雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Beside 34



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ゆりかごに揺られているようだった。

どこからか、優しく呼ぶ声が聞こえてくる。

もう少しだけここにいたい。

このまま、まどろんでいたい。

「ユノ」

甘い香りに誘われるミツバチのように、身を寄せる。

かすかに聞こえる笑い声すら心地いい。

「ユノ、そろそろ起きないと集合時間に遅れちゃいますよ?」

「ん~…」

「ユノ、起きて?」

囁くような声、まぶたの触れる柔らかな感触。

もう少しと思いながらも、ゆっくりとまぶたを開いた。

目の前にあるのは大好きな人。

自然と微笑み、両手を伸ばした。

「ちゃんみな…」

「甘えてくれるのは嬉しいんですけど…ホントに時間、ありませんよ?」

「ん…?」

まどろんだまま時計を見やると、間もなく8時になろうとしていた。

認識すると同時に覚醒する。

今日は出発の日。

9時集合だというのにまだ何も支度できていない。

飛び起きて、転がるようにベットを降りた。

「ユノ、目に毒なんで下着くらいはいてもらえますか?」

「あ…」

そういえば、昨日あのまんま寝てしまったんだった。

床に落ちていた下着を手にとって身にまとい、ちらっとベットで優雅に足を組んでこちらを見てるチャンミンを見つめた。

脱がせたんだからちゃんとはかせろ。

照れ隠しにそう言おうかと思ったけど、言ってしまったらホントにチャンミンは実行しそうで怖い。

出かかった言葉を寸でのところで飲み込んだ。

「ほら、ユノ。急いで?」

そうだった。

とりあえずは身支度を整えなければ。

歯を磨いて、顔を洗って、ヒゲをそって。

洗面所へ駆け込んだとき同様、慌てて服の置いてある部屋へと飛び込んだ。

「はい、服」

「ん、ありがと」

服を買ってくれたあの日から、チャンミンはホントに毎日オレの着る服を選んでいる。

まるで専属のコーディネーターみたいに。

寝巻き代わりのTシャツを脱ぎ捨てて、差し出されたそれを身にまとう。

「着替えはトランクのなかにとりあえず3日分、1日ずつ袋詰めしてありますからそれを着てくださいね?」

「…」

そうだった。

昨日のアレで一旦はうやむやにしたけど、今日からしばらく逢えない。

また心が沈んでいく。

果たして、耐えられるんだろうか…。

シャツを羽織り、じっとチャンミンを見つめた。

視線に気づいて振り返ったチャンミンがそっと微笑む。

「着いたら真っ先に逢いに行くから、待ってて?下手に独りで出歩かないように。もちろん、夜遊びも、浮気もダメですからね?」

「オレは子どもか?」

そのうち拾い喰いするなとか、知らない人についていったらダメだとか、そんなことまで言われそうだ。

これでも一応海外に言った経験は何度もある。

しかも、今日行く場所は世界でも屈指の安全と名高い国。

何かが起こる確率は万に一つもないだろう。

「心配なんだから仕方ないでしょう?」

「オレ、男なんだけど…」

「それでも心配なんですよ。僕は、ユノが」

やけに強調された最後の言葉。

斜め上を見上げて首をかしげ、もう一度チャンミンを見つめた。

「オレ、だけ…?」

「もちろんそうですけど?」

つい数秒前まで寂しさに押しつぶされそうだったのに、気づくともう笑ってた。

なんとなく近づいて、自然と開かれた腕の中に身を委ねる。

「なぁ、この服さ…丸見えじゃないか?」

首筋に浮かんだ鬱血した痕。

昨日、チャンミンにつけられたその所有たる証。

差し出された服は襟元がかなり広い、Vネックの白いシャツ。

「これなら変な虫もつかないでしょう?」

確信犯だった。

まぁ、オレがつけた痕も丸見えだけど。

指先でそれをなぞり、満足げに笑う。

どちらからともなく唇を寄せて重ね合わせ、また微笑んだ。

「行きましょうか?」

「ん」

寂しい気持ちはもちろんあるけれど、行かないわけにはいかない。

先に向こうへ届いているマシーンの最終調整をして、チャンミンが現地入りするまでに完璧にしておかなければならない。

最後に残っていた長袖のシャツを腰へと巻きつけられ、大きなトランクを手に車へと乗り込んだ。

集合場所へと向かう間、ずっと手は繋がれたまま。

「すぐに行くから、いい子で待ってて?」

「お前、絶対オレのこと馬鹿にしてるだろ?」

年上に向かっていい子で待っててなんて、それ以外の何物でもない。

責めるように白い目で見れば、楽しげに声を立てて笑う。

やっぱりだ。

「ユノ」

「なんだよ」

顔を上げると予想以上に近い場所にチャンミンの顔があった。

目を見開くのとほぼ同時に唇が重なり合う。

「…」

昨日とは違う、触れるだけの優しいキス。

「行ってらっしゃい」

「ん」

もう一度、今度はオレからキスをする。

誰に見られてたって構うもんか。

オレは、チャンミンが好きなんだ。

「待ってるからな?」

「はい」

このままではずるずると時間だけが過ぎていく。

振り切るように助手席の扉を開いた。

後部座席に詰め込んであったトランクを手に持ち、じっとオレを見つめるチャンミンに微笑んだ。

「行ってきます」

「気をつけて」

たった3日の辛抱だ。

寂しく思う必要なんてない。

すぐに逢える。

そう心に言い聞かせ、振り返ることなく駅へと続く階段を下りていった。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ようやく3日間離れ離れになる理由がわかりましたね~(´∀`*)ウフフ
まだ恋人でもないのにらぶらぶなふたり♡
ごちそうさま、ってなカンジです(笑)

さて、今度のレースはどうなるかな~( *´艸`)
お楽しみに~(≧▽≦)

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Re: 萌♡

K◇O 様

いつもどっちかが可愛くなっちゃうんで、たまには…と(笑)
持ちつ持てれつ、対等なカンジ♡
早く復活しないかな~(´∀`*)ウフフ

ユノ様のツナギ…似合うと思いません??

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Re: 💕

ペ◇マミー 様

まだ恋人じゃないはずなのに、すっかり恋人(笑)
溺愛すぎというか、独占欲強過ぎというか(´∀`*)ウフフ
でも、まだ恋人じゃありませんのであしからずwww

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

全部知ってるけど、教えてあげたいけど、お楽しみはとっておかないと!
だから、コメ返も結構大変なんですよぉ(笑)
ベットに優雅に座るチャンミン君…絵になるわ~(´∀`*)ウフフ
しかも、独占欲丸出しwww
まだ恋人じゃないんですけどね~( *´艸`)
このふたり、3日間耐えられるのか??

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

くどいようですが…まだ恋人じゃありません(笑)
こんだけ独占欲丸出しで、らぶらぶなのに…ね~(´∀`*)ウフフ
コーディネートにも余念がありません!
キスマーク丸出し~( *´艸`)

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