雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Beside 21


Beside 21



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



夢中になっていた。

やっぱり、オレはこの仕事が好きなんだと実感した。

時間が経つことも忘れて、ただマシーンを弄っていた。

ふと、違和感を覚えた。

「…?」

視線を走らせてみたがチャンミンの姿がどこにもない。

「ミノ、チャンミンは?」

「あ、れ…さっきまで、あそこに座ってたんだけど…」

確かにオレが最後に見たのも、ミノが指差した場所だった。

邪魔にならないようにと、部屋の隅に移動させたイスに腰を下ろして、オレたちを感慨深げに見つめていたはずなのに。

油まみれの手でポケットから携帯電話を取り出し、歩きながら発信した。

3コールですぐに応答があった。

『はい』

「チャンミン?いまどこにいるんだ?」

『あと5秒くらいで着きます』

5秒?と問いかける間もなく、いままさにオレが向かおうとしていた扉が開いた。

左手に携帯電話、両肩には大きな発泡スチロール。

「暑いでしょう?アイスと飲み物買ってきたんで、よかったら休憩しませんか?」

アイスという言葉に嬉々として両手を伸ばし、チャンミンの肩から発泡スチロールを受け取った瞬間ものすごい勢いで腕が下に引っ張られた。

「!?」

「危ないから貸して?」

ひょいっと片手で軽々とそれを受け取り、クルーのほうへと向かう。

「ユノ、どうした?」

それなりに力はあるつもりだ。

でも、予想外の重さだった。

たとえ心構えをしていたとしても、軽々と持てるレベルではない。

いったい、何キロあるんだ?

「あれ、チャンミンなりの筋トレなんですよ」

「は?」

「普通のドライバーならレース以外のときにジム通えたりするじゃないですか?でも、チャンミンは本業があるからあんまり時間取れないらしくて、日常生活の中で筋トレしてるんです」

ミノはさも当たり前のようにそう告げ、クルーに囲まれているチャンミンを見つめていた視線をオレへと向けた。

「普段、チャリとかよく乗ってません?」

「…乗ってる」

「それも筋トレの一環です。たぶん、あの汗の量だからランニングを兼ねて買出ししてきたんじゃないかな?」

言われてみれば、若干背中が透けている。

白いTシャツだから気づかなかった。

「昔は身体弱かったから、結構苦労したみたいです」

「え…?」

「だから、お願いしますね?オレが言ったって聞きゃしないんだから」

そんなこと、聞いてない。

知らない。

「あ、ユンホさんたちの分ももらってきますね?チャンミンのやつ、しばらくはあのまま捕まるから」

「捕まるって?」

「みんなチャンミンと話したくて仕方ないんですよ。たまにしか来れないから、余計に」

オレの知らないことばかりだ。

自覚すると、なんかやけに寂しくなった。

朝までオレが独占していたのに、いまはみんなのもの。

近づくこともできない。

チャンミンを好きなのは何もオレだけじゃない。

みんな、そうなんだ…。

「おい、ユノ。いまにも泣きそうな顔してるぞ?」

「…泣くかよ、こんなことで」

「そうか?オレにはチャンミン取られて拗ねてるようにしか見えないけど?」

付き合いが長いからこそたちが悪い。

にらみつけたところで軽く受け流される。

「好き、なのか?」

「…あぁ」

問われたなら、答えるしかない。

誤魔化したところで、いずれバレるのがオチだ。

「それは、ドンジュの弟だから?」

「違う」

「ホントに?」

「確かに最初は似てたから気になったんだと思う。でも、いまは違う」

それははっきりと断言できる。

迷いはない。

「なら、いいんだけどさ」

まだ恋人とかそういうんじゃないけど、チャンミンも同じ気持ちでいてくれていることは間違いない。

いまは、オレができることを精一杯やって、チャンミンのサポートをするだけだ。

「ユンホさん」

「…?」

「はい、これ」

差し出されたのはいつもオレが好んで買って食べているアイスだった。

イチゴのアイスクリームをナッツをまぶしたチョコレートでコーティングしたそれ。

「チャンミンがこれはユンホさんにって」

「…」

なんか、特別だって言われているみたいだ。

恥ずかしいのと、嬉しいのと。

「ユノ、顔緩みすぎ」

耳元でぼそっと注意され、慌てて顔面に力を入れる。

でも、どうにもならない。

溶けないうちに食べようとパッケージを開いて木の棒を掴んで引っ張り出す。

身体の中にこもった熱がゆっくりと冷まされていくみたいだ。

「…」

少し離れた位置からクルーに囲まれるチャンミンの背中を眺め、そっと微笑んだ。

ホントに慕われている。

彼らにとって、きっとチャンミンは特別。

もちろんオレにとっても。

チャンミンに買ってきてもらったアイスを食べて、喉を潤して、そしてまた作業に戻る。

誰もがチャンミンのために動いている。

オレたちの想いを汲み取るようにただ作業場の隅でチャンミンはいつまでもオレたちを見つめ続ける。

17時を過ぎて続々とシャワールームへと向かい、なんとなくまた集まってくる。

よかったらみんなで夕飯をというチャンミンの言葉に誘われて。

近くの焼肉屋へと複数台の車に乗り分けて向かい、冷房の効いた店で肉を取り合う。

作業場にいたとき同様、チャンミンはそんな彼らをまた優しい瞳で見つめ続けていた。



つづく。






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