雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (36)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
15位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Double Trouble 15


Double Trouble 15



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



むしゃくしゃしていた。

午後からずっとイライラしっぱなし。

チャンミンを道具みたいに、私物みたいに扱う腐った連中に腹が立って。

なんでオレはこんなに腹が立っているんだろうっていうくらい。

正体不明で、謎が多くて、でも美人で。

出会ってまだ3日目だというのに、急激に惹かれていた。

特に、チャンミンに触れてしまってから。

組み敷いたときの表情を、声を思い出すだけで身体が疼く。

心が渇望する。

なぜかなんてわからない。

惹かれた理由すら知らない。

でも、わかっているのは無性にチャンミンを求めているということだけ。

昨日と同様定時に社屋を出て、シウォンの呼び止める声が聞こえたけれど聞こえぬフリで立ち去った。

寄り道することなくチャンミンの邸へと帰り、引き寄せられるように庭へと向かっていた。

そこに、チャンミンがいるような気がして。

なだらかな丘を登り、夜空に咲き乱れる桜の袂、やはりチャンミンはそこにいた。

この寒い中、薄手の白いコートを纏って佇んでいた。

まるで、1枚の絵画のようだ。

迷うことなく歩み寄って、抱きしめた。

腕の中に閉じ込めて、抱えてきた思いを吐露すれば、少しだけ心が和らいだ。

いや、違う。

相殺されたんだ。

怒りと、チャンミンを欲する想いが。

チャンミン以外、どうでもいい。

ぽんっと音を立てて浮かんだその想い。

疑問がないわけじゃない。

でも、それでいいんだと妙に納得してしまった。

チャンミンさえいてくれるなら、ほかの事なんて道端に落ちている石と同じだから。

しばし桜の袂で言葉を交わし、邸へと戻った。

テーブルの上には豪華な料理がいくつも並べられていた。

しかも、またもやできたて同様に湯気を立たせ、いい香りが鼻を掠めていく。

「これ、どうやってんだ…?作りたて、じゃないよな?」

朝も不思議に思った。

まるで、起きる時間を見越したようにできあがっている料理。

物理的にどう考えても無理だ。

「桜だよ」

「は…?」

「あの桜が普通の桜じゃないことはさすがにわかってるよね?」

「そりゃぁ、なぁ…」

この真冬に咲き乱れている桜。

どう考えたって普通じゃありえない。

しかも、あんなにも花びらを撒き散らしているのに、すべて落ちて、葉桜になる兆しもないんだから。

「あの桜は時空を操る力を持っているんだ」

桜に憑りつかれている。

ふと、シウォンに聞いた言葉を思い出した。

「そして僕はあの桜の契約者。契約者であるうちはあの桜の力を自由に使うことができる。こうやって、特定のものだけ時間を戻したり、昨日みたいに空間を越えてみたり」

「便利だな…」

純粋に、なんの疑問もなくそう呟いた。

チャンミンはといえば、大きな目をさらに大きく見開き、きょとんとした表情。

数秒の間を置いて、小さく笑った。

「そんなことを言う人間は初めてだ」

「そうなのか?」

「大概の人は気持ち悪いとか言うよ。理屈で説明できない事象だからね」

そういうものか…。

でも、世の中理屈で説明できないことなんて山ほどある。

オレがつい先日まで悩まされていた悪夢のように。

性別を自由に入れ替えるチャンミンのように。

「チャンミンは?」

「うん?」

「人間じゃないなら、なんなんだ?」

一番知りたいこと。

また、はぐらかされるだろうか。

でも、約束してくれた。

名前に誓って、誠心誠意答えると。

確かめる意味もあって、後回しになってしまっていたその疑問をぶつけた。

「ヴァンパイア」

「…」

予想だにしていなかった答えが返ってきた。

事実、なのか…?

にわかには信じがたい。

でも、オレに注がれる視線は真っ直ぐで、その瞳は一点の曇りもない。

その声さえも。

「この食事って、意味あるのか…?」

仮に信じたとしよう。

すると、疑問になってくるのは目の前にあるこの食事だ。

オレの認識が正しければ、いや、俗説が正しければ、ヴァンパイアは人間の血を糧とする生き物のはず。

でも、吸血されたことはないし、チャンミンに限って言えば人間と変わらない食事をしている。

「趣味だよ」

「は…?」

「嗜好、とも言えるかな?」

言葉単独の意味はわかるが、チャンミンの指し示しているところは不明。

それは、オレが普通の人間だからか…?

「意味はないけど」

意味、ないんだ。

なのにわざわざ作って食べてるんだ…。

しかも、こんな手の込んだ料理を。

「ヒマなんだよ。一応、ここから出られないってことになってるし」

それならばなんとなく納得できる。

広いとはいえ、自由にできるのは一応この屋敷内のみ。

どこかへ買い物へというわけにもいかないし、遊びにふらふらと出かけるわけにもいかない。

筋は通る。

「納得してくれた?」

「した。でも…ホントにヴァンパイア、なのか…?」

疑うわけではないけれど、確かめずにはいられない。

「証拠が必要?」

「あ~…ちょっと、見たいかも」

「じゃあ…ユノの血、くれる?」

当然といえば当然の流れなんだけど、反射的に首筋を手で覆い隠した。

「別に死ぬほど飲んだりはしないし、伝説みたいに噛まれた人全員がヴァンパイアになるわけじゃないよ」

「そうなのか…?」

てっきり、そうなるものだと思ってしまった。

なら、少しくらいいいか…なんて、馬鹿なことを思ってしまう。

怖いどころか、少し興味を覚えてしまったオレはどこかおかしいんだろうか。

「冗談だよ。ユノの血なんか飲んだら我慢できなくなりそうだし」

目を伏せて微笑む姿が悲しく思えた。

傷つけてしまったんじゃないかと。

知りたいって言ったくせに、酷く無責任な態度だ。

視線をそらし、そのままイスを引いて座ろうとしていたチャンミンの手を反射的に引き寄せた。

「ユノ?」

「いいよ」

「は?」

「オレの血やるから、見せて?」

信じられないといわんばかりのぽかんとした表情。

続いて、ため息をこぼされた。

呆れたみたいに。

「本気で言ってるの?」

「本気。別に死ぬわけじゃないんだろ?献血みたいなもんじゃん」

「全然違うと思うんだけど…」

確かにその通りだ。

でも、曲げたくない。

チャンミンを知りたいと思う気持ちに嘘偽りはないから。

何より、誠心誠意オレの質問に対して答えてくれると言ったチャンミンの気持ちを無碍にしたくない。

その想いに応えたい。

オレの覚悟を伝えたくて、戸惑うその瞳を真っ直ぐに見つめ返した。



つづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ようやくチャンミン君の謎がひとつだけ解明?
まだその他は謎のまま~(´∀`*)ウフフ
ユノ様ももちろんわかってません(笑)

普段のチャンミン君の食事?
どうしてるんでしょうね~( *´艸`)
教えてあげな~いwww

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

チャンミン君の正体はヴァンパイアでした~(≧▽≦)
予想外でした??
細かい説明は省いちゃったんですけど、一応千年咲き続けてる桜さんです。
すっかりチャンミン君の相棒~♪
ユノ様の首筋に生まれた痣も気になりますね~…"(-""-)"
ホント、謎だらけ(笑)

コメント

Re: タイトルなし

か◇みん 様

意外?
予想外??
だとしたら葉月はウハウハです(笑)
昼夜逆転&不老はまさにヴァンパイアの象徴でしょ~♪
本来の”食事”もどうしてるのか気になりますよね~( *´艸`)

葉月も桜が大好きです(≧▽≦)
一眼レフを買ってからは毎年桜の写真を撮りに行ってるくらい(´∀`*)ウフフ
時間を自由に操れるってイイですよね~!
葉月もその能力が欲しい!
ユノ様がいきなりチャンミン君に夢中になっちゃった理由も気になるところ。
まだまだ謎がいっぱいだ~(;^ω^)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.