雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 44


Singin' in the Rain 44



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



あの日、空港で見た最後の姿が忘れられない。

待ってる。

帰ってきて。

その言葉が耳から離れない。

「…」

ホントに…?

ユノのあの言葉は、本心…?

好きだって言ってくれたけど、それは兄として、弟に向けた言葉?

それともひとりの人間として…?

僕と同じ意味で、好きって言ってくれたの?

わからない。

確かめたいけど、確かめるのが怖い。

「チャンミン?」

「あ…す、すみません…」

「謝ることはないだろう?」

曲の途中で、指が止まってしまっていた。

想いが先行してしまって。

「こっちの生活には慣れた?」

「はい。まだ言葉がわからないですけど…。でも、大丈夫です。ピアノは、万国共通ですから」

グァンシクは僕の言葉に微笑み、ピアノの天板へと触れた。

「そうだね。ピアノに限らず、音楽は万国共通だ」

「…はい」

「今日はね、食事の誘いに来たんだ」

「…?」

そういたずらっ子のような笑顔を浮かべ、グァンシクは1枚のCDを取り出した。

「あ…」

「クラッシック部門で売上最高をたたき出したらしい。カンタが自分のことのように喜んでた」

恥ずかしい。

その一言に尽きる。

完成品を見たのは初めてで、まさかこんな風に仕上がっているとは思わなかった。

「次回作のオファーも来ているみたいだね」

「…す、すみません、僕、勝手に…」

「大丈夫だよ。この学校はさほどうるさくないし、規制する校則もない。それに、こんな遠い国では知らない人間のほうが多い。私も知ったのはカンタが教えてくれたからだし」

俯く僕の手を、グァンシクの手が優しく撫でる。

「行こう?レストランを予約してあるんだ。このCDにサインももらわないとだし」

「え!?グ、グァンシク先生っ」

からかわれているのは明らかで、顔が一気に熱くなる。

手を引かれ、たどり着いたのは少し高そうなお店。

気後れする僕を手招きし、店内へと進んだ。

「グァンシク先生は、ホントにピアノが好きなんですね…」

母国でもそうだったけれど、ここでもやはりピアノの生演奏が披露されていた。

「彼女、僕の教え子なんだ。上手だろう?」

「はい」

「この世界で成功するのは、一握りの人間だ。ほとんどの人間はこうして、教える側に回ったり、彼女のように細々とやっていく」

返す言葉が、思いつかなかった。

みんな成功を夢見ているのに、成功を掴みとれるのはわずかな人のみ。

間口はこんなにも広いのに、上へ行けるのは一握り。

相当の実力と、運に恵まれた人だけ。

「…僕は、恵まれていると…ホントに、そう思います。たったひとりの人と出逢ったことで、僕の運命は大きく変わりました。その人のおかげで、いまの僕はあるんです」

「素晴らしい人に出逢ったんだね」

「…はい」

「このCDの最後に収録されている曲。これは、その人を想って?」

名曲ばかりを集めたこのCD。

その中に混ぜていいのか、最後まで悩んだ。

でも、どうしても届けたかった。

聴いてくれるかはわからないけれど、でも、いつかはと願って。

「いい曲だった。とても切なくて、愛しくて。その人への君の想いが溢れていた」

「…」

「次の発表会、この曲も入れてみないか?」

「え…?」

CDを静かにテーブルの上へ置き、組んだ手の上に顎を乗せる。

少し近づいたグァンシクの表情は真剣そのもの。

「もったいないと思ったんだ。とてもいい曲だから。だから、もっとアレンジをして、完成度を高めて、聴かせてほしい」

「…」

「お願いできないかな?」

できるのか。

不安に思うよりも、やってみたいと思ってしまった。

ユノへの想いが詰まった曲だから。

「聴かせてくれる?」

「…はい。やらせてください」

そう告げれば、目を細めて嬉しそうに笑う。

噛みしめるように頷き、乗り出した身体を背もたれへと預けた。

「発表会がいまから楽しみだ」

少しプレッシャーをかけられた気がした。

帰ったらスコアを見直して、アレンジも考えなければならない。

もちろん練習もしなきゃだし。

時間が全然足らない。

「いい顔だ。いままで見た中で一番」

「…」

ふっと笑みを浮かべ、ピアノを見つめた。

やっぱり、部屋にもピアノを置こう。

グランドピアノは無理だけど、この際電子ピアノでもいい。

1日中弾いていたいんだ。

ユノのための歌を…。



45へつづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様ピーンチΣ(・ω・ノ)ノ!
チャンミン君、片想いが長すぎてある種疑心暗鬼?
まだ道のりは長いかも~(;´Д`)
でも、ちょっとずつ彼らのペースで先には進んでますので。
かーなーり、のマイペースですけど(笑)

オフ会まで1か月切っちゃいましたね~( *´艸`)
ドッキドキ♡
緊張するけど、いまは楽しみが大きいかな?
まだなんにも決まってないですけどねwww

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Re: オォーー♪

ペ◇マ◇ー 様

ありがとうございます!
あっという間に拍手50,000回に到達してしまいましたΣ(・ω・ノ)ノ!
これも、皆様のおかげ。
ホントにありがとうございますm(__)m

Singin' in the Rainもちょっとずつ前に進んではいるんですけど、マイペース過ぎ(笑)
早く逢えるように、葉月も頑張ります('◇')ゞ

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