雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.2-33


Bittersweet ep.2-33



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



翌日、いつものように仕事をこなし、ぽっかりと空いた時間。

暇を持て余し、オレは厨房へと足を向けた。

「…?」

いつもならもう今日の作業は終えて、本でも読んでいるか、それとも部屋に戻っているかなのに、今日はなぜかまだ作業中。

しかも、売り物とはちょっと違う。

「何してるんだ?」

「約束のものを作ってるんです」

湯せんしたチョコレートを型へ流し込み、ゲル状の深い紅色のそれをそっと浮かべる。

さらにその上へ残っていたチョコレートを流し込んでいく。

「約束のもの?」

「今夜、Polarisに行こうと思って。だから、夕飯はどこかに…」

「Maria!」

どうやら相当Mariaが気に入ったらしい。

料理が、なのか、デザートなのかは、わからないけれど。

「…わかりました」

銀色のトレイを専用の冷蔵庫へと入れ、喜び勇むユノを少し離れたところから眺める。

子どもみたいなその仕草に思わず笑みがこぼれる。

「ほら、ちゃんと仕事して?じゃないと、バイト代カットですよ?」

「それは困るっ」

慌ててフロアへ戻っていくユノを見送り、そっと息をついた。

あとは固まるのを待つだけ。

前掛けを取りながら階段を上り、リビングへ通り抜けて寝室へと向かった。

いまのうちに準備をしておかなければ、と。

待ちわびた、今夜のために。

クローゼットの中、さらに奥のほうにしまい込んだ箱を取り出した。

その中に納まっていたそれを予定していた位置へ。

コンセントを差し込んで、倒れないように固定して、最後のひとつはまくらの下。

これでいい。

30分ほどで準備を終え、ソファへと身を委ねた。

少し休憩して厨房へ戻って、チョコレートを箱へ詰めればいい。

本を読みながら時間を潰して厨房に戻った僕は冷やしておいたチョコレートの確認をし、箱へと詰め替えた。

丁寧に、ひとつずつ。

出かけるまでは冷蔵庫で保管して、移動時間があるから保冷剤を用意しておこう。

そうすればMariaで夕食を取っている間も安心だ。

「チャンミン、終わった!」

満面の笑みでフロアから駆けてきたユノはその勢いのまま僕の腕の中に飛び込んできた。

よろめきながらもなんとかその身体を抱き留め、そっと息をつく。

綻んだ頬に口づけを落とし、腕を解いた。

「早く着替えておいで?」

「うんっ」

持ち運びしやすいように紙袋へ詰め、保冷剤で周りを固めるとちょうどユノが駆け下りてくる。

そして僕たちは手を繋ぎ、店を出た。

「今日は何食べようかな~」

「ドンワンひょんの作る料理はなんでもおいしいですよ?僕に教えてくれたのもドンワンひょんですから」

「そうなの?」

「えぇ。お世話になっている間に、教わりました」

懐かしい思い出だ。

そんなことを話しているうちにいつの間にか店へ到着していた。

「お前、また来たのか?」

「ユノのご希望だからですよ」

「ヒマ人」

とても接客業をしている人間の言葉づかいじゃない。

綺麗な顔をしてがさつな言葉づかい。

いまでこそ慣れたものの、出逢った当初はホントに驚いた。

詐欺だ、と。

でも、仕事はちゃんとしている。

僕だからこその自然体。

彼から見たら僕なんか客のうちに入らないからだろう。

「よう、チャンミン。早い凱旋だな」

「ユノがドンワンひょんの料理、気に入ったみたい」

「そりゃよかった」

カウンターから顔を出したドンワンは、ユノを認めて微笑んだ。

「いらっしゃい。今日はいいラム肉が手に入ったんだ。食べてくか?」

「うんっ」

「チャンミンは?」

「僕もそれでお願いします」

何を食べようかと話していたが、選ぶ必要もないみたいだ。

席へと着き、メニューも開くことなく店内を眺める。

今日はカウンターへと陣取って。

「また写真が増えましたね」

「あぁ。趣味だからな」

「趣味の割には大分荒稼ぎしてるように思えますけど」

「不可抗力でな」

苦笑いを浮かべながら、冷蔵庫から肉の塊を取り出す。

見事な色艶のラム肉だ。

「そういや、どうすんだ?エリックのヤツ、諦めるつもりないみたいだぞ?」

「遠慮します。いま、お金には困ってないんで。それに、僕はモデルに向かない人種だってドンワンひょんだって知ってるでしょ?」

「そんなことないと思うけど…」

口を噤んでいたユノがぽつりと呟く。

