雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.3-3


Bittersweet ep.3-3



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



やっぱり、少し様子がおかしい。

絶対おかしい。

なんか不安定な足場に立っているみたいなその危うさ。

思わず、その身体を抱きしめた。

ここにいるよって、どうしても伝えたくて。

「父への挨拶も済ませましたし、そろそろ戻りましょうか?」

「…うん」

「夕飯、何がいいですか?せっかくだからどっかで食べて行きましょう。ね?」

「…うん」

ぎゅっと手を繋ぎ、歩き出したその横顔を見つめる。

少しの変化も見落としたくなかったから。

暗く、狭い道。

しかも舗装もされていないせいで歩きづらい。

その横顔だけに集中していたせいで、足元を何かに取られた。

「わ…っ」

転ぶと思ったが、繋いでいた手が思い切り引かれた。

気づけばチャンミンの腕の中にいて、抱きしめられるのなんか慣れてるはずなのにやけに心臓がうるさい。

「…」

「あんまり心配させないで…」

「ご、ごめん…」

ぎゅっと絡みつく腕が腰に食い込む。

生暖かい息が首筋に触れて、時が止まったように動けなかった。

「チャンミン…?」

「…」

ゆっくりと、腕がほどけていく。

見つめれば相変わらずの無表情。

でも、瞳の奥に何かちらつくものがある。

それを読み取ろうと見つめ返していたが、すっと視線をそらされた。

まるで、気づかれたくないといわんばかりに。

「何食べに行きましょうか?」

手を繋ぎなおし、歩き出そうとするチャンミンを見つめ、その手を引いた。

引き止めるように。

「…オレ、頼りになんない?」

「…?」

ゆっくりと振り返ったチャンミンが、月を背負っているせいか儚く見える。

いつもは無駄に自信満々で、人のこと振り回してばっかりなのに。

だから、胸がぎゅって締め付けられるように痛むんだ。

「言えよ。溜め込むなよ。吐き出せよ。オレ、聞くから。力になれないかもしれないけど、一緒に考えるから」

「…」

風にたなびく髪をかき上げ、そっと笑みを浮かべる。

いつもとまったく違うその微笑みにまた、胸が痛んだ。

「いつも言ってるでしょう?そばにいてくださいって」

「え…?」

「それだけで充分です」

いつも、そればっか。

チャンミンの力になりたいのに。

「オレは…っ、それだけじゃ嫌だっ」

「…」

「チャンミンのことはなんだって知りたい。苦しんでるなら、助けたい。どうにもならないことなら、一緒に背負っていきたい」

この先、一緒に生きていくんだろ?

独りじゃ重くても、ふたりなら少しは軽くなるだろ?

一緒に生きるって、そういうことじゃないのか…?

なぁ、チャンミン。

そうだろ?

繋いでいた手がゆっくりと離れていく。

最後まで引っかかっていた指先が解けて、落ちた。

「チャンミン…っ」

なんで何も言ってくれない?

苛立ちを感じ始めたとき、つい1時間ほど前に復活を遂げた携帯電話がポケットの中で震えた。

なんだよ、こんなときに…っ。

「はい」

『お前はどここをほっつき歩いてるんだっ!?』

いきなりの怒声に思わず携帯電話を落としそうになった。

なんだ!?

なにごとだ!?

『携帯電話は通じない。家にもいない。私たちがどれだけ心配したかわかってるのか!?』

「お、親父!?」

そういえば、仕送りをとめられて、携帯電話が使えなくなって、チャンミンの家に転がり込んだけど、連絡するの忘れてた。

どこからどう説明しようか焦り、困惑しているとさらに怒声が聞こえてくる。

「そ、そんなデカい声出さなくても聞こえてるって!ちょ、ちょっと落ち着けよっ」

『落ち着け、だと…?よくもそんなことが…っ』

ヤバイ。

火に油注いじまった。

どうしよう…。

いま、それどころじゃないってのに…。

なんだってこう、タイミングが悪いんだ!?

