雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Beside 3


Beside 3



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



時が止まったように、見つめていた。

「そんなに似てますか?」

「…」

ゆっくりと伸ばされた手が、汗でべたつくオレの頬に触れる。

穢れを知らない綺麗な手。

「泣かないでください」

「…っ」

すっと、指先が頬を撫でる。

言われて初めて、泣いていることに気づいた。

慌てて隠すように俯き、乱暴に拭う。

「なんで、ここに…?」

「…」

「オレを、責めにでも来た?お前の兄さんを殺したオレを…」

「あなたが兄を殺したわけじゃありません。あなたは兄を救おうとした。あなたの指示を無視したのは兄です。だから、僕はあなたを恨んでいません」

恨んでいないわけがない。

だって、オレが殺したんだ。

直接的にではないにしろ、殺したんだ。

それは変わらない。

「ずっと、探していたんです」

「…」

「お願いがあって、逢いに来ました」

彼は、ただ真っ直ぐにオレを見つめていた。

ドンジュと同じ顔で、同じ眼差しで。

「兄の夢を叶えたいんです」

「…」

「力を、貸してもらえませんか?」

彼の声はどこまでも澄み渡っていた。

迷いのない、凛とした声。

ふたりで夢を追いかけよう。

そして叶えよう。

学生時代、ドンジュと交わした言葉が蘇る。

あの日も今日と同じく見事な夕焼けが空を彩っていた。

同じ風景が、いま時代を超えてここにある。

「お願いします。ユンホさんしか、いないんです」

「…」

「兄の夢を叶えるためには、ユンホさんの力が必要なんです」

澱みなくそう告げ、彼はゆっくりと頭を下げた。

「お願いします」

躊躇うことなく、一切の迷いなく。

さも当然のようにオレの前で頭を下げる。

責められて然るべきなのに、怒鳴られても、それこそ殺されたって仕方ないのに。

どうして…?

なんでオレみたいなのに頭を下げる…?

余計に、苦しくなるじゃないか。

「帰ってくれ…」

いっそ、責めてくれ。

頭を下げてもらえる立場じゃないんだ。

「ユンホさん」

通り過ぎようとしたオレの手を、彼が掴む。

久しぶりに感じる人のぬくもり。

反射的に手を引けば、持っていたビニール袋がこぼれ落ちた。

弁当はひしゃげ、ビールがコロコロと転がっていく。

「…」

動けなかった。

手に触れたぬくもりが解け、動けないオレの代わりに彼が膝をかがめ、そして転がったビールとひしゃげた弁当をビニールへと戻してオレの手に握らせる。

「お酒、飲めるようになったんですか…?」

「…」

飲めなくはないけれど、酷く弱い。

ドンジュにいつも迷惑をかけていた。

「飲み過ぎはダメですよ?兄さんが、心配します」

「…」

心配、してくれてるのか…?

恨んでる、の間違いじゃないのか…?

あの時、止めなかったオレを。

「ユンホさん」

「…」

あの幼い弟はこんなにも成長していた。

知らない間に。

当然か。

もう、5年も経っているんだから…。

「すぐにいいお返事がいただけるとは思っていません」

「…」

「これ、僕の名刺です。裏に連絡先を書いておきました。少し、考えてみてください」

「…」

差し出された名刺。

受け取らないオレをしばし見つめ、彼はそっと微笑んだ。

そして持っていた名刺をそっと胸ポケットへと押し込む。

「また、来ますね?」

「…」

夕陽の中に、背中が吸い込まれていく。

光りにかき消されていく。

見えなくなるまで、その背中を見つめていた。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ドS葉月としては質問をはぐらかすのがやはり定番かと(笑)
さて、どうなっていくんですかね~( *´艸`)
妄想&想像してみてください♡

コメント

Re: タイトルなし

か◇みん 様

ユノ様、ようやく登場(≧▽≦)
ドンジュさんとどんな関係だったんですかね~(´∀`*)ウフフ
まだまだ謎だらけ。
5年も愛した人を失ってから苦しんでたワケです、はい。
弟君の名前はまだ出ないまま(笑)
明日も乞うご期待!?

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