雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (38)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
16位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

DIRT ep.2-19


DIRT ep.2-19



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



気づかれるなんて思ってもいなかった。

ただ、家でじっと待っていることができなくて、ちょっと様子を見に行こう。

そうすることできっと安心できるはずだから、と。

でも、実際はどうだ?

不安で、不安で、仕方がなかった。

思ったとおり、奇しくも可愛らしい女性だった。

小柄で、おしとやかで、柔らかい雰囲気の。

お似合いだと、思ってしまった。

僕とは雲泥の差。

どれだけ想っていても、所詮男と男。

肩を並べて歩いていても、単なる友人か、もしくは兄弟などとしか思われないだろう。

現実を見せ付けられたような気がして、背を向けた。

来なければよかったって、おとなしく家で待っていればよかったって、心底思った。

席を立つのを視界の隅に捉え、ため息をついた。

このコーヒーを飲んだら帰ろう。

そう、心に決めて。

なのに、いったいこれはどういう状況だ…?

車に押し込められて、気づけばユノの事務所に到着していた。

ユノの事務所といっても、父親の事務所の隣の部屋だけど。

「チャンミンはとりあえずここで休んでで」

いきなり私服姿の部外者が入ってきたせいか、視線が痛い。

「昨日、あんまり寝れてないだろ?帰るとき起こすから、ここで寝てて」

示されたのは、ユノの執務室に置かれた応接用だろう革張りのソファだった。

衝立があるせいで、確かにここであれば人目は気にならない。

でも、どうせ休むなら家で横になっていたほうがいい。

「チャンミン」

「…」

どうやらここで休む以外の選択肢はないみたいだ。

苦笑を浮かべ、諦めるようにソファヘと腰を下ろした。

「ほら、横んなって」

「大丈夫ですよ」

「そんな青白い顔して大丈夫って言われても説得力ない」

言われるほど顔色が悪いんだろうか…。

確認したくても、鏡などない。

とりあえず言われるまま、ソファヘと身を横たえた。

全身の力がすーっと抜けていく。

自覚はなかったけれど、やはり体調が悪かったんだろうか。

目を閉じると、そっと頭にぬくもりが触れた。

「おやすみ、チャンミン」

「…」

優しい声とともに、額に柔らかな感触が広がる。

誘われるように、ゆっくりと意識が遠ざかっていった。

夢を見た。

あの家で過ごす夢。

取り立てて何があるわけではなく、ユノとふたりで暮らしている夢。

いつか戻りたいと願う時間。

いまも幸せだけれど、やはりあの時間には敵わない。

誰にも邪魔されることなく、緩やかに流れる時間の中でお互いのことだけを考える。

お互いのことだけを想う。

あの時間はいまでも唯一の僕の宝物。

「…」

自由を手に入れてから、僕は欲張りになった。

あの頃はただあの人の元から逃げられればそれで満足だったのに。

ユノがそばにいてくれればそれで幸せだったのに。

いまはそれじゃ足らない。

僕だけを見て、僕たけのことを考えて、僕だけのためにいて。

どんどん独占欲が増幅していく。

たちの悪いウイルスみたいに。

1歩間違えたらそれこそあの人と同じことをしてしまいそうで、怖い。

怖くて仕方ない。

なにより、自分自身が。

ユノ…。

夢の中の僕が愛しい人を呼ぶ。

幼い笑顔で振り返り、躊躇うことなく僕の元へ駆け寄ってくる。

だから僕はその身体を包み込んで、優しくキスをした。

死ぬまで、僕のものでいて…。

願いをこめて告げれば、曇らぬ笑顔で大きく頷く。

当たり前だろ?って。

いつものように。

いっそ、この夢の中に住んでしまいたい。

叶わないとわかっていても、願ってしまうんだ…。

「チャンミンっ!」

「…」

ふっと、意識が急に引き戻された。

まぶたを開けば、不安げな瞳が1対こちらを見つめていた。

「ユノ…?」

名前を呼べば、少し安心したように不安が和らぐ。

不意に抱きすくめられ、目を見開いた。

「ユノ、みんなが見てますよ…?」

ここにユノの敵はいないだろうが、やはり怖い。

もしもこんなところを見られて、つけ込まれたりしたら…。

「んなのどうだっていい」

「…」

頬に手を当ててみれば、確かにそこは濡れていた。

最近、涙腺がゆるい気がする。

落ち着いてきた気はするが、まだ不安定ということだろうか。

人の目が気になりつつも、そっと背中へと手を回す。

触れていれば安心できるから。

「帰ろう?」

「仕事は終わったんですか?」

「終わってないけど、もういい。明日に回す」

「ダメですよ。ちゃんと終わらせないと。僕は大丈夫ですから」

じろりと睨まれ、肩をすくめた。

たぶん、大丈夫だと言ったからだろう。

「ここでおとなしくしてますから、ね…?」

「…わかった。すぐ終わらせる」

僕が折れないとわかったのだろう。

不貞腐れた顔のまま応じ、すぐさま席へと戻った。

その姿を見つめ、微笑む。

本当に、大人になったんだな…って。

もう、子どもじゃないんだって。



つづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君、あの家に戻りたいんです。
ずっと四六時中二人で過ごせていたあの頃に。
ユノ様の心は変わっていないけど、環境が変わっちゃいましたからね~(;^ω^)
難しい問題です"(-""-)"

葉月は時間がないばかりか、体調を崩しました…。
久しぶりに熱が出たΣ(・ω・ノ)ノ!
今日は早めに就寝することとします('◇')ゞ

コメント

Re: タイトルなし

か◇みん 様

チャンミン君が唯一、戻りたいと思う時間ですからね~"(-""-)"
確かにユノ様は一緒にいてくれるけど、ふたりきりではなく、チャンミン君的にはあの頃が理想だったのかな?
取り戻せない空白の時間を悔しく思ってるんでしょうね、たぶん。
難しい問題です。

ホント、いきなり寒くなっちゃいましたね~…。
お体に気を付けて!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.