雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (94)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
9位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Singin' in the Rain 45


Singin' in the Rain 45



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



チャンミンとの想い出を辿っていた。

出逢った祖母の家、実家、プラネタリウム、学校。

「あ…」

不意に聴こえてきた声に振り返る。

そこには半年前にお世話となった人の姿があった。

「その節は、お世話になりました」

「いや、別にお世話をしたつもりはないんだけど…気になっていたんだ」

そりゃそうだ。

普通、気になるだろう。

「もし時間があるなら、少し話さない?」

「…はい」

お礼も言いたいし、それに、聞きたかった。

チャンミンのことを。

場所を喫茶店へと移し、向かい合って座る。

「逢えた?チャンミンに」

「…はい、おかげさまで。ありがとうございました」

「引き留めなかったんだ…」

「…あなたの言葉が、引っかかって…言えませんでした。だから、待ってるって、伝えました」

そう、と短く応じ、コーヒーを口へと運ぶ。

カンタに倣ってキャラメルマキアートを飲み、小さく息をつく。

「頑張ってるみたいよ?」

「え…?」

「チャンミン」

「そう、ですか…」

少しはオレのことを思い出したりしてくれているのだろうか…。

寂しいと思ってくれたりするのだろうか…。

オレは、毎日が寂しくて仕方がない。

「CDは、買った?」

「はい。毎日、聴いてます」

本当に、飽きもせず毎日聴いている。

朝も、夜も、車にいるときも、仕事へ行くときも。

「一番最後に入ってる曲、どう?」

「あれが一番好きです。なんか、切ないんだけど…安心する。チャンドラがいなくなって心にぽっかり穴が開いていて…それが、埋められていく気がするんです。オレの、勝手な感想ですけど」

何言ってるんだと自嘲すれば、カンタは優しい微笑みを浮かべた。

「あの曲、チャンミンが君を想って作ったんだよ」

「え…?」

「作曲者にチャンミンの名前があったの、気づかなかった?」

全然、気づかなかった…。

呆然としていると、カンタはかすかに声を立てて笑う。

「連絡は?」

「取っていません。携帯も、解約されてましたから…」

「そっか…。教えようか?」

「いえ。オレは、帰ってきてくれるって信じて待ってます。たとえ、何年かかろうと」

だって、声を聞いてしまったら逢いたくなってしまう。

逢ってしまったら、連れ戻したくなる。

きっと。

「じゃあ…いいものあげるよ」

「…?」

「2か月前に発表会があったらしいんだけど、チャンミンがそこでその曲を披露したんだ。アレンジがかかってて、とても素晴らし演奏だった。録音したものを送ってもらって聴いたんだけど…鳥肌が立ったよ」

聴きたい。

いますぐにでも。

チャンミンの存在を、少しでも感じたい。

「最近は作曲も積極的にやってるみたい。再来月、またCDを出すって。こっちはカバーアルバムだけど、次予定しているのは全曲オリジナルって言ってた」

「スゴイな…」

それは正直な感想。

でも、なんか…オレだけ取り残されている気がする。

チャンミンはまだ、オレのことを必要としてくれているんだろうか…。

不安になる。

「大切な人を想いながら書いたって」

「…」

「幸せ者だね、君は」

目を伏せ、静かにコーヒーを飲む。

からかうように、茶化すように。

心が、揺らぎそうだ…。

「頑張りなよ?君も。チャンミンに負けないように」

「…はい」

返事をしながらも、心はぐらついていた。

頑張るって何を?

オレはしがないサラリーマンで、チャンミンは有名ピアニスト。

その差は歴然だ。

知らず、ため息がこぼれていく。

「ゴメン。なんか、余計なこと言っちゃった?」

「い、いえ、大丈夫です」

「…そろそろ出ようか?もしよければ、CD渡そうか?ここから5分くらいなんだ、僕の家」

怖いと思う反面、聴きたい。

その中に答えがあるような気がして。

店を出て、車で追走し、1件のマンションへとたどり着いた。

ハザードを受け、オレは車を止めた。

「ちょっと待ってて?すぐ取ってくるから」

「はい」

10分ほど車で待っていると、エントランスからカンタが現れた。

手には1枚のCD。

「はい、これ。返さなくていいよ?僕は音源持ってるから」

「すみません」

「じゃあ、またね?一応連絡先それに挟んどいたから、何かあったら連絡して?」

「ありがとうございます」

手を挙げて去っていくカンタを見送り、受け取ったCDをカーステレオに差し込んだ。

読み込みが終わり、スピーカーから音がこぼれ落ちた。

最初の1音から違う。

透明さも、繊細さも変わっていないけれど、何かが違う。

言うなれば、心に共鳴するような旋律。

「…」

音に乗って声が蘇る。

ユノ、と呼ぶ愛しい声が。

聴こえてくるすべての音が、オレのことを呼んでいる気がした。

そんなわけないのに、そう思ってしまった。

「チャンドラ…」

なんで、不安になんかなってる…?

チャンミンのほうがよほど不安じゃないか。

言葉も通じない異国の地で、精いっぱい頑張ってる。

この曲がそれを如実に物語っていた。

「…」

バカだな、オレは…。

こんなことで揺らいでいたら、待っていることなんかできやしない。

なら、相応しい男になるよう頑張ればいい。

今度こそ、チャンミンを守るために。



46へつづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

少しずつ前進して…チャンミンのユノへの思いが音になってしっかり伝わって良かった(*´∀`)

ユノの思いがしっかり伝わって感動の再会迄あと少しかな…

カンタさんいい仕事してます(^^)v

コメント

Re: タイトルなし

ラ◇ま◇ 様

ちょっとずつ、ふたりのペースで前進中~(*´∀`)♪
どうやらユノ様の想いはチャンミン君に届いてたみたいです。
これで伝わってなかったら、ね~(。-∀-)
カンタさんのおかげもあって、再会まであともう少し~(^w^)
頑張るっペ~(*^^*)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.