていた。

チャンミンがオレを必要としているんじゃない。

オレが、チャンミンを必要としていたんだ。

妹の代わりを求めて、守っているつもりが守られていた。

しかもその錯覚に浸って、酔いしれて、チャンミンを傷つけた。

苦しめていたのは、オレのエゴ。

「チャンドラ…」

オレはきっと、雨宿りしていたんだ…。

チャンミンに。

妹を失った隙間を誰かに埋めてほしくて。

でも、いまは違う。

やっとわかったんだ。

これまで、チャンミンに対して抱いていた感情や行動の意味が。

ホント、最低だ…。

でも、いまさら何を言う資格もないけれど、せめて謝りたい。

逢って、謝って、抱きしめて…そして、伝えたい。

どうしても、言いたいことがあるから。

「…」

しばらく祖母の家で待っていたけれど、チャンミンはとうとう現れなかった。

痺れた足を解すようにゆっくりと伸ばし、小さく息をついた。

もう、深夜2時。

あと1時間だけ、あともう少しだけ。

そう心に言い聞かせ、いつの間にか空は白み始めていた。

「…」

どこへ行ってしまったんだ…?

まさか、もうウィーンに行ってしまったのか…?

不安が否応なく押し寄せる。

一度、家に帰ろう。

シャワーを浴びて、それからもう一度来よう。

そう心に言い聞かせ、車へと乗り込んだ。

駐車場に車を入れて部屋へと向かう。

ポケットから取り出したカギで解錠し、扉を開けた。

「…?」

錯覚かもしれないけれど、彼の香りがした気がした。

靴を脱ぎ捨て、部屋へと駆けこんだ。

「…」

手のひらから、カギが滑り落ちていく。

乾いた音が響いた。

「チャンドラ…」

テーブルの上にあったはずのものがない。

ほっぽりだしたバスタオルも。

慌てて奥の部屋へと向かい、クローゼットを力任せに開く。

「…」

すべて、なくなっていた。

現実を受け止めきれず、視線が宙を彷徨う。

どこかにチャンミンの欠片が残っているんじゃないか。

その一心で、部屋を駆けまわった。

でも、何ひとつ残っていない。

まるで、ここにいたのが夢だったように。

真っ暗だ。

頭の中も、目の前も、すべてが真っ暗だった。

全身の力が抜け落ち、倒れるように崩れた。

瞬きを忘れた瞳からは涙がこぼれ落ち、それを拭う力さえも残っていない。

「…」

ふと、視界の隅に淡い光が見えた。

真っ暗だった世界に、差し込む淡い光。

最後の力を振り絞って立ち上がり、それへと向かって歩き出した。

そこには、オレが置きっぱなしにしていた懐中時計と、カギがひとつ。

もう、チャンミンは帰ってこない。

その事実を突き付けられた。

「…っ」

残されたそれを握りしめ、膝から崩れ落ちた。

立ち上がる力も残っていないくらい、打ちひしがれていた。

「チャンドラ…っ」

フローリングにしずくが落ちていく。

ひとつ、またひとつ。

想いが溢れるように、フローリングを濡らしていく。

「チャンミン…っ」

強く握りしめたせいで、懐中時計のふたが開いていた。

滲む視界で見えたそれに、目を見開く。

その懐中時計は、5時を示していた。

オレの時計はここではない土地の時刻を刻んでいるはずなのに。

慌てて裏返してみれば、そこにはチャンミンの名前の刻印。

そのアルファベットを指先でなぞり、両手で握りしめた。

手に額を押し付け、堪えることなく泣いた。

唯一、チャンミンが残してくれたそれを手に。

願いと、想いをこめて…。



41へつづく。






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コメント

おはようございます

あっ、あっ、あっ、朝から号泣です~~~うわ~~~~ん切ねぇ

ゆの、あなたには期待してる!!
頑張ってちゃんどら探して!!
そしてどうにかしてーーー!!笑

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