雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Singin' in the Rain 47


Singin' in the Rain 47



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



どんどん、チャンミンは有名になっていく。

出すCDはどれもクラッシックの枠を超えた売れ行きを見せている。

雑誌に顔が載ることもあれば、テレビで観ることもある。

もちろん雑誌は全部買っているし、テレビはすべて録画済。

姿を見れるのは嬉しいけれど、その分怖くなる。

ホントに、チャンミンは戻ってきてくれるのかと。

オレのことなんかもう、忘れてしまってるんじゃないかって。

日に日に、不安が大きくなっていく。

チャンミンはオレの知らないところでどんどん綺麗になっていってるし。

だからだろうか…。

雑誌も買ってるし、テレビ録画も漏らしていないけれど、観れない。

ため息をついてどうなるものでもないんだけど、こぼれてしまう。

もう、チャンミンが旅立ってから2年が経っていた。

逢いに行けばいいのかもしれないけれど、待っていると言った手前、行くことができない。

変なプライドが働いて。

チャンミンに負けるわけにはいかないと、仕事に精を出した。

結果、室長までなったけれど、それでもまだ足りない。

最近では海外事業も任されるようになって、月の半分は海外生活。

忙しさを理由にできる限り考えないようにしていた。

期待して、帰ってきてくれなかったときのことを考えると、立ち直れそうにもないから。

「…」

だんだんと、母国が近づいてくる。

帰ってくるのは1週間ぶりだ。

チャンミンとの思い出が詰まったあの家。

引越をしようかとも考えたけれど、もしかしたらと思ってそれもできない。

胸にはいつだってチャンミンの名前が刻印された懐中時計。

期待しないようにしながらも、待っている。

チャンミンが自分の意志でオレの元へ帰ってきてくれるその日を。

「…」

出張を終えてたどり着いた空港。

携帯電話の電源を入れると、いくつかのメッセージが届いていた。

チャンミンがこっちに帰ってきてる。

それはカンタからのメッセージだった。

でも、オレに連絡はない。

連絡先は知っているはずなのに、一切。

MTV見て。

次のメッセージはそんな内容だった。

録画してあるし。

なんとなくメッセージは返せないまま、タクシーへと乗り込んだ。

そういえば今日はチャンミンと初めて出逢った日だ。

あの日と同じく、雨がぱらついている。

「チャンドラ…」

こんな雨の日はどうしても思い出してしまう。

一緒に過ごした時間はわずかだったけれど、でもかけがえのない時間。

そして、かけがえのない人。

こんなにも誰かを大切に想ったのも、愛したのも初めてだ。

「お客さん、着きましたよ?」

「あ、すみません…」

想いを馳せているうちに、自宅へと到着していた。

支払いを済ませ、外へ出れば雨がオレを包み込んでくれる。

差しのべた手に落ちてきた雨粒を握りしめ、エントランスへと足早に進む。

そして、溜まりに溜まった郵便物を小脇に抱え、部屋へと向かった。

ネクタイを解き、濡れたジャケットをソファに投げおいて。

リモコンを手にしてソファに座り込んだ。

録画しておいたMTVを再生させ、席を立つ。

音だけを聴きながらキッチンへと向かい、ペットボトルを取り出した。

他愛もないインタビューだ。

似たような質問。

好きな曲は、だとか。

尊敬するアーティストは、だとか。

これがなんだっていうんだ…?

「チャンミンさんの処女作ともいえるあの曲なんですが、噂ではとても大切な人を想って書かれた曲だとか?そのあたりについてお話を伺いたいのですが、いかがでしょう?」

テレビを振り返れば、テロップに曲名が浮かんでいた。

「はい。いまでも、僕の大切な人です。僕は、その人に想いを届けたくてピアノを弾き続けているんです」

「…」

自然と、足がテレビへと向かっていた。

「それは…恋人、ということでしょうか?」

「…わかりません」

「は…?」

「僕が旅立つとき、その人は帰ってくるのを待ってるって言ってくれましたけど…一度も連絡していませんし、一度も逢っていませんから」

少し寂しそうな微笑みは、昔のまま。

気づくと、テレビに両手でしがみついていた。

「だから、こっちへ来ることが決まって…手紙を、書いたんです」

「…」

はっと、弾かれたようにダイニングテーブルへと向かった。

1週間の出張だったせいか、溢れかえっていたポスト。

ぐちゃぐちゃに押し込められていたそれ。

要らないものを投げ捨て、必死に探していた。

「想い出の場所で待ってるって。来てくれるかは、わかりませんけど…。でも、僕はいまもその人が好きだから。だから、最後の賭けです。これで来なかったら、諦めようと思って」

「だ、大丈夫ですよ!こんないい男、振る奴なんかいませんって!」

「だといいんですけど」

白い封筒が、1通。

慌てて封を切って、便箋を取り出した。

目を通し、時計を見やった。

午後、3時。

悩んでる時間なんてない。

カギを手に部屋を飛び出した。

非常階段を駆け下りて、車に飛び乗って。

早く、早く、早く。

なのに、雨のせいか、こんな日に限って渋滞がひどい。

あと少しというところで全く動かなくなり、オレは路肩に車を寄せて走り出した。

チャンミンの好きな雨に抱かれながら。

息が切れる。

足がもつれる。

でも、立ち止まっている時間はない。

閉館間際のプラネタリウムに駆け込んだ。

全身ずぶ濡れ状態で。

スタッフが驚いた表情でオレを見ていた。

静止する暇さえ与えず、オレはその扉を力いっぱい開いた。

ただ、チャンミンに逢いたくて…。



48へつづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

逢えるかな~…逢えないのかな~…。
明日までドキドキしてお待ちくださいませ(*´∀`)♪

あちらのお話は残念ながらみんほでもほみんでもないのであしからずm(__)m

どっぷり葉月わーるどに溺れちゃってください(笑)

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Re: タイトルなし

ひ◇◇り 様

逢えるかな~…((((;゜Д゜)))
そろそろこちらのふたりにも幸せな時間をあけだいんですけどね~…。
答えあわせは明日の更新で(笑)

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こんどこそ逢える…?

逢えるよね…

二人とも充分頑張った(*´-`)

もう限界…ですよね…私もです…(゜〇゜;)

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Re: タイトルなし

ラムまま 様

またまた切ないコメントΣ(・ω・ノ)ノ!
申し訳ありませんm(__)m

今度こそ逢える…かな~…。
いや、逢わせてみます!
なのでもうちょっとご辛抱くださいませ(>_<)

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