雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Your Man 45


Your Man 45



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ランチの忙しさも一段落し、リビングへ行ってみれば大きな身体を丸めて眠っているユノの姿があった。

まったく…。

こんな薄着で、しかもこんな場所で寝てたら風邪を引くじゃないか。

しょうがないと袖をまくり、その身体を抱き上げた。

雑用でだいぶ筋力は鍛えられていたけれど、眠っている成人男性っていうのはやっぱり重い。

なんとか抱えあげて、置きぬけのままになっているふとんへと身体を横たえた。

肩を回して、腕を振って筋肉を解し、そっと息をつく。

「行ってきます」

起きるまでそばにいてあげたいところだが、仕事に行かなければならない時間。

無防備な寝顔をこぼすユノへそっと口づけ、静かにふすまを閉めた。

「じゃあ、ミノ。行ってくるからあとはお願いね」

「らじゃっす!」

昼時も過ぎたから、さほど客は来ないはずだ。

片付けと、明日の仕込をしながらでも、一人で賄える。

ユノだとちょっと心配だけど、ミノなら安心。

心残りはユノを残していくことだけ。

まぁ、別に起きていなかったとしても寂しがることはないか。

ちょっとは寂しがって欲しいと思うけど。

そんなことを考えながら駅へと向かい、電車へと乗り込む。

スタッフ専用の出入り口から中へと進んで、そのまま更衣室へと向かった。

着替えを済ませて少し休憩。

さすがに立ちっぱなしだったから足が重い。

ベンチに座りながら足を揉み解し、簡単にストレッチ。

週末だから忙しいし、休憩なしでぶっ通しになることはわかりきっている。

そろそろ厨房へ行こうかと思った瞬間、ポケットの中にあった携帯電話が震えた。

見やればユノからのメッセージ。

見送りできなかった、ゴメン。

肩を落としているユノの姿を想像し、微笑んだ。

別に気にすることなんかないのに。

よく眠れた?すぐ帰るからいい子で待ってて。

そうメッセージを返せば、今度は”子どもじゃない”と不貞腐れたような返答。

ホント、可愛すぎる。

ちょっと疲れていたのに、吹き飛んでしまった。

とりあえず、やるべきことをやらなければ。

ポケットに携帯電話をしまい、オーナーの元へと向かった。

呼吸を整え、扉をノックする。

「シム・チャンミンです」

「どうぞ」

扉の向こうから聞こえてきた声。

もう一度深く呼吸をし、中へと進んだ。

「どうした?」

「折り入ってお願いがありまして」

「何かな?」

「しばらく、遅番の固定シフトにしてもらえないでしょうか?」

たぶん、断られないとは思う。

何しろ、僕が担当しているのはメイン料理。

どちらかといえば、ディナーのほうが需要は高い。

「それは構わないが…」

「では、来月から遅番でお願いします」

余計な詮索をされたくはない。

何しろ、いずれは辞めるつもりだと告げたら何を言われるかわからないし。

しかもミノが退職したばかりだから余計に。

深く一礼して部屋を後にし、小さく息をついた。

身体的には少し辛いけど、しばらくの辛抱だ。

それこそ、ユノの店が軌道に乗るまで。

おそらく半年もあれば大丈夫だろう。

この2日で手ごたえはあったし、ミノが手伝ってくれるのであれば間違いない。

頭の中で今後のスケジュールを組み立てながら、始業10分前に厨房へと向かった。

そして昼礼を行い、ディナーの仕込を開始。

18時を過ぎればひっきりなしにオーダーが入ってくる。

ひとつずつ仕事を片付けながら、気づけばラストオーダーの時間。

さすがにメイン料理を担当している僕のところに駆け込み需要があるわけもなく、片づけを開始した。

使った道具を消毒し、作業台を磨き、残った食材のチェック。

明日のランチに使う食材を発注すれば仕事は終了。

ちょうど、終業時間だ。

更衣室へと戻って私服へ着替え、飲みへの誘いを断って店を出た。

いつものようにこれから向かう旨をメッセージで送れば、思いがけず返答があった。

もう、バイトは始まっている時間のはずなのに。

もしかして、何かあった…?

