雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



大好きな兄が死んだ。

何の前触れもなく、突然に。

悲しみに打ちひしがれる父と母。

僕は目の前にあるものがすべて夢のように思えていた。

来る日も、来る日も、ただ最愛の息子を失ったことに悲しむ父と母を見つめ続けた。

葬式が終わって数日したころ、ようやく実感した。

あぁ、ホントにもう兄は帰ってこないんだ。

いなくなってしまったんだ、と。

主を失った部屋でぼんやりと1日過ごしながら、ふと思い出した。

あれは、何歳くらいだっただろう…。

眠れぬ夜に、ベットの中、交わした会話。

「チャンミンは大きくなったら何になりたい?」

確か、始まりはそんな言葉からだった。

「僕はね、レーサーになりたいんだ。世界一のレーサー。父さんはまだ反対してるけど、でも、大切な人との約束なんだ。いつかグランプリで優勝して…その人に告白しようと思ってるんだ」

「告白…?好きっていうの?」

「うん」

微笑む姿はホントに幸せそうで、だからちょっとイジワルをしたくなった。

「僕より?」

「同じくらい、大切な人だよ」

目を伏せ、歌うように囁く。

とても大切なんだって、子どもの僕ですらわかった。

「どういう人?」

「一度、逢ったことがあるでしょう?背が高くて、切れ長の目をした人」

すぐにその人を思い出した。

時々家に遊びに来る、同じ学校の人。

とても明るくて、とても優しくて、とてもカッコイイ人。

でも、ひとつだけわからない。

「男の人…?」

「うん」

「男の人と結婚できるの?」

思ったままを問いかけると、兄は少しだけ寂しそうに微笑んだ。

「この国ではまだできないけど、外国ではできるよ」

「お兄ちゃん、外国に行っちゃうの?」

「…もしかしたら、そうなるかもしれない。そのときは、チャンミン。お父さんとお母さんをお願いね?」

辛そうに顔をゆがめながら、それでも懸命に微笑もうとする姿。

置いていかないで、って言いたかったけれど、その言葉を必至に飲み込んだ。

「うん。僕、頑張る」

「あと、もうひとつだけお願いしていい?」

「僕にできることならなんでも言って?」

まだ子どもだけど、いつかドンジュのようになりたい。

父からも、母からも信頼厚い兄のように。

「もしも僕に万が一のことがあったら、その人のことを頼んでもいいかな?」

万が一。

その言葉が何を意味するか、そのときの僕にはまだわからなかった。

だからこそ、躊躇いなくうなずくことができた。

「頼んだよ?チャンミン」

その言葉がずっと耳にこびりついていた。

あの日、急に朝電話がかかってきた。

予選2位で通過したと。

もしかしたら優勝に手が届くかもしれないと。

「じゃあ、優勝して告白しないとだね?」

『あぁ、そのつもりだ。絶対優勝して、トロフィーをユノに渡したいんだ』

「兄さんなら絶対にできるよ。僕、応援してるから」

『ありがとう。持てる力全部出し切ってくる』

それが、最後の会話となった。

持てる力全部を出し切る。

確かに、兄は言葉通り出し切ったのだと思う。

最後まで優勝を諦めず、守りに入ることなく攻めつづけた。

そして、兄は旅立った。

志半ばで、遠くへと旅立ってしまった。

おそらく兄の言っていた”万が一”とはこのことだったのだろう。

危険なスポーツだから、死と隣り合わせ。

だからこそ、兄は僕に託した。

両親と、最愛の人を。

心の整理がつき、兄との約束を守るために僕はようやく動き出す。

兄の死を乗り越えるためには、僕が動くしかないから。

前に進まなきゃ、何も変わらないから。

だから僕はその日、振り返ることをやめた。

それからがむしゃらに突き進んだ。

兄の願いを叶えるために。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

はい、皆様の予想通りチャンミン君でした(笑)
結ばれることなく終わったユノ様とドンジュ君でしたが、チャンミン君とは…(´∀`*)ウフフ

最近、イチャコラ焦らしが続いてますからね~www
どうぞお楽しみに~( *´艸`)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

やっとチャンミン君の名前が出てきました~(≧▽≦)

ドンジュ君、ちょっと悲しいキャラ(T_T)
ユノ様も辛い時間だったことでしょう…"(-""-)"
チャンミン君との出会いによってユノ様がどう変わっていくのか…。
お楽しみに~(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

ドンジュ君、ホントにどんな気持だったでしょうね…。
優勝して、告白して、そしてユノ様との幸せな生活を夢見て。
なのに…(ノД`)・゜・。

そして、意思を継いでチャンミン君の登場!
さて、どうなるかな~( *´艸`)

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