雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Beside 25



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



起きてみると、すでにチャンミンの姿はなかった。

なんとなく寂しいな、なんて思いながらリビングへ向かうとテーブルの上には朝食があった。

スクランブルエッグと、ボイルしたウィンナーと、サラダと、そして短い手紙。

おはよう。トーストは冷凍庫にあるから自分で焼いてください。今日は早く帰ります。

急いでいたのだろう。

文字が少し乱れている気がする。

朝食を作る時間を考えれば、少しでも眠りたいだろうに。

「ムリすんなって言ってんのに…」

ただでさえ昨日はあんなことになって、睡眠時間もさらに足らない状態。

その上、オレのために朝食まで用意してから行くなんて。

嬉しいけど。

冷凍庫から取り出したパンを2枚、トースターに突っ込んで、洗面台へと向かった。

歯を磨いて、顔を洗って、髭を剃って、着替えをして。

準備が終わるのと、パンが焼きあがるのが同時。

チャンミンの用意してくれた朝食に手を合わせる。

どうせなら一緒に出来立てを食べたかった。

起こしてくれればよかったのにって心の中で呟く。

きっと、これもチャンミンの優しさだってわかってるけど。

全てを綺麗に平らげて、食器を片付けて、そしてオレはちょうど滑り込んできた車に乗り込んだ。

「おはよ」

「おう。今日も暑くなりそうだな」

チャンミンが忙しくなってから、こうやってドンヘの車に相乗りして仕事場へ向かうことが多くなった。

少し遠回りになるけど、ドンヘは嫌な顔ひとつしない。

オレも車は無理でもバイクくらい買おうかと思ったんだけど、チャンミンが嫌がるから。

「チャンミンは?」

「朝一会議だって、起きた時にはもういなかった」

「大変だな。その上、夜はテストドライブで深夜まで。レースも近いってのに、体調は大丈夫なのか?」

「今日は来なくていいって言ってある」

ドンヘに言われなくたってわかってる。

誰より近くにいるんだ。

疲労に気づかない馬鹿じゃない。

「時期が悪いよな。ちょうど上半期の決算時期だし。役員ともなれば多忙極まりないだろうし」

「…」

せめてどちらかに専念できていれば、と思う。

オレはエンジニアとして仕事しかできないから、できることといえば車を弄ることだけ。

それが唯一、オレがチャンミンのためにできること。

「とにかくいまはオレたちができることをやるしかないだろ?昨日のチャンミンの走りをもう一度見て再検証だ。右コーナーを回るときに車体がブレるって言ってたのが気になる」

「左はブレないのか?」

「あぁ、右だけだって言ってた」

「…確かに気になるな」

到着するなり、いつもはミノが操作するノートパソコンを引き寄せた。

着替える時間ももったいなくて。

「どうしたんですか?」

遅れてやってきたミノがオレたちの間へ入るようにして交互にオレとドンヘを見つめる。

「ここか」

「ここだな」

確かに、チャンミンの言っていた通りだ。

右コーナーへ入って立ち上がり間際、わずかに軌道が右へ流れている。

以前の走りでは見られなかったことから、クセではなく車体自体の何かしらが影響しているのだろう。

「ミノ、調整履歴は?」

「あ、はい。すぐ持ってきます!」

肩に荷物をかけたまま、ミノが慌ただしく事務所へと駆けこんでいく。

そして1分も経たないうちに分厚いファイルを抱えて戻ってきた。

「えっと…」

地べたに座り込み、ペラペラと紙を捲っていく。

日付を指さし確認していたミノがぴたりと手を止めた。

「こっからです」

オレたちもミノを囲むように座り込んで、細かく記された作業履歴を見ていく。

特に、足回りの調整を中心に。

「ドンヘ」

「あ…」

そこからの行動は早かった。

ファイルはそのままに、オレたちは一斉に立ち上がって車体へと向かった。

みんな、私服のまま。

作業着に着替えるということは頭から綺麗に消えていた。

油と汗にまみれ、部品をひとつひとつ取り除く。

そして目当てのものにたどり着き、頷きあう。

「これ、だな」

「あぁ」

原因をサスペンションと断定した。

整備士を呼んで事細かに指示を出す。

滴る汗を拭い、小さく息をついた。

少しの調整も気を抜くことはできない。

オレたちの仕事は直接人命にかかわるんだ。

「さっすが、伝説のチーフ・エンジニア…すげぇ…」

「一緒だよ。みんな、一緒だ」

「でも、ユンホさんにとってチャンミンは特別…ですよね?」

「あぁ。でも、たとえドライバーがチャンミンじゃなくても同じことをする。人に命を預かってるんだから」

ただ、違うこともある。

おそらく、チャンミンでなかったらオレはこの場所に戻ってくることはなかっただろう。

チャンミンがいるからここにいる。

それは否定できない。

「よかった。ユンホさんみたいな人がチャンミンのそばにいてくれて」

「…?」

「アイツのこと、よろしくお願いします」

汗まみれのままミノは眩しいほどの笑顔を浮かべ、オレへと頭を下げた。

「や、やめろってっ」

ミノの行動に視線が集まっていた。

慌てて身体を起こさせ、身を翻した。

「頼みましたよーっ」

「うっさい!」

「おーおー、一丁前に照れてやがる」

ドンヘまで便乗して冷やかしにかかる。

睨んでみても意味はなく、楽しげに笑うばかり。

ホント、恥ずかしい。

でも、嬉しい。

オレとチャンミンの関係を認めてくれた気がして。



つづく。






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