雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (97)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
2位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Spinning 33

Spinning 33


君は、信じてくれるだろうか…?

オレにとって、特別なのは君だけだということを。

愛してるなんて言葉じゃ足りないほど、オレの心は君に埋め尽くされているということを。


Y side

その日、オレたちは付き合いたての恋人のように広いベットの中、身を寄せて眠った。
腕の中で幼い寝顔を浮かべるチャンミンを見つめ、だんだんと色を変えていく空に憂鬱を覚えながら。

これほどまでに憂鬱な日はない。
気が重くて、会社に行きたくなくて、後ろめたさからかチャンミンの顔をまともに見ることさえできない。

見せたくないんじゃなくて、見られたくないんだ。
ほかでもないチャンミンに、唯一無二の人に。

「ユノ…?」

「…」

ついこぼしてしまったため息にチャンミンが気づかないはずもなく、オレは苦笑した。

「ゴメンな?オレのほうがダメみだいだ」

もうすぐアイツがやってくる。
義理の父と母を伴って、会食をするために。

覚悟を決めていたはずなのに、いつかはこの日が来るとわかっていたのにどうしようもない。
心と体裁の板挟み状態で、苦しくなってくる。

できることならこの場からいばすぐにでも逃げ出したい。
もちろん、チャンミンの手を取って…。

そんなことを考えていると不意に愛しい香りが全身を包み込んだ。
目を見開き、視線を上げるとそこには優しい微笑みを浮かべたチャンミンがいる。
無理をしているとわかっているのに、抱きしめられているという事実に心が穏やかになっていく。

「大丈夫だよ、ユノ。信じてるから」

「チャンミナ…」

名を呼べば優しい口づけが施される。
口移しで伝わってくる想い。

「痕、つけてもいい…?」

頬に触れていた指先が滑り、首筋を撫でる。

「僕のものっていう印」

「…あぁ」

触れていた指先がネクタイを緩め、流れるようなしぐさでシャツのボタンをひとつ、ふたつと外される。
覆いかぶさるように首筋へと浅く開いた唇が近づき、襟で隠せるか隠せないかの微妙な位置にその唇が触れた。

何度も、何度も吸い上げる。
触れる息が、残る熱が、皮膚から浸透して血流を通して全身へくまなく行き渡っていくようだった。

「ユノ…愛してる」

「オレも、愛してる。チャンミナだけだ」

唇が触れて居た個所を指先で撫で、鮮やかに微笑む。
そのまま、額縁に入れて飾っておきたいほど綺麗な微笑み。

「ひとりで帰れるか?」

「うん。待ってるから…早く帰ってきて?」

「帰る前に連絡する」

そう告げれば微笑みのままチャンミンは静かに頷いた。
名残惜しそうに、ゆっくり、ゆっくり振り返ることなく遠ざかっていくチャンミンに切なさがこみ上げる。

どうして、愛する人の手を取ってやれないのかと。
なぜ、引き留められないのかと。

思うだけ無駄なのに、それでも思わずにはいられなかった。

コンコン。

空気を引き裂くように響く音。
思わず息を止めた。

チャンミンもまた身体を震わせ、扉を見つめていた。
取り繕うことももうできなくなったようで、怯えているような不安げな眼差しをオレへと向ける。
大丈夫。そう伝えるように大きく頷き、深く息を吸い込み、吐き出した。

チャンミンもまた呼吸を整え、扉へと震える足で進んでいく。
ドアノブへと手をかけ、深呼吸をひとつ。
そして、扉を開いた。

「お久しぶり、ユンホさん。準備はできてるかしら?」

「…あぁ」

チャンミンの外したボタンをはめ直し、ネクタイを整えながら背を向けた状態でそう応じる。

「チョン副社長、お先に失礼いたします」

形式的な言葉と共に去っていくチャンミンを見送ることはできなかった。

振り返ってしまったら、抱きしめてしまいそうで。
口を開けば名前を呼んでしまいそうで。

唇をかみしめ、チャンミンがポールハンガーにかけてくれたジャケットを羽織る。

「…」

支度を整え、妻の元へ。
当然のように腕を絡ませ、肩を並べて歩き出す。

途中、チャンミンがこちらを見ていたが何もすることはできなかった。
いまにも泣き出しそうな瞳で、助けを求めるようにオレを見ていたのに…。

心の中で何度も名前を呼び、何度も愛してると叫ぶ。
いま隣にいるのは別人であっても、オレの心はチャンミンだけのものだ。
すぐに帰るから、頼むから泣かないで待っててくれ。

「あの子、ずいぶん可愛い子ね。しかも、あなたに好意があるみたい」

毒を含んだ笑い声が神経を逆なでする。
甘えるように寄り添われても気持ち悪いだけだ。

エレベーターへ乗り込むときに振り返ればいまだチャンミンはこちらを見ていた。
視線が合うと同時に、秘書室へと吸い込まれていく。

そのときわずかに見えた横顔には願いむなしく悲しいしずくがあった。

34へ続く。



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

33と34はどちらに…?

コメント

Re: タイトルなし

お名前がなく残念ですが、お知らせいただきありがとうございます!!
おっちょこちょいの葉月はいつの間にか数字を飛ばしてしまっておりました( ̄▽ ̄;)
お話は飛んでおりませんので、タイトル修正させていただいております。
ご連絡、本当にありがとうございました!
また何かおかしいところがありましたら、教えてください( 〃▽〃)
よろしくお願いします(*^ー^)ノ♪

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.