雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 11

DIRT 11

空になったプラスチック容器を紙袋に詰め、気乗りしないながらも教室へと向かって歩いていた。

いつものようにさぼってもよかったが、何をされるかわからない恐怖がそうさせた。
教室へと入り、紙袋を机の脇にあるフックへかけ、窓の外を見やる。

オレの心とは正反対の澄んだ空。
思わずため息がこぼれる。

「チョン・ユンホ」

ぼうっと空を眺めているといきなり名前を呼ばれた。

振り返るとそこにはあの日、オレを無理やりあの部屋へ押し込んだ見目のいい少年が立っていた。
とても同い年とは思えない。

また、名前を思い出すことができず、苛立っていたこともあってオレは無意識にその少年を睨み付けていた。

視線に怯えたように身体を震わせ、それでも負けじと睨み返す。
防御本能か、腕を組み、威嚇するように。

「君は先生に相応しくない」

「…」

いったいこいつは何を言ってるんだ?
相応しくないってなんだ?

「チャンミン先生は絶対に渡さないから…っ」

「…」

理解不能だ。

渡さないだって?
別に、最初からいらないし。
できるならすぐにでも手綱を握ってほしいもんだ。

そしたらあんな屈辱、味合わなくて済んだかもしれないのに…。

「何か言えよっ!」

なんなんだ?このお子様は。
いったいオレに何を望んで、何を言えって言ってるんだかさっぱりわからない。

面倒くさいとあからさまにため息をこぼし、再び空へと視線を移した。
瞬間、頬に鋭い痛みが走った。

「…って」

「馬鹿にしやがって…っ」

口の中に鉄の味が広がっていく。
言葉とは裏腹に、大きな瞳からははらはらとしずくがこぼれ落ちていた。

「…」

泣いてどうにかなるんだったら、もう今頃どうにかなってる。
でもいくら泣いたって現実は変わらないし、逃げ出すこともできない。

癇癪を起こした子どものようなその人にもう一度視線を戻せば、再び手が振り上げられたところだった。

おとなしく殴られる筋合いはない。
その手をいなし、勢いを利用して投げれば派手な音を立てて転がった。

無様にこけたその人を冷たく見下ろし、またため息をつく。

「オレにはお前とアイツがどうなろうと関係ないし。
勝手に巻き込むんじゃねぇよ」

「…っ」

「オレに、関わるな」

そう告げた瞬間だった。
「何をしている!」

騒ぎを聞きつけて駆け付けた教師は状況を見るや否や、オレの腕をつかんだ。

品行方正なコイツと、素行の悪いオレとじゃ誰だってオレから手を出したと思うだろうな。
当然の成り行きだ。

授業をさぼるいい口実ができたと内心、喜んでいた。

「どうしたんですか?」

「チャ、チャンミン先生…。そ、その。チョン・ユンホが…」

「…」

オレと倒れたまま動けないでいるコイツを見やり、困ったように息をつく。

「チョン・ユンホ君は僕があずかりますので、先生は彼の方をお願いします」

オレの腕を掴んでいる教師にそう告げ、チャンミンはまっすぐにオレを見つめた。

「来なさい」

腕を取るでもなく、一言それだけを告げてチャンミンは歩き出した。
ついてくると確信を持っているようなその態度が癪に障る。

でも、従わないわけにはいかない。

弱みを握られているのは、分が悪いのは、オレのほうだから…。

11へ続く。



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