無意識だったのか、それともわざとなのか、口を両手で塞いで申し訳なさそうに僕を見つめる。

「見たの?中学生のガキとは思えないチャミンの写真」

ドンワンの問いかけにコクリと頷く。

口を塞いでいるせいでほとんど顔は見えないはずなのに、笑っているのはすぐにわかった。

三日月のように細まった瞳を見れば。

「すげぇだろ?」

「エロすぎっ」

ユノの感想にドンワンは大笑い。

僕はと言えば、ため息をつくしかない。

別にエロイと言われようが、中学生のガキに見えなかろうが構いやしない。

僕は僕。

いまも昔もそれは変わらない。

「今度、チャンミンの写真やろうか?ボツにした写真もあるし、オフショットも満載」

「へ?」

「あの写真撮ったの、ドンワンひょんですよ?書いてあったでしょう?」

「…」

ぽかんとした表情。

どうやら、全然気づいていなかったようだ。

それだけ僕に夢中になっていたっていうことか?

「欲しいっ!」

「じゃあ、来週にでもまた来いよ。用意しておいてやるから」

身を乗り出し、目を輝かせて、何度も大きく頷く。

悪くはない。

それだけユノが僕を好きだっていう証拠だから。

ドンワンから昔話を聞きながら、舌つづみを打つ。

僕の存在なんか忘れてしまったみたいに。

とりあえず僕は黙々と食事を進め、ワインを飲みながらユノが食べ終えるのを待った。

待つこと1時間。

それでもまだ話題は尽きないらしい。

困ったものだ。

「あ~…そういや、いいのがあったな…。ちょっと待ってな?」

「うんっ」

奥の扉に姿を消し5分ほど待っていると、ドンワンが何やら筒状のものを持って現れた。

「…?」

何を渡す気だ…?

まさか、と思いながらも、いまだに持っているわけはないと心で否定する。

が、その淡い期待は一瞬にして崩れた。

「ドンワンひょん…まだ持ってたんですか?」

ドンワンに手渡されたそれを広げ、口は半開き。

食い入るようにそれを見つめていた。

「捨ててると思ったか?」

「そう願ってました」

「オレが捨てるわけないだろう?」

「まぁ、そうですね…」

ドンワンは、僕が出逢った誰よりも義理堅い。

しかも、自分が撮った写真はすべて保管しているし、滅多に物をもらわないクセに、貰ったものは驚くくらい大事にする。

たとえば、弟ともいえる友人からもらった古いパソコンやカメラだったり、悪友に無理やり押し付けられた車であったり。

「あれ、気に入ってんだよ。いい出来だろ?」

「モデルがいいからでしょう?」

僕の言種に笑みを深め、ぐしゃぐしゃと頭を撫でる。

「まぁ、できるならオレももう1回お前を撮ってみたいと思うよ」

「…」

それは初めて聞く内容だった。

まさか、そんなことを思っていてくれたなんて…正直、意外だ。

「チャンミン、チャンミン」

「…?」

「これ、部屋に飾っていいか!?」

「…」

嫌だと言ったら、納得してくれるんだろうか…。

答えに詰まり、悩んでいると捨て犬のような目で僕を見つめる。

その目に僕は弱い。

もしかして、知っていてやっているのか…?

結局、僕はユノに流される。

しかも額縁を買いに行くという約束までつけられて。

僕が誰かに振り回される日が来るなんて…。



34へつづく。






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Re: タイトルなし

か◇みん 様

チャンミン君、何を準備したんでしょうね~♪
写真、欲しいですか?
葉月も欲しいです(笑)
いまのところチャンミン君、モデルをやるつもりはさらさらないようですが…まぁ、たぶんユノ様次第かな~( *´艸`)

腐女子ワールドはかなり中毒性が強いからご注意くださいね~(´∀`*)ウフフ
特に葉月の世界は偏ってるのでwww
これからも、か◇みん様にわうかながらでも幸せを感じていただけるよう頑張ります('◇')ゞ

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

葉月もその額縁入り写真、欲しいっすっ!
どこに飾ろうかな~( *´艸`)
かなりユノ様に振り回されてるチャンミン君ですが、そろそろ攻めに入りますよ~(笑)
いったい、何が出来上がるのやらwww

昨日はホントありがとうございましたm(__)m
メチャクチャ楽しかったです♪
一緒にカラオケも行かなきゃ出し、旅行もしなきゃだし~(´∀`*)ウフフ
楽しみ盛りだくさん(≧▽≦)

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