雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Beside 6


Beside 6



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



振り返ってみると、情けない話だ。

ドンジュの弟とはいえ、初対面に近い状態で、いきなり泣いてしまうなんて。

でも、彼は笑うことなくただそばにいてくれた。

涙を拭い、包み込むように抱きしめて。

久しぶりに感じる人のぬくもりが、さらに胸を締め付けて、気づくと号泣していた。

まだ、あのぬくもりが、感触が残っている。

涙を拭いてくれた綺麗な手。

抱きしめる腕の強さ。

オレはもう、誰にも求める資格なんかないのに、求めてしまう。

顔を上げることができずにいると、ふと頭を何かが優しくなでていく。

「ひとりで抱え込まないでください。僕が、います。役に立たないかもしれないけど、そばにいます」

「…」

縋ってもいいのだろうか…。

優しさに甘えてしまってもいいのだろうか…。

もう、限界なんだ。

辛くて、苦しくて、悲しくて、切なくて。

「ユノ」

「…っ」

顔が見えないせいか、惑わされる。

まるで、ドンジュに名前を呼ばれているかのように。

よくよく見れば、ドンジュとは別人だとわかるのに、一瞬思考が鈍る。

ドンジュが帰ってきてくれたような気がして。

「ユノ、笑って?」

「…」

笑いたいけど、笑えない。

笑い方なんてとうの昔に忘れた。

ただ、見つめ返すのが精一杯だった。

「兄さんの死を、悲しみの象徴にしないでください。兄さんは、精一杯生きた。全力で行き抜いたんです。だから、讃えてあげてください。よく頑張ったって。きっと、兄さんは誰よりもあなたにそう言ってほしいはずです」

「…」

「いまはムリでも、いつかそう思える日が来ると願ってます。だから、一緒に生きてくれませんか?いまというこの瞬間を。無駄にするではなく、僕と一緒に。兄のように精一杯」

そんなこと、オレにできるわけがない。

ドンジュと一緒に心は遠くへ旅立ってしまったんだから。

でも、どうしてだろうな…。

もしも叶うなら、もう一度頑張ってみようかって思うんだ。

目の前にいる青年の力強い眼差しに、触発されたのかもしれない。

その眼差しが、ゆるぎない意志が、ドンジュにあまりにもそっくりで。

だからだろうか、無意識に頷いていた。

「よかった」

ふわりと綻んだ華のように微笑む。

あんなに意志の強そうな、芯のある言葉を紡いでおきながら、柔らかく。

「とりあえず…ここ、暑いから移動しません?実は僕、暑いの苦手なんですよ」

額にはびっしりと汗。

泉のように次から次に湧いては伝い落ちていく。

気づけばTシャツは色が変わっていた。

「ね?」

まるで別人だ。

おねだりするように上目遣いでオレを見つめる。

イメージがひとつに定まらない。

「どこに、行くんだ…?」

「そうですね…涼しければどこでもいいんですけど…」

腕を組んで、頭を斜めに倒す。

悩んでますと自己主張するように唸りながら。

「あ、僕の家なんてどうですか?割とここから近いんですよ」

「…うん」

なぜかはわからないけれど、やっぱり断るという選択肢が頭の中にない。

彼の申出を受けるように頷けば、早速といわんばかりに手を引かれる。

「これ、食ってからでいいか…?」

「あ、そうでしたね。すみません。嬉しくて先走っちゃいました」

ぺろっと舌を出し、照れ臭そうに笑う。

浮かした腰を元の位置に戻して、残っていた冷麺をかきこんだ。

「そんなに焦んなくても大丈夫ですよ」

「…」

大量に口に入れたせいでしゃべることも儘ならない。

もごついていると、また幼い笑顔がこぼれる。

「せかした張本人が言っても、説得力ないんですけどね」

楽しげに笑い、伸び放題のオレの髪へと手を伸ばす。

一緒に食べそうになっていた髪を指先ですくい上げて耳へかけ、今度は大人びた笑みを浮かべた。

なんだろう…。

子どもと大人がひとつの身体の中に同居しているみたいだ。

「チャンミン、は…」

「なんですか?」

「いままで何してたんだ…?その…いなく、なってから…」

まだ言葉にできるほど整理はできていない。

でも聞いてみたかった。

オレ以外の人がどうやって過ごしてきたのか。

「涼しいところに移動してからゆっくりお話しますね?」

あぁ、そういえばそうだった。

氷の浮かんだスープを飲み干したそばからチャンミンが器を下げていく。

手早く片づけを済ませ、手を引かれるように部屋を出た。




つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様、翻弄されてますね~( *´艸`)
チャンミン君の5年間も気になりますし♪
それに、チャンミン君のユノ様に対する気持ちも気になります(´∀`*)ウフフ
どうなるのかな~…(*´ω`*)

T1STORY、葉月も大好きです(≧▽≦)
鬼リピしてます♡
あれを見てるとこう妄想が進むというか…( *´艸`)
韓国語の歌は音さえ覚えちゃえば歌えますよ!
またカラオケ行きましょうね~(^^♪

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

ユノ様、だいぶ弱ってます。
でも、チャンミン君の言葉が、存在が着実にユノ様の時間を動かしてますよ!
ふたりの関係がどう変わっていくのか…( *´艸`)
お楽しみに~(´∀`*)ウフフ

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