雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT ep.2-3


DIRT ep.2-3



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ふたりでゆっくりと朝食を取り、駄々をこねるユノを見送る。

そして片づけをして、そっと息をついた。

授賞式は13時からだけど、10時には会場入りを指示されていた。

9時にここを出れば間に合うと、簡単に部屋を掃除して、スーツを身にまとい、そして部屋を後にした。

車に乗り込んで、会場であるホテルへと向かった。

「お、来たな」

「正直、来たくなかったんですけど」

「そういうなって」

待ち受けていたのは、僕をこの世界に導いてくれたその人だった。

彼の頼みがなかったら、出席を断っていただろう。

「ほら、行くぞ?記者の人たちが待ってる」

「記者?」

「そ、インタビュー」

「それは聞いてませんけど?」

「いいから、いいから」

なんだかいいように操られている気がする。

小さく息をつき、仕方がないとその小さな背中を追いかけていく。

通されたのは無駄に広い部屋。

とりあえずと中央部に設置されていたイスへと腰をおろし、窓の外へを視線を向けた。

ふと、内ポケットに入れていた携帯電話が震えた。

取り出してみれば、メッセージが1件。

『無事、会場着いた?』

過保護だな…。

そんなに僕は信用ないんだろうか。

とりあえずと着いた旨を返信すれば、今度は画面に着信を告げる文字が浮かび上がった。

「もしもし?」

『なにもされてない?』

「どんな想像してるんですか?」

出かけるたびにこれだ。

既に恒例行事。

『心配してるだけじゃん』

「ユノはいま何してるんです?」

『打合せの途中』

電話していていいのだろうか…。

でも、打合せの途中でも僕のことを想っていてくれたということ。

席を立ち、ゆっくりと窓辺へ歩み寄った。

『週末、時間取れる?』

「大丈夫ですよ」

『じゃあ、親父に返事しとく』

そういう意味での時間、か。

でも、先延ばしにしたところで意味はない。

「わかりました」

『なぁ、チャンミン。ホントのホントにムリしてない?』

いったい何度同じ事を聞かれるんだろう。

そんなに無理しているように見えるのだろうか。

もしくは、ユノのいつもの過保護か?

「ムリはしてませんよ。ちょっと緊張はしますけど」

『大丈夫だよ。オレも一緒だし』

その言葉に思わず笑った。

『そこ、笑うとこ?』

「だって、無駄に自信あるから」

『自信なきゃやってらんないじゃん。チャンミンを守ることがオレのアイデンティティーだと思ってるもん』

たぶん、ユノの中で僕はまだオメラスの地下に閉じ込められた子どものまま。

身を犠牲にし、人々の平和を守るための礎。

そこから救い出してくれたのはユノで、そしていまも僕の脆い心を守ろうとしてくれている。

嬉しい反面、悲しくもある。

僕は、そんなに頼りないだろうか…。

あの頃よりはだいぶ前向きになってきたし、フラッシュバックを起こすこともなくなった。

時折、夢を見ることはあるけれど。

でも、ユノは知らないはずだ。

夢を見るのは絶対に、ユノが不在のときだから。

しかし、情報ルートがないわけではない。

アンディにだけは自分の心境や状況を包み隠さず伝えているから。

もしも、僕にまた何かあったときのために。

『チャンミン?』

「あぁ…すみません。ちょっと電波の調子が悪いみたいで…」

『ウソだ。絶対、いまなんか考え込んでただろ』

こういうところだけ勘がよくなっていく。

心を看破され、思わず苦笑した。

『なに考えてたんだ?』

「…」

『チャンミン。オレに、隠し事すんなよ』

責めるではなく、子どもに向かって諭すような優しい声。

これじゃホントに子ども扱いだ。

「ちょっと…情けなくなっただけです」

『情けない?どういう意味?』

「そんなに頼りないかな…と思って」

見た目はなよなよしいし、心もユノに比べたら弱いかもしれないけれど、一応これでも男の端くれだ。

守られているばかりじゃなく、僕だってユノを守りたい。

できることなら、対等でありたいと思う。

もちろん、いますぐにとは行かなくても、いずれは。

『オレ、充分頼りにしてるけど?』

「え…?」

『オレが甘えられるのもワガママ言えるのもチャンミンだけだし。こうやって仕事頑張れるのもチャンミンのおかげだし。もちろん、男だってわかってるんだけどさ…やっぱり好きな人だから守りたいじゃん?そういう意味』

ユノの言葉に風がおき、心の中でもやもやとしていたものが緩やかに散っていく。

やっぱり、ユノは綺麗な人だ。

僕にはもったいないくらい。

『わかった?』

「…はい」

『チャンミンはなんでも自分のせいにしようとするんだよなぁ…。もっと、オレのこと頼ってよ?もう何もできないガキじゃないし、それにこれからずっと一緒に生きてくんだからさ』

その言葉に、一瞬頭が真っ白になった。

もちろん僕だって同じ気持ちではいたけれど、所詮絵空事だと心の中で思っていた。

だから、ユノの口から、ユノの声で聞こえた言葉が澱んでいた僕の心の中に新鮮な息吹を運んでくれたようだった。

『おい、チャンミンっ!聞いてんのか!?』

ヤバイな…。

なんか、泣きそうだ…。

「聞こえてますよ」

『…』

「ちゃんと、聞いてます」

この人に、出逢えてよかった…。

想いが溢れるように、一筋の涙が前を見つめた瞳から零れ落ちていった。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

何が起こるんでしょね~(´∀`*)ウフフ

このお話のチャンミン君のテーマは薄幸美人ですから(笑)
どんどん翻弄されちゃってください( *´艸`)

今度お会いするときは、肉詰めを用意しておきますね~♪
あ~、楽しいwww

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Re: あぁ💕

ペ◇マミー 様

ありがとうございますm(__)m
皆様のおかげで無事拍手80,000回!
ホントに、感謝、感謝です(≧▽≦)

静かながらに幸せなふたり♡
ユノ様大人になっても、チャンミン君の前ではまだ甘えん坊?
でも、しっかりチャンミン君を守ってます( *´艸`)

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

どのお話もお互いを想う気持ちの深さや重みは一緒♡
大人でも、子どもでも( *´艸`)
でも、こちらのお話はやっぱり大人な雰囲気ですね!
抱えているものが大きければ大きいほど、成長の度合いもやはり大きいのでしょうか…。

ユノ様がチャンミン君を大事にすればするほど、不安は大きくなる。
このままでいいのだろうか…って。
う~ん…人間ってのは単純なようで複雑ですね~(;^ω^)

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Re: こんにちは

し◇ん 様

DIRTはだいぶ重たく暗いお話ですからね~…。
読むのも大変です(;^ω^)
それなのに一気読み…お疲れ様ですm(__)m
そして、ありがとうございます!
このお話がたぶん、一番チャンミン君の過去が重たいのでは?
いまのところ、ですけど(笑)
これからこのふたりに何があるのか…。
どうぞお楽しみに~(≧▽≦)

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