雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Your Man 50


Your Man 50



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



わかった。

一言、ピルギョは呟いた。

そのまますーっと消えるように去って行く。

引き留めることもできなかった。

「チャンミン…」

「店、お願いね?下ごしらえは全部終わってるから、厨房はミノに任せて、ユノはフロア。わかった?」

「え…?お、おい!チャンミンっ」

呼び止めるユノの声が聞こえたが、いまは追いかけないと取り返しがつかないことになる。

優先すべきは、ユノの家族を守ること。

いまはそれでいいと思っているかもしれないけれど、ユノのことだからあと後で悔やむはずだ。

兄を傷つけた、と。

それでギクシャクするのも嫌だ。

ユノにはいつでも明るく、笑っていてほしいから。

「ピルギョさん!」

駅の手前で追いつき、その腕を取った。

久しぶりに走ったから息が上がる。

「なんか…お前に取られた気分だ」

何を、とは聞かなくてもわかる。

「すみません」

「…お前が謝る必要はねぇよ。オレが先に捨てたんだ」

そうか。

ピルギョも後悔しているんだ。

家族を置いて、勝手に出て行ったことを。

「意を決して戻ってきてみたらこれだ。もう、遅すぎたってことなんだよな…」

「そんなことないと思います」

「…?」

その訝しむ様な表情。

やっぱり、ところどころユノと似てるんだよな…。

だから、どうにも放っておけない。

「ちなみに、先にこれだけは言っておきます」

「なんだよ」

「僕、ユノを諦めるつもりはないので」

来る者拒まず、去る者負わず。

少し前まではそれがモットーであり、僕の常識だったけれど今は違う。

ユノだけは、譲らない。

「たとえ、ピルギョさんがどれだけ反対しても」

「…」

「ユノの幸せを守ることが、僕の生きる意味です。そのために、追いかけてきました」

たかだか、独りの人間にできることなんて限られている。

わかってはいても、ユノだけは譲れない。

そのためなら僕の人生が、哲学が崩れたって構わない。

「もう一度、ちゃんと話してください。なぜ家を出たのか、この6年間何をしていたのか。話すことはたくさんあるでしょう?」

「…」

「離れていた時間は戻らないけれど、埋めることはできます。まずは話をしてください。それから、じゃないですか?」

いきなり過ぎたんだ。

まぁ、それはユノも同じだけど。

っていうか、たぶんこの家族全員なんだろうな。

考えるより先に動くタイプ。

僕とは正反対。

「ここでまた逃げたら、一番後悔するのはピルギョさんだと思います」

「なんか、お前…腹立つな…。なんでも知ってます、みたいな」

「知りませんよ、なんにも。僕はまだユノと知り合って数か月ですし。ピルギョさんのほうが知っているでしょう?ユノのこともジヘちゃんのことも」

「当たり前だ!オレはチョン家の長男だぞ?ユノとジヘのおむつもオレが替えたんだ。昔は、お兄ちゃん、お兄ちゃんって…っ」

え…?

泣き虫なとこまでそっくり?

「お前がいなければ、こんなことになんなかったのに…っ」

他人のせいにするところは似てないな。

よかった。

ユノが真っ直ぐな子で。

でも、ユノが真っ直ぐ育ったのはたぶんこの人のおかげなんだろうな。

たぶん、一生懸命守ってきたんだ。

可愛い弟を。

「すみません。でも、これからは僕がユノを守りますから。傷つかないように、苦しまないように。ピルギョさんがそうしてきたように、僕が守ります」

「偉そうに…」

たぶん、相容れることはないんだろうな…と思う。

ピルギョにしてみれば僕は部外者で、赤の他人で、大切な弟を奪った人間だから。

でも、近づくことはできるはずだ。

ユノを大切にするという根本は一緒なのだから。

「とりあえず、戻りませんか?ユノが待ってます」

「待ってんのはオレじゃなくてお前だろ」

「そんなことありませんよ」

卑屈だ。

これにはもう苦笑いするしかない。

「行きましょう?」

いつまでもここでうだうだ話していても仕方ない。

話さなければならないのはユノであって、僕ではないんだし。

「…」

ユノの元へ向かって歩き出せば、一定の距離を置いてついてくる。

店の前には既に複数の客。

どうやら開店待ちをしているみたいだ。

もうすぐ時間だし。

「もう少々お待ちください」

並ぶ人々にそう声をかけ、店へと足を踏み入れた。

「チャンミンっ」

予想通り。

駆け寄ってきたユノを抱き留めて、頬に口づけた。

後ろから聞こえてきた咳払いに、また苦笑い。

すっかり、ピルギョがいることを忘れてた。

「ひょん…」

頼りない声で呼ぶ姿。

でも、僕に抱き着いたままじゃ説得力がないだろう。

「ユノ、ピルギョさんと話しておいで。店は大丈夫だから」

「ダ、ダメだよっ!仕事だもん」

「大丈夫だよ」

「でも…」

真面目、なんだよな…やっぱり。

こんな時くらい自分のことを優先すればいいのに。

「居間で待たせてもらっていいか?」

「え…?」

「仕事だろ?そっちが優先に決まってんじゃねーか」

こっちも真面目だ。

兄弟そろって頭が固いと言うか、融通が聞かないと言うか。

とりあえず、話す気になってくれたならいいか。

これ以上は僕が口を挟むことじゃないし。

ユノの頭を撫で、厨房へと向かう。

「チャンミニひょん!」

「ゴメンね?」

「大丈夫っす!とりあえず弁当は完成したんであとは頼んますっ」

「うん」

さて、今日も1日頑張ろう。

バイトは休みの日だし、明日と明後日は本業も休み。

まぁ、いずれはこっちが本業になるけど。

でも…そろそろこっちも定休日を作らないとかな。

じゃないと、ユノが休めないし。

それに、いろいろと不都合もある。

いつも1回だけっていうのもなんか寂しいし。

たまには無茶してみたいなぁ…と思っている今日この頃。

ユノが持つかどうかは不明だけど。

何しろ、いつも1回すると寝ちゃうし。

ちゃんと休みがあれば持つか?

いまは休む間もなく働いて、ぎりぎりの体力で生活してるからだろうし。

うん、やっぱり定休日は必須だな。

決めた。

まぁオーナーに確認取ってないけど。



つづく。






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