雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Beside 22


Beside 22



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



なんか、久しぶりにふたりきりになった気がする。

街灯に浮かび上がる横顔を見つめながら、なんとなく手を伸ばして、なんとなくその手を握った。

無言でチャンミンがその手を握り返す。

赤信号へと変わる信号を受け、ゆっくりと車が速度を落としていく。

「今日はずっと一緒にいたはずなのに、なんかおかしいですね。ユノに触れるの、久しぶりな気がする」

「同感」

同じ想いでいてくれたことが、無性に嬉しかった。

今日はずっとその他大勢の独りで、チャンミンは全員の特別な人だったから。

こうして独占していられるのが不思議な感じだ。

「チャンミン」

「うん?」

「身体、弱かったのか?」

日中から抱えていた疑問をストレートにそのまま言葉にする。

驚いたように振り返ったチャンミンが少し困ったように微笑む。

きっと、隠しておくつもりだったんだ。

「喘息が少し酷かっただけです。いまはもう大丈夫ですよ?」

「ホントに?」

念を押すように問いかけると、ばつが悪そうに視線を泳がせる。

心配させまいとしての行動なんだろうけど、隠し事をされるのは嫌だ。

チャンミンのことならなんでも知っておきたい。

「ほとんど大丈夫なんですけど、カゼとかひくとたまに発作が出たりします。一応、吸入器もありますし、問題ありません」

「問題ある」

どこをどう取ったら問題がなくなるんだ?

たまに発作が出るっていう時点で問題だろうが。

「他には?」

この際だから全部聞いておこうと思った。

他の誰かから聞くのは嫌だ。

どうせなら全部チャンミンから聞きたい。

チャンミンのことなんだから。

「もう、ない?黙ってること。隠してること」

「え~…あ~…」

まだあるんだ。

一生懸命、誤魔化そうとしているのは明らかだ。

問い詰めようと思ったら、タイミング悪く信号が青に変わった。

小さく舌打ちし、ため息をつく。

「なんでも知っておきたいんだよ。じゃないと、支えることもできないじゃねーか。少しは頼れ。バカ」

「…」

独り言がチャンミンの耳に届いたかはわからない。

でも、繋いだ手がぎゅっと握られた。

「生まれつき、心臓が弱かったんです」

「え…?」

「だから家を出ることはもちろん、部屋をでることもほとんどできませんでした。手術をしてとりあえずは完治しましたけど、半年に1回定期健診に行ってます。いまのところ異常はありませんし、医者ももう大丈夫だろうと言ってます」

だから、か。

オレが遊びに行っても、ほとんど姿を見ることがなかったのは。

ドンジュもあんまりチャンミンの話はしてくれなかったし。

普通、言わないか…。

家族とかならまだしも、友だちだし。

「あとは?」

「身体的なものはそれくらいです」

「身体以外でなんかあるってことだよな?」

この際、全部聞いておきたかった。

タイミングを逃してしまったら、またうやむやになってしまいそうで。

「そう言われても…」

まぁ、確かにうまい具合にポンと出てくるわけがない。

それならばと、ずっと抱えていた疑問を投げかけた。

「なんで仕事ふたつもしてるんだ?」

「父の援助なしでチームを立ち上げたんです。スポンサー探しもすべて、僕が一から独りでやりました。それに、いずれは父の会社を継がないとですし」

「ひとりで、全部…?」

「えぇ。父は僕がレーサーになるのは反対でしたから」

親父さんの気持ちはよくわかる。

オレだって、できればそんな危険なことさせたくない。

特に、好きな人ならなおさらに。

「すべて自分で責任を持つという条件で始めたんです。なので、こんなに時間がかかってしまいました」

さも何でもないことのように語っているけれど、実際そんな簡単なことではない。

オレにだってそれくらいわかる。

「クルーも、全部?」

「はい。父の権限があれば、とっくに昔のメンバーが集まってますよ」

確かにその通りだ。

元々チームのメンバーはチャンミンの父が経営する会社の社員だったわけだし。

「それに…僕自身、父に頼りたくなかったんです。自分の力を試したかったのもありますし、やっぱり夢は自分の手で叶えないと意味がないかなって」

「…」

だから、なのかな。

今日出逢ったチームクルーはみんな、チャンミンを信頼し、慕っていた。

わずかな時間でも十分それがわかるくらい。

チャンミンが自ら足を運んで、話しをして、その上であの場所にいるんだろう。

オレと同じように。

もちろん、厳密にいえば同じではないけれど。

なんか、聞けば聞くほど雲の上の人みたいに思えてくる。

逃げてただけの人間と、現実と闘い続けた人と。

「…オレも、頑張るから」

足枷にならないように、精一杯。

持ちうる限りの力で、チャンミンの夢を叶えるために頑張らなければ。

チャンミンの話を聞き、一層そう心に固く誓った。

「頼りにしてます」

その言葉が誇りに思えた。

応えるように大きく頷き、真っ直ぐに前を見つめるその横顔を見つめた。



つづく。






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