不安を抱きながらメッセージを開けば、可愛い言葉が並んでいた。

寂しくて死んじゃう。

公共の場なのににやけてた。

歪んだ口元を手のひらで隠し、返信する。

すぐ行くから待ってて。

いまだかつて誰にも告げたことがないような甘い言葉。

なんか、ユノには言ってしまう。

考えて発しているわけではなく、ついぽろっと出てしまうんだ。

甘やかしてあげたくなって。

ちょうどホームに入ってきた電車に乗り込み、いつもの駅を目指す。

電車から降りて、足早に屋台を構えている場所へ向かえばユノが駆け寄ってきた。

「チャンミンっ!」

「ただいま、ユノ。いい子にしてた?」

「だから、子どもじゃないってっ!」

風船みたいに頬を膨らませて、そう怒鳴る。

それすら可愛い。

「こら!坊主!サボんじゃねぇっ!」

怒鳴るのも無理はない。

やはり、週末は飲食業を営むものにとって書き入れ時。

屋台も満員御礼、待ちの列までできている。

「チャンミン」

差し出されたのは前掛け。

それを歩きながら装着し、オーダーを待っている客の元へと向かった。

なかなか、週末はキツイな。

体力的に。

忙しいから動いているうちは大丈夫なんだけど、止まった途端にどっと疲れが来る。

でも、これもユノとの時間を確保するため。

ついては未来のためだ。

泣き言なんか言ってられない。

そんなヒマがあるんなら、考えろってカンジだ。

少しでも時間を縮められるように。

いつものように店主からうどんをご馳走になって、家へと帰る。

靴を脱いで、リビングへそのまま身体を投げ出した。

やっぱり、ちょっとキツイや。

「チャ、チャンミン!だ、大丈夫か!?」

「大丈夫。ちょっとエネルギー切れ」

昼にオーダーをこなしながら軽く食べて、さっきうどんを1杯もらっただけ。

さすがに足らない。

「エネルギー切れって…晩飯は?まかないあんだろ?」

「週末はムリだよ。休憩ナシでぶっ通し」

「は!?」

でも、今日はもう作る気力もない。

なんか買ってくればよかったんだけど、足も限界だった。

できることなら、このまま1歩も動きたくない。

「ちょ、ちょっと待ってろ!なんか作ってくっから」

「大丈夫だよ」

「ダメ!」

思い切り怒られた。

僕を心配して怒ってくれてるんだからありがたいことだ。

しばらく待っていると厨房からいい香りがしてきた。

どうやらラーメンみたいだ。

確かにこの時間から何か作るのは大変だし。

「チャンミン」

ちょっと大振りの鍋にラーメンがたっぷり。

3人前くらいかな?

僕の胃袋にはちょうどいい。

逆に、何も言わなかったのによくわかったなって思った。

「ありがと」

「それ食べたら風呂入って、マッサージしてやるからな」

「いいよ。ユノだって疲れてるでしょ?」

「オレ、今日寝てただけだもん」

唇を尖らせ、小さな声で呟く。

申し訳なさそうに見上げるユノに微笑み、そっと頬に口づけた。

「じゃあ…お願いしてもいい?」

「うんっ」

何かをすることで少しでも心が軽くなるのであれば、そうしてあげたい。

もちろん、ダメなときはダメって言うけど。

ユノの作ってくれたラーメンを食べて、なんとなく一緒にお風呂へ入って。

むらむらするのを我慢して服を着込み、ふとんへうつ伏せで寝そべった。

「痛かったら言えよ?」

「うん」

腕をまくって、やる気充分。

楽しそうなユノになんとなく僕も笑っていた。

疲れてはいるけど、なんか楽しい。

これもきっとユノのおかげ。



つづく。






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