慌てふためいていると不意に携帯電話が手のひらから抜き取られていく。

「え…?あ、おい!ちょ…っ」

「初めまして、シム・チャンミンと申します」

「チャ、チャンミンっ!」

いまは絶対にまずい。

これ以上怒らせたら取り返しのつかないことになる。

「ご連絡が遅くなり、大変申し訳ありません。息子さんの友人で、僕の家での住み込みのバイトを斡旋させていただきました」

ハラハラ、ドキドキ。

どんな会話がされているのか、ここからでは父親の言葉は聞こえない。

チャンミンの紡ぐ言葉だけを頼りに状況を探る。

「ご安心ください。小さなショコラ専門店です。僕は独り暮らしですし、部屋もひとりでは広すぎるのでちょうどいいかと思って。それに、ユンホさんがいると毎日が楽しいんです」

気持ち悪い…。

社交的なチャンミンなんて。

見るのはこれで3度目だけど、やっぱり気持ち悪い。

「だから、できればこのまま一緒に…。とんでもない!迷惑だなんて思ってませんよ。逆に友達ができて、嬉しいです。…え?ホントですか?じゃあ、今度是非」

いったい、なんの会話だ?

内容からすると、今度遊びに来いとかそんな感じか?

いや、それ以前にトモダチってなんだ!?

住み込みのバイトってなんだ!?

オレが勝手に転がり込んでるだけだし、トモダチじゃなくてコイビトだろうがっ!

「はい」

「あ!?」

「ユノに代わってって」

苛立ちを紛らわすように携帯電話をひったくり、深呼吸をしてから耳へと押し当てた。

ここでアホなことを口走ったら、何を言われるかわかったもんじゃない。

これ以上、状況を悪化させたくない。

「もしもし?」

『引越したならしたでなんで連絡をしなかったんだ?』

「だって…携帯電話止まっちゃって、金もないし…。ようやく今日バイト代入ったから払って、復活したんだよ。それまでいろいろ必死だったし、忙しかったし…。連絡忘れてたのは悪かったけどさ…」

そう、いろいろ必死だった。

忙しかったのもウソではない。

言葉は使いようだ。

『彼に迷惑はかけてないのか?お前は料理もできないし、掃除もできないし…』

「そ、それは…」

できてる、とは言えない。

だって、ずっとチャンミンに任せきりだ。

そのくせ、お金もないし。

だから身体で払ってる…とはとても親父に言えない。

『とにかく、一度ご挨拶に伺うから』

「え!?」

『なんだ?問題でもあるのか?』

あるだろう!?

あんな部屋見られたらどうなるんだ!?

「い、いつ…?」

『そうだな…今週末はどうだ?』

「こ、今週末はちょっと…ら、来週じゃ、ダメか?」

『別に構わんが…』

訝しんでいるのは明らかだ。

でも、さすがに今週末はマズイ!

だって、あんなベット見られたら…。

「っていうか、今度オレたちが行くよっ!そうだ!そうしようっ」

『何を言ってるんだ。こちらが迷惑をかけているのに…』

「いいからっ!次の休みに行くから親父は家で待っててくれよ!それでさ、母さんの手作り料理チャンミンに食わせてやって!な!?」

もう、必死だ。

形振りなんか構っていられない。



つづく。






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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

妖しい雲行きですね~…"(-""-)"
何しろ、Bitter濃い目なんで(笑)
らぶらぶ変態バカップルに何やら不穏な影が~(´∀`*)ウフフ

コメント

2016年になった~!!

あけましておめでとう!
葉月ちゃん
今年もステキなお話 期待してます♪

ユノ ピーンチ!!(笑)
今までとは一味違うBitter Sweet
どんな展開になるのかな?
ドキドキ♡

コメント

Re: 2016年になった~!!

K◇O 様

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします(≧▽≦)

新年早々、ラブラブ変態バカップルに波乱の予感?
前回はSweet押しだったので、今回はBitter押しです(笑)
さて、どうなるんですかね~( *´艸`)

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Re: こんばんは♡

し◇ん 様

明けましておめでとうございます!
こちらこそ、お忙しい中訪問いただきありがとうございますm(__)m
今年も期待に沿えるよう頑張りますので、
どうぞよろしくお願いいたします(≧▽≦)

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