雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.3-2

Bittersweet ep.3-2



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ほぼ、勘当に近かったと思う。

ずっと、店を継ぐのは僕だと思っていたから。

それなのに、このアレルギーのせいでそれを断念せざるを得なかった。

だから、誰もいない地で、誰も僕を知らない土地で最初からやり直そう。

その一心だった。

でも、父がそう易々と納得するはずもない。

店の売り上げでは、家族5人を養っていくのがやっとの状態。

アメリカへの留学費用なんか出せるわけがなかったんだ。

だから、自分でバイトをして、留学費用を稼いで、家に帰った。

ふざけるな、と温厚な父が激怒した。

初めて怒鳴られた。

初めて殴られた。

たぶん、まだ若かったんだろうな…。

頭に血が上って、そのまま家を飛び出した。

荷物はボストンバッグひとつだけ。

頼れる人も、何もない状態で。

いま思えばなんと無謀な渡米だろうか。

ドンワンが助けてくれなかったら、おそらく僕は路頭に迷い、死んでいただろう。

まぁ、実際助けてくれたのはドンワンじゃなくてエリックだったわけだけど。

たぶん僕は、運がいいんだと思う。

「…」

ねぇ、父さん。

父さんはもう、僕のことを許してくれてる?

家族の優しさに包まれていたことさえ気づかずに、捨てていった僕を。

なんでも独りでできるんだと勘違いしていた僕を。

僕は本当に世間知らずだった。

ぬくぬくと、温室で育っていたことに気づかされたアメリカでの生活。

言葉も通じない、右も左もわからない。

そんな生活が僕を強くしてくれた。

父さんには申し訳ないけど、行ってよかったと今でも思える。

やりたいことをひたすら探すみたいに勉強に没頭して、そして免疫学に辿りついた。

僕のこのアレルギーの解明できれば、治療ができれば、家族の元に戻れる気がして。

アメリカに渡って2年。

旅立ってから初めて家に連絡をした。

母さんが、泣いた。

無事でよかった、と。

でも、父さんと話すことはなかった。

いまはまだそのときではないと思って。

いや、それはいい訳で、単に気まずかったんだ。

ケンカして飛び出して、どんな話をしていいのかもわからなくて。

それから、母さんに報告の電話をするようになった。

もうすぐで博士号を取得できる。

そう報告をした1週間後のことだった。

父さんの危篤の知らせを聞いたのは。

慌てて帰ってきたが、間に合わなかった。

到着したとき既に、父は息を引き取っていた。

残されたのは母と、ふたりの妹と、僕。

助けて、と。

もうどこにも行かないで、と。

泣きじゃくる3人を目の前に、僕はその手を振りほどくことはできなかった。

家族を守れるのは僕しかいない。

でも、父はどう思っているんだろう。

勝手に出て行った僕が、捨てていった僕が、帰ってくることを望んでいるのか?

その疑問は、遺された遺書によって答えを得る。

店を長男のチャンミンに譲る。

それを聞いた瞬間、涙が溢れた。

まだ僕を息子だと思ってくれていたんだと。

その思いに報いるため、僕はそのままこの地に留まった。

残された家族を守るのが僕の務めだと思ったから。

でも、蓋を開けてみたら酷いもんだった。

よくこれで家族を養っていたと思うくらい、店は赤字続き。

資金繰りを画策し、プランを立て、銀行から融資を得るべく奔走した。

まずは規模を縮小し、限界まで切り詰めた。

ゆえに、取扱商品を減らした。

そうすることでかかる費用を最低限に留めることができる。

次に人件費。

母さんと妹たちと相談し、まずは家族で頑張ろうと決めた。

軌道に乗ったらバイトを雇えばいい。

そうやって始まり、今に至る。

僕なりに、一生懸命やって来たつもりだ。

でも、父さんの目から見たらどうなんだろう…?

きっと、何も応えないんだろうな。

父さんは。

「チャンミン…?」

不意に聞こえてきた声に、驚いて振り返った。

「…」

袖を掴み、不安げに見つめるその瞳。

そう、だ。

今日は独りじゃなかったんだ。

ユノを紹介しようと思ってきたのに、いつものように独白していた。

ダメだな、僕は。

「大丈夫、か…?」

「大丈夫ですよ」

「ホントに?」

「…?」

なんで、そこまで?

いつも通りだと思うんだけど…。

「なんか…チャンミンがどっかに消えちゃいそうだ」

ユノの腕が、僕の身体に巻きつく。

うなじに触れる息、優しい香り。

心地よいぬくもりに包まれ、自然と頬が緩む。

「消えるわけないでしょう?おばけじゃないんだから」

「でも、消えちゃいそうだから…」

よっぽどユノのほうが消えてしまいそうだ。

今にも泣き出しそうなその声。

握り締めていた手を解き、その身体を抱きしめる。

なんでだろうな…。

こうしていると、すごく落ち着く。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君の独白、なかなかないですからね~…。
変態要素が薄いし(笑)
意外と真面目な部分もあるんですよ?
一応、ですけどね~(´∀`*)ウフフ
これからどうなるのか…お楽しみに~( *´艸`)

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Re: あけおめ✨

ペ◇マミー 様

明けましておめでとうございます!
今年もドS変態葉月で邁進してまいります('◇')ゞ

まずは変態CPでご機嫌伺い( *´艸`)
けれど、何やらシリアス?
変態チャンミン君らしからぬ独白ですね~"(-""-)"
Bittersweetなんで、Bitterもあり、Sweetもあり。
どんな展開になるかお楽しみに~(≧▽≦)

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

チャンミン君もいろいろあるんです!
単なる変態じゃないんですよ~(´∀`*)ウフフ
アメリカでの生活があってこそ、いまのチャンミン君が完成ってカンジです。

ちょっとしんみりしているチャンミン君。
励ませるのはもちろんユノ様だけですよね~( *´艸`)

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