雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 10

DIRT 10

授業が終わるとともに出ていった彼を、この目は自然と追いかけていた。

どこへ行くのか、聞かずとも、考えずともわかる。
押し寄せる生徒たちを面倒くさいと思いながらも丁寧に対応し、教室を出たのはそれから15分後のことだった。

それからいったん寮監室へと戻り、空いている時間に作っておいたそれをもう一度あたためて容器へと移し替えた。

「…」

栄養のバランスが悪いな…。
ふとそう思い、適当な野菜を耐熱容器に入れてレンジに突っ込んだ。

その間、簡単にソースを作り、小気味いい音とともにできあがったそれにかける。
ふたを閉めて、適当な紙袋へと詰めて屋上へと向かった。

案の定、彼はそこにいた。
コンクリートの隙間から長い足がわずかに見える。
足を進め、声をかけようとして思い留まった。

「…」

いまは、声をかけないでおこう。
持っていたそれを気づかれないようにそっと足元へと置き、背を向けた。
屋上へと続く扉を抜け、そっと息をつく。

いったい僕は何をしてるんだ…?

苛立ちを紛らわすように髪をかき上げ、小さく舌打ちした。
正直、自分の行動が理解できない。

なんでかいがいしく食事の世話をして、変に優しくしてるんだろうか。
さっぱり自分自身がわからない。

わかっていることといえば、放っておけないということと、気になるということ。
そのふたつだけ。

「チャンミン先生!」

「…」

苛立ちを処理できないまま顔を上げるとそこには何かを両手で抱きしめてこちらを見上げる姿があった。

「お昼、一緒に食べたいなって思って」

「…」

いまは独りになりたいというのに、本当に空気の読めない子だ。
けれど、ここで素を見せるわけにはいかない。

「前にも言ったでしょう?生徒と教師が必要以上に親しくなるのは風紀を乱します」

「…それを言うなら、特定の生徒を部屋に入れるのもどうかと思います」

「彼には特別な注意が必要だからです。
それ以上の意味はありませんし、彼のことに関しては僕に一任すると言われてますから」

子どもにしては弁が立つようだが、僕にしてみれば赤子の手をひねるに等しい。

「チャンミン先生!」

あきらめが悪いというか、しつこいというか…。

「イ・テミン君。学生の本分はなんですか?」

「…勉強です」

「その通りです。僕の言っている意味、わかりますよね?」

「…」

いまにも泣き出しそうな瞳。
そんなもの、僕には通用しない。

冷めた目で最後に彼を一瞥し、再び歩き出した。
振り返る必要はない。

そのまま僕はまっすぐに教職員室へと向かった。
宛がわれた席へと腰をおろし、彼の元に向かう前に置いておいた同じ内容の容器を広げる。

ほとんどの教職員は生徒と同じく食堂へと向かうが、僕は行ったことがない。
大勢がいる場所に行くと必ずと言っていいほど面倒に巻き込まれる。

独りでいたいのに、独りが好きなのに。
僕の感情など無視してかき回す。
耐え難い苦痛だ。

ならばそれを避けるためにできることはこうして独りで食事をし、無駄に特定の誰かを作らないこと。
常に壁を作り、深入りしなければそのうち関わりを持とうという人間はいなくなる。
この教職員室のように。

なのに、どうしてだろうか…。
彼のことを不意に思い出してしまうのは。

理解しがたい、いまだかつてない感情に正直僕は戸惑っていた。
これ以上関わりたくないと思う一方で、目的のためには彼を利用するほかない。

そう、本当の自由を手に入れるために…。

10へ続く。



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コメント

Re: タイトルなし

あ◇ 様

DIRTのチャンミンにとって、ユノはかけがえのない人です。
ユノに逢うために苦痛の中で生きていた。
ともに生活していた時間を取り戻すために…。
そしてようやく、取り戻した時間です。
これからチャンミンがどう自分を取り戻し、
どういう選択をし、
ふたりの関係がどうなっていくのか…
最後までどうぞお付き合いくださいませ(^^)/

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