雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.3-4


Bittersweet ep.3-4



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



必死に携帯電話を通して父親を説得しているさまを、どこか他人事のように眺めていた。

もしも父が生きていたら、ユノみたいに話せただろうか…。

いや、無理だな。

僕には。

「…」

聞き耳を立てているのも失礼だし、正直、聞いていたくない。

なんか、心穏やかではいられないから。

心に蓋をするように目を伏せ、ゆっくりと歩き出した。

いつからだろう。

こういう風になってしまったのは。

もちろん、いまの自分がキライではない。

ただ、もう少し正直に自分の心を話せていたなら違っていたかもしれない。

父と僕の関係も。

思わずため息が口をついて出た。

なんか、久しぶりの感覚だ。

どれだけ時間は戻せないとわかっていても。

父の眠るこの場所だからだろうか。

それとも、久しぶりに自分の気持ちと向き合ったからだろうか。

心が、過去に旅立ってしまっている。

あの頃の気持ちに囚われていると、不意に左手を強く引かれた。

「置いてくなよっ!」

「電話、終わったんですか?」

「あ、うん。今度の休みに行くってことで話ついた」

「そうですか」

別に僕はどっちだって構わない。

それに、ユノがそこまで必死に家に来られることを拒んだ理由もわからない。

ユノがそうしたいのであれば、そうすればいい。

僕にあるのはそれだけだ。

「っていうか、トモダチってなんだよ!」

「…恋人って言ったほうがよかったですか?」

別にそう言ってもよかったんだが、言ってしまったら拗れるような気がした。

僕が少数派の人間だという自覚はある。

もしも事実を伝えても、ほとんどの人間は受け入れられないだろう。

特に、それが肉親であれば余計に。

「…」

渋面を浮かべ繋いでいないほうの手で乱暴に頭をかく。

きっと、ユノのほうがその辺は理解しているはずだ。

元々はノーマルな人間なんだから。

「それは、後回しでいい。それより、さっきの話の続きっ」

「…?」

「オレには、言えない?」

ユノは僕のことを知りたいという。

じゃあ、知ったところで何ができる?

所詮、人は独りで産まれ、独りで死んでいく。

いま同じ時間を共有して過ごしているけれども、同じ人間にはなれない。

よって、思考をすべて理解することはできない。

生まれた場所も、育ってきた環境も違うのだから。

それは事実であり真実。

答えを出すのは、その人でしかない。

「言っても意味がないでしょう?」

だから、僕はそう告げた。

過去、同じようなことを言ってきた人々全員にそう返してきた。

例にもれず。

「…っ」

するとみんな同じ反応をする。

怒りと悲しみを要り交ぜたようなその表情。

「なんだよ、それ…っ」

「…」

「オレのことバカにしてんの…?」

「馬鹿にしてるわけじゃありません」

あぁ、またこれで終わるのかな…。

漠然とそう思った。

どうにも僕は人に理解されにくい。

それはもう、過去の実績から間違いない。

「なんて言えばいいんですかね…」

「…言えよ」

いまにも泣き出しそうなほど、瞳が濡れていた。

瞬きひとつでこぼれそうだ。

「…」

でも、この思いを、思考回路をうまく説明できる言葉がない。

言葉を捜しながらぼんやりと空を見上げていると、不意に腕が解けた。

「もう、いい」

背を向ける。

遠ざかっていくぬくもり。

「…」

嫌だ、と思った。

無意識に手を伸ばして、腕を掴んで、引き寄せた。

「は、離せ…っ」

「…」

「チャ、チャンミンっ!、く、くるし…っ」

苦しいといわれたら、力を緩めるしかない。

少しだけ緩めて、でも腕の中に閉じ込めることはやめない。

おかしいな…。

以前までは同じようなことがあっても、あっさり見送ることができたのに。

ユノだけはそれができなかった。

女々しい人間になったもんだ。

「オレは怒ってんだぞ…?」

「…」

「わかってんのか?」

怒ってるといいながらも声は優しくて、いまさらだけど年上なんだって思い出した。

たぶん、言ったら一層怒るだろうな…。

頬引きつらせて、お前…って低い声で怒りに身体を震わせながら僕を睨みつけるんだ。

「チャンミン?聞いてんのか?」

「…」

ユノみたいになれたら、どんなに楽しいんだろう。

思ったことを口にして、楽しいときは笑って、怒りたいときは怒って、悲しいときは泣いて。

当たり前のことなのに僕にはそれができない。

いつからか、自分のことでさえ他人みたいに感じる時がある。

いまが、それ。

しばらくすれば落ち着くんだけど、ユノは放っておいてくれないんだろうな…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君ってば意外に根暗なご様子(笑)
普段明るい人ほど落ち込み度は半端ないですからね~(;^ω^)
ちょとBitterが濃すぎました?
いやいや、まだまだでしょ~(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

年末年始は忙しいですからね~(;^ω^)
お疲れ様ですm(__)m

BitterなBittersweetもまた新鮮でしょう?
何やらチャンミン君の様子が…(;^ω^)
ユノ様、この状況をどう乗り越えるのか…。
お楽しみに~( *´艸`)

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