雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.3-1

Bittersweet ep.3-1



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



なんだか、スヨンがいつもよりそわそわしてる。

約束でもあるのかな…?

閉店の時間を迎え、清掃が終わるのを見越したかのようにバックヤードからチャンミンが姿を現した。

「お疲れ様です」

「オッパ!」

駆け寄ったかと思えば両手を差し出す。

満面の笑みで。

なんなんだ…?

理解できないままただ少し離れたところから眺めていると、チャンミンがスヨンに封筒をひとつ手渡した。

「ありがとーっ」

「明日からまたお願いしますね?」

「もっちろん」

渡された封筒を大事に胸に抱き、いまにも踊りだしそうな足取りの軽さで明るく去って行った。

「…?」

呆然とスヨンを見送っていると、いつの間にかチャンミンが目の前に。

そして、先ほどスヨンへと手渡した封筒と同じものをオレに差し出していた。

「要らないんですか?お給料」

「い、いるっ!」

両手でそれを掴み、ぎゅっと抱きしめた。

これで、ここ半月くらい止まりっぱなしの携帯電話がようやく本来の利便性を取り戻すことができる。

「これからちょっと、出かけませんか?」

「うん。オレ、コンビニ行きたいっ」

「僕が行きたいのはコンビニじゃないんですけどね」

苦笑いを浮かべ、独りごとのようにそう呟く。

背中にそんな声が聞こえたけれど、とりあえず着替えだ。

制服を脱いで洗濯機に押し込んで、支払期限をとうに過ぎた携帯電話の請求書を手にする。

階段を駆け下りてチャンミンの元へと戻り、無意識に手を繋いだ。

「どこ行くんだ?」

「今度連れて行くと約束した場所です」

「…?」

どこだ…?

疑問をそのままにチャンミンを見つめれば意味深な微笑み。

教えてくれない気だ。

でも、約束したんだよな…?

記憶を辿りながら、すでに星が瞬く空の下を歩いていく。

街灯に照らされたオレたちの寄り添う影がついてくる。

「先にコンビニ寄りますか?」

「いいのか?」

「えぇ。別に焦っていくところでもありませんし」

それならばとチャンミンの言葉に甘え、ちょうど見えてきたコンビニへと向かって駆け出した。

携帯電話の料金を払うだけでは申し訳ない気がして、ふたり分の飲み物も買う。

店を出て、きょろきょろ。

外で待っていると思っていたチャンミンの姿がない。

「チャンミン…?」

急に不安になる。

姿が見えないだけで、どうしようもないほど。

「ユノ」

後ろから聞こえてきた声。

その声を聞き間違えるはずもない。

振り返り、その姿を目にした瞬間安堵した。

「チャンミン!」

親とはぐれた子どもみたいに不安だった。

オレ、どんだけチャンミンに依存してるんだろう。

不安を隠すようにぎゅっと手を繋ぎ、こつっと肩に額を乗せた。

「すみません、花を買ってたもので」

「花…?」

「えぇ。父に逢いに行くのに、手ぶらっていうのもおかしいでしょう?」

「あ…」

約束、ってそういうことか。

「ほら、行きますよ?」

「うん」

はぐれないように指を絡めるように手を繋ぎ、もう一度歩き出す。

ゆっくり、ゆっくり。

「オレ、こんな格好だけど大丈夫?」

まさかお父さんの元へ行くなんて思っていなかったから、何も考えずに手近にあったものを着てきてしまった。

しかも、よりによってヨレヨレのTシャツに、色褪せたダウンジャケット。

ジーンズも破けてるヤツだし。

「大丈夫ですよ。父は、外見より中身を見る人でしたから」

「中身…?それはそれで不安なんだけど…」

「自信ないんですか?僕が選んだのに?」

呆れて物も言えない。

いったい、こいつは何様だ…?

悪い気はしないけど…。

「父が生きてたら、きっとユノのことを気に入ると思います」

「え…?」

「たぶん、ですけど」

なんだろう…。

いまさらだけど、ちょっといつもと違う気がする。

どこがって言われるとわかんないけど。

「チャンミンは、お父さんのこと好きだった…?」

「そうですね…。憧れ、でした」

どこか遠くを見つめ、囁くようにそう呟く。

「たぶん、後悔してるんだと思います。最後に父と会話をしたのは、僕が荒れていた時でしたから」

「…」

「勝手に家を出て、勝手にアメリカへ行くことを決めて。こっちに帰ってきたとき、父はすでに話ができる状態じゃありませんでした。結局、謝罪もできなかった」

なんでもないことのように話しているけど、ホントは辛いんじゃないかな。

ずっと、独りで抱えてきた…?

力になりたいな…。

オレにできるかわからないけど。

「まぁ、いまさらなんですけどね。どう足掻いたって時間は戻せないし、やり直すこともできない」

「…」

だんだんと人通りはなくなり、街中とは違う空気が漂ってくる。

何か言わなきゃって思うのに、言葉が出てこない。

ただ、そばにいるって伝えたくて、つないだ手をぎゅっと握りしめた。

「着きましたよ」

たくさんの星が瞬くその袂。

月明かりに映し出されたその場所は、幻想的な世界に思えた。

「…」

買ってきた花を静かに置き、深く頭を下げる。

静かに父親の眠るその場所を見つめるその横顔。

何を考えてるんだろう…。

どんな言葉を投げかけているんだろう…。

「…」

チャンミンから視線をゆっくりと動かし、父親の眠るその場所を見つめた。

そして、オレもまた心の中で初めて逢うその人に話しかけた。

初めましての挨拶と、チャンミンとお付き合いさせてもらっていることの報告と、それと、心配しないでほしいって。

オレが言うことじゃないかもしれないけど、でも、ずっとそばにいるからと。

…って、オレ初対面なのに何言ってんだろう…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

明けましておめでとうございます(≧▽≦)
仕事で年越しとは…ご苦労様ですm(__)m
とはいえ、葉月も大晦日、元旦と仕事してましたが(笑)

相当Your Manのチャンミン君を気にいってくれたみたいで何よりです♡
前回はSweetが優勢でしたが、今回はBitter多め。
何しろBittersweetですからね~( *´艸`)
お楽しみに~♪

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