雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Beside 18


Beside 18



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



正直、また人を好きになるとは思ってもみなかった。

こんなに辛い思いをするくらいなら、二度と誰も好きにならないと誓ったのに。

気づいたら、好きになっていた。

ドンジュは怒るだろうか…。

許してくれるだろうか…。

不安になる。

でも、想いを止めることもできない。

オレの中に戻ってきた心が、チャンミンを渇望している。

「ただいま」

その声を聞くと胸が高鳴って、その姿を見ると嬉しくて、触れていると幸せで。

一緒にいると、乾ききった心が潤っていくのがわかる。

もう、失いたくない。

隣で眠るチャンミンの頬を撫で、浅く開いた唇にそっと口づける。

溢れる愛しさを伝えるように。

「ん…」

「…」

ゆっくりとまぶたが開き、現れた黒い水晶体にオレの姿が映りこむ。

何度か瞬きをくり返し、そっと微笑んだ。

「おはよう、ユノ」

「ん」

ずっと見ていたい。

ずっと、こうしていたい。

起き上がろうとするチャンミンの腰に腕を巻きつけてぎゅっと寄り添った。

「ユノ?」

「もうちょっと…」

ぽつりそうこぼすと、チャンミンの長い腕がオレを優しく包み込む。

願いを汲み取るように。

「あと5分だけね?」

「…10分」

ワガママだと思いながらもそう告げれば、かすかに笑う声が聞こえてくる。

声にあわせて頬を押し当てた胸が小刻みに揺れる。

オレよりも少し高い体温と、どこか甘い香り。

どれもが心地よくて、10分じゃ足らない。

できるなら今日1日中ずっとこうしていたい。

無理だろうけど。

「…」

心をなだめて、ゆっくりと腕を緩めていく。

ふたりの間にできた隙間。

その間でオレたちは見つめあう。

背中に触れていた手が離れて、代わりにオレの頬を撫でる手のひらは優しくて、愛しくて。

言葉で伝えなくても気持ちは繋がっている。

そんな気がしてならない。

たぶん、勘違いなんかじゃない。

「チャンミン…」

「…?」

好き。

たった一言、言えばいいだけなのかもしれない。

いや、たぶんそうなんだ。

でも…言葉にできない理由は、ひとつしか思い浮かばない。

オレも、チャンミンも。

「…」

やりきれない想い。

でも、好きになってしまった。

この気持ちは誤魔化しようもない。

離れた距離をもう一度縮め、その胸に頬を埋めた。

もしもチャンミンがドンジュの弟じゃなかったら、きっと言ってる。

「ユノ」

「ん…?」

「もう少しだけ、待ってて?」

顔を上げようと思ったら、それを手のひらが優しく阻む。

きつく抱きすくめられ、心が震えた。

「全部が終わったら、ちゃんと伝えるから」

「終わったら…?何が…?」

「兄さんの夢を叶え終わったら」

まだ、オレの知らないチャンミンがいるような気がした。

全部を独りで背負い込んで、闘っているチャンミンが。

「チャンミン」

「…」

「オレにも手伝わせろよ」

ただじっと待っているなんて嫌だ。

同じ場所に立って、同じ景色を見るって決めたんだ。

手をこまねいているだけなんて…絶対に嫌だ。

「いまだって手伝ってくれてるじゃないですか」

「いま…?」

「こうやって、ユノがここにいてくれる。それだけで僕はもっと頑張れる」

「違うよ。そうじゃなくて…オレも、一緒に頑張りたいんだ。指咥えてみてるのは嫌なんだよ」

わかってくれ。

追いかけるではなく、隣に在りたいんだ。

うまく言葉にできない苛立ちを感じながらも、そう声に乗せた。

「これから、嫌でも頑張ってもらいますよ?」

「…?」

「チームを立て直すには、ユノの力が必要不可欠です。頼りにしてますよ?」

頼りにしている。

その言葉が妙にくすぐったい。

さっきまで無力さに苛立ちを感じていたのに、それがすっかりなくなっていた。

「他には?オレにできること、もうないの?」

「あとは僕のそばにいて、僕が負けそうになったら張り飛ばして下さい」

「…」

なんだよ、それ。

子どものお使いと一緒じゃないか。

「チャンミン、オレのほうが年上なの忘れてない?」

「忘れてませんよ?」

「じゃあ、なんだよ。そのガキをなだめるみたいな言い種は」

「だってユノにしかできないことなんからしょうがなくないですか?」

そんなこと言われたら、何も言えなくなる。

「ユノにしかお願いできないんです。ダメですか?」

こいつ…。

結構、卑怯だ。

頭の回転が速いからなのか、取り付く島がない。

深く息をつき、じろりとチャンミンを睨みつける。

「言っとくけど、騙されてやるのは今回だけだからな」

睨まれたチャンミンは苦笑いを浮かべ、誤魔化すように肩をすくめる。

ほっぺたを抓れば、降参だと言わんばかりに両手を挙げた。

ホント、子どもみたいだ。

見つめ合ったまま、オレたちは同時に笑った。

大の大人が子どもみたいにじゃれあっている姿が、なんか楽しくて。



つづく。






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