雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT ep.2-9


DIRT ep.2-9



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



親父と分かれ、車へとオレたちは戻った。

チャンミンの手からカギを奪い取り、運転席へと身を滑り込ませる。

しばし呆然としながらも助手席に乗り込んだチャンミンは、ちらりとオレを見つめた。

「…家着いたら話す」

言わないつもりだったのに…全部親父のせいだ。

ただでさえいま、不安定な状態なのに…。

「チャンミン、心配するようなことは何もないからな?」

「…それは僕が決めることです」

「怒ってる…?」

いつもより硬質な声音。

おそるおそる問いかけてみたが、返答はない。

間違いなく怒ってる。

ちゃんと口止めしておけばよかった…。

失敗した、と心の中でつぶやき、気づかれないようにそっと息をついた。

せっかく帰ったらイチャつこうと思ってたのに…。

「で、あのことってなんですか?」

部屋へ帰るなり、チャンミンはそう問いかけてきた。

まだ玄関に到着したばかりだ。

とりあえず靴を脱いで、チャンミンの手を引いてリビングのソファヘと座らせた。

その隣へ腰を下ろし、そっと手を包む。

「見合い」

「…」

「しなきゃいけなくて…。恋人いるって言ったんだけど、とりあえず逢ってから答えは聞くって」

しかも相手は副大臣の愛娘。

なぜかはわからないけれど、オレを甚く気に入っているらしい。

たぶん、どこかで会ったことがあるんだろう。

オレはまったく覚えていないけれど。

「だから、断りに行ってくる」

「…僕に黙って行こうとしていたんですか?」

「…ゴメン。言いづらかったのもあるんだけど…余計な心配させたくなかったから」

ちょうど、授賞式前でチャンミンが神経質になっていた頃だった。

だから余計に話すタイミングがなかった。

その後もちょっと普通じゃなかったし。

でも、どれもいい訳だよな…。

「…そういうのは、ちゃんと教えてください。後から誰かに聞くよりも、ユノの口から聞きたいです」

「ん…ゴメン。でも、次はないから」

「いつですか?」

やっぱり、そうなるよな…。

別に聞かれて困ることじゃないんだが、正直言いたくない。

できることならすっぽかしたいくらいだ。

「来週の火曜日の15時。東方ホテル」

「…わかりました」

何がわかったんだ…?

いやいや、全然わかってないだろ。

ネクタイを解きながらすばやく立ち上がるチャンミンの手を掴んで、引き止めた。

「ここにいて」

「着替えに行くだけですよ」

「いらない。すぐ脱ぐから」

「そういう気分じゃありません」

こうやって感情を露にするのは珍しい。

嫌悪感たっぷりの表情で、責めるような眼差しで、必死にオレの手を解こうとする。

「チャンミン」

「離してください」

「やだ。離したら逃げるだろ?」

ここで負けるわけにはいかないんだ。

だって、放置したら溝は深くなるだけ。

そんなの絶対に嫌だ。

「ユノ、お願いだから…いまは、独りにさせてください」

「ダメだ。独りになんかさせない」

独りになったら余計に変な方向へ考えてしまうのがオチ。

だったら言葉にしてくれたほうが何倍もマシだ。

「チャンミン、座って?ちゃんと話そう?思ってること全部言葉にしていいから。全部聞くし、全部答えるから」

「いまは、無理です…」

「なんで?」

わかってるよ。

どれだけチャンミンのこと見てきてると思ってんだ?

オレを、侮るなよ。

「いいよ。何言っても。責めていい。我慢する必要なんてないから、言えよ。飲み込むな」

人に当たることなく、傷つけることなく、解決しようとするからいつもチャンミンが傷つくんだ。

すぐに諦めようとするチャンミンの悪い癖。

しかも、諦めたつもりで諦めきれていない。

だから隠した怒りや憤り、悲しみがすべて自分の心を傷つける。

誰よりも、綺麗だから。

誰よりも、潔癖だから。

誰よりも、何よりも、純粋で、無垢で、真っ直ぐで、優しいから。

「チャンミン」

「…っ」

掴んだ手が、拒絶反応するように震えだす。

見開かれた瞳が、恐怖に染まる。

「チャンミン」

「手を、洗わせてください…っ」

「ダメだ」

「はな、して…っ。お願いだから…っ」

声さえも震えだす。

でも、ここでこの手を離すわけにはいかない。

だんだんと呼吸がおかしくなっていく。

崩れ落ちそうになる身体を左腕で支えるようにしてソファヘ寝かせ、その唇を塞ぎこんだ。

「…っ」

暴れる腕が、胸を叩く。

それでも唇は塞いだまま、全体重をかけてその腕を抑え込む。

「ん…っく」

次第に力が緩み、腕が下へと投げ出された。

「チャンミン…?」

唇を解放すれば、か細い呼吸音。

伏せた瞳からは涙が幾重にも零れ落ちていた。

「愛してる、チャンミン」

「…」

「何も心配すること、ないから。ただ、断ってくるだけだから。な…?」

聞こえているのか、いないのか。

なんの反応もない。

最悪の事態が脳裏を掠めた。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君、情緒不安定…"(-""-)"
ユノ様の言葉も今は卑屈に捉えちゃってるっぽいですね~…。
ふたりとも同じ気持ちなのに。
でも、ユノ様はブレてないから大丈夫…かな?
きっと、チャンミン君を救い出してくれるはず!

カラオケまでには、解決してる…かな~( *´艸`)
野菜盛りだくさんなサラダを大ボウル1杯食べたら、教えてあげるかも~(笑)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

なかなか、難しいですよね…。
身体の傷は目に見えてわかるけど、心の傷はわからないし…。
ユノ様次第なカンジになっちゃってる。
傷が癒えるか、壊れてしまうか…"(-""-)"
ちょっと冷静になればわかりそうなのに、いまのチャンミン君にはユノ様の言葉すら届いてないような…。
あ~…複雑だ(T_T)

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

お休みが欲しい!
とりあえず1週間くらいでもいいから…って、ワガママすぎ?
妄想が生きがいの葉月にとって、年末は地獄です(T_T)
去年の悪夢がよみがえる~…(>_<)

何やら、DIRTのふたりはこじれてますね~…(;^ω^)
ただ単にチャンミン君が卑屈になっちゃってるというか、すべて曲解してしまっているというか…"(-""-)"
ユノ様、必死に説明してるのに、大丈夫って言ってるのに…。
不安だ…。

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Re: やだよー‼

ペ◇マミー 様

すみませんm(__)m
ドSで(;^ω^)
できる限り短めにして、すれ違っちゃってるふたりを繋げたいっ(>_<)
はて…なんでこんな展開になっちゃったんだろう…(笑)

リアル密会、気になる!
っていうか、覗き見したいっ(≧▽≦)

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