雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Your Man 49


Your Man 49



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



お兄さんがいたとは驚きだ。

動揺はしていたけれど、ジヘのおかげで落ち着いていられた。

しかし、なんとなくその会話を聞いていて合点がいった。

見た目もいいし、中身も申し分ないのになぜいままで恋人がいなかったのか。

どうやらお兄さんがバリアを張っていてくれたらしい。

6年前か…。

おそらく両親が亡くなってからは自分の生活とジヘを守るために孤軍奮闘。

愛や恋にうつつを抜かしている暇はなく、その前はおそらく突然いなくなってしまったお兄さんを思い、途方に暮れていたんじゃないかな。

どうやら、ブラコンみたいだし。

予想だけど、たぶん合ってる。

お兄さんとジヘの口論を聞きながらとりあえず朝食の準備。

ジヘを遅刻させるわけにはいかない。

それに、開店準備も始めなければならないし。

ユノはおどといていたみたいだけど、僕が仲裁に入ったところで拗れるのは明らか。

それなら、やるべきことをやっていたほうが効率的だ。

名前を聞いて着席を促し、いつも通りに振る舞いながらもピルギョが食べてくれたことにそっと胸を撫で下ろす。

よかった。

口に合ったみたいだ。

なぜか僕の料理を自慢するユノに苦笑いし、いまは逆効果だと心の中でため息をつく。

いけ好かないと思っている誰かを称賛すればするだけ、卑屈になるだけ。

その証拠に、ピルギョの表情もさらに険しくなっていく。

怒りを爆発させないのは、ジヘもユノも僕の味方をしてくれているから。

ピルギョにしたら四面楚歌の状態。

おもしろくないはずだ。

兄弟がそろいもそろって他人の味方をしているのだから。

「ジヘちゃん、お弁当用意しておいたから持って行って?」

「ホント!?ありがと~!チャンミンおっぱ大好きっ」

頬へ口づけられ、悪くないと思う自分がいる。

ユノはと言えば目くじらを立てて、嫉妬むき出しでジヘの抗議。

ピルギョはそんなふたりを少し寂し気に眺めていた。

でも、僕が口を出すべきことではない。

どちらかと言うと、いまは兄弟だけにしてあげるべきかもしれない。

いまだ口論するふたりに気づかれぬよう片づけをし、食堂へと向かった。

ランチセット用のサラダを作り、冷蔵庫の中へ。

その間に同じくセット用のスープ作り。

少し寒くなってきたから、クラムチャウダーにしてみた。

スプーンで少しすくい上げ、味見をして頷く。

いい味。

日替わりランチは1日2種類。

韓食と、洋食がそれぞれひとつずつ。

あとは定番メニュー。

「おっはよ~ございま~っす」

「おはよう、ミノ」

「あれ…?もう下ごしらえ完了っすか?」

「うん」

いつもならユノとふたりきりの時間を楽しんでから始める料理。

でも、今日はさすがにイチャイチャできないから、朝食を片付けてすぐに準備を開始した結果、1時間前倒しで準備が完了してしまった。

「シム・チャンミン」

どうしようかと悩んでいると、不意に声をかけられた。

振り返ればピルギョの姿。

まだ居間からは言い争う声が聞こえてくる。

「ちょっといいか?」

「構いませんけど…ちょっと待っててもらえますか?」

そろそろジヘを大学へ行かせないとだ。

するりと隣を抜けて居間を覗き込んだ。

「ジヘちゃん。そろそろ出発しないと講義に間に合わなくなるよ?」

そう告げれば小さな悲鳴を上げ、駆け出していく。

「行ってきます!」

「行ってらっしゃい、気を付けてね?」

「は~い」

これでよし。

遅れて出てきたユノに微笑み、ピルギョへと視線を戻した。

「お待たせしました。場所、変えますか?」

その言葉に何かを察したユノが、僕とピルギョの間に身を滑り込ませる。

疑いを露わに、責めるようにピルギョを見据える。

僕の手をぎゅっと握りしめて。

「ユノ、開店準備を頼んでいい?僕はお兄さんと話ししてくるから」

「ダメだ!ふたりきりは絶対ダメっ」

両手を広げて、全身全霊で守るように。

可愛いな…。

つい、抱きしめたくなってしまうけど、いまは我慢。

仮にもユノのお兄さんの前でそんなことをしたら、それこそ決定的に嫌われかねない。

「大丈夫だよ、ユノ」

「だいじょばないっ!」

もう…ホントに可愛すぎだから。

手を伸ばして、頭を撫でて。

いつもならキスのひとつでもするんだけど…。

「聞きたいことがあるだけだ」

「なら、オレがいても問題ないだろっ」

いまにも噛みつきそうだ。

離れないと誇示するように身を翻すなり僕を抱きしめる。

この場合、抱き返していいのか…?

とりあえずと落ち着かせるように背中を撫で、苦笑した。

困ったな…。

「親父と、おふくろは…?」

「…4年前に死んだ。列車事故で」

「え…?」

知らなかったんだ…。

まぁ、6年前に出て行った切り音信不通って言ってたから当然だな。

「チャンミンも、同じ事故で家族を失ってるんだ」

「ユノ…」

それは少し違う。

訂正しようとしたけど、視線で押し留められた。

まぁ、いま混乱を招くようなことは言わないほうがいいか…。

いずれは言わないとだろうけど。

「そう、か。それでジヘのやつ…」

ようやくジヘの言葉の意味を理解したのだろう。

ショックを隠し切れないようだ。

当然か。

ジヘにあんなことを言われた挙句、いきなり両親の死を突き付けられて…。

同情してしまう。

「悪かった、な…。オレがいないせいで、お前らに苦労かけて」

「そ、それは、別に…」

「チャンミン、だっけ…?」

「はい」

敵意はない。

ただ、気になった。

少し前の僕を見ているみたいな気がして。

「ピルギョさんのせいじゃないですよ」

「え…?」

「チャンミン?」

驚いたように顔を上げるピルギョと、弾かれたように振り返るユノ。

兄弟なんだな。

同じような顔してる。

「あんまり、自分を責めないでください」

「…」

「まぁ、僕が言うのもおかしいですけど…。責任を感じて自分を追いつめれば一時は楽になります。でも、それは相手の…ユノやジヘちゃんのためにならないと思います」

いくら自分を責めても、亡くなってしまった人が生き返るわけではない。

時間を戻すことも、過去を変えることもできない。

できることは、これからを後悔せずに精一杯生きることだけ。

たとえ失敗しても、あの時こうすればよかった、と思うことがないように。

「悔やむより、この先どうやって生きていけばいいのか。考えながら僕はいまを生きています」

「お前…」

「ご両親が亡くなった列車事故。その列車を運転していたのが僕の父でした」

「チャンミン!」

やっぱり、言っておいたほうがいいと思った。

隠しても仕方ないし、後ろめたさを覚えるだけだから。

心配するユノに微笑み、大丈夫だと思いを込めて頭を撫でる。

「父のせいでたくさんの人たちの命を奪ってしまった。そう思って生きてきました。事故がブレーキの故障のせいだとわかってからも。だって、母と妹を送り出したのは僕だから」

独り取り残された僕。

遺族でありながら、加害者の家族。

最初は経営者側が過失を認めなかったため、父個人のミスとなった。

第三者機関による再調査の結果、故障が発覚したわけだけど。

その事実が明るみに出ると同時に、周囲の態度は一変した。

誹謗中傷を浴びせていたマスコミも、手のひらを反し、時間など関係なく、こちらの気持ちなど考えず、付きまとう。

事故発生の翌日から家にマスコミが押しかけ、近所との折り合いも悪くなって。

それが嫌で、何度も引っ越しをした。

家族との思い出が詰まった家を出て、慣れ親しんだ土地を離れて、アパートへ移り住んだ。

転々と。

マスコミの熱が冷め、ようやく落ち着き始めた生活。

大学を卒業して、夢だったシェフとなって。

そんなことがあって、人間不信に陥った僕の心を救ってくれたのがユノだった。

好きになった理由を考えて、そしてたどり着いた答え。

「ピルギョさんがユノやジヘちゃんをとても大切にしているのは、わかりました。でも、同じように僕もユノとジヘちゃんが大切なんです。僕にできることならなんでもしたい。できるなら、僕の手で幸せにしてあげたい。僕なんかができるかどうかはわからないけど、そう思っています」

簡単に伝わるなんて思っていない。

男同士だし。

そう易々と理解できる関係じゃないから。

でも、一生懸命僕に全身全霊でぶつかってきてくれたユノの心に応えたい。

僕の全身全霊で。

「チャンミン…っ」

またぎゅっと抱きついてきて、躊躇うことなく涙する。

「また泣く…。ユノはホントに泣き虫だね」

「だ、だって、嬉しくて…っ」

ユノには伝わったみたいだ。

僕の決意と、心が。

多くは望まない。

いまは、ユノが理解してくれればそれでいい。



つづく